2022年6月19日日曜日

ペリシテの巨人

 

ゴライアスオオツノハナムグリ
Goliathus goliathus  f. apicalis

    鞘翅目コガネムシ科オオツノハナムグリ属。中央アフリカ原産。


   ▲アフリカのカメルーンでゴライアスオオツノハナムグリを捕まえた。






   ▲というのは嘘で、これはバンダイから発売されたフィギュア。ガシャポン「いきもの大図鑑」シリーズ「かぶとむし03」のラインナップのひとつ。





   ▲生きたゴライアスオオツノハナムグリの輸入は現在禁止されているが、規制前に輸入された生体の子孫がペットショップやネットで販売されているので、わざわざ原産地まで行かなくても本物を入手するのは可能だ。






   ▲でもこのフィギュアの原型は本物の標本を3Dスキャンして作成しているので、本物の形態を忠実に再現出来ている。









▲本物をこんな風に持つと、刃物のようになった前胸背板と上翅の間に指を挟まれて怪我をする事になるが、フィギュアだからその心配もない。





▲下翅のパーツを取り付ければ飛行姿勢も再現出来る。ハナムグリの仲間は上翅を開かずに下翅を広げて飛べるようになっている。この方が空気抵抗が少なく高速で飛行出来るわけで、甲虫の中ではかなり進化した系統だと言える。






▲「かぶとむし03」の商品ラインナップは全6種。

01.ゴライアスオオツノハナムグリ
02.ネプチューンオオカブト
03.グラントシロカブト(ホワイト)
04.グラントシロカブト(ブラック)
05.ヒメカブト(赤褐色)
06.ヒメカブト(ブラック)

    種類によってディスプレイベースや下翅のパーツが付いていない商品もあるが、最初からの仕様であって不良品とかではない。ディスプレイベースや下翅パーツは、もっとクオリティの高い製品が別売される予定もあるらしい。
  
    ゴライアスオオツノハナムグリは厳密にはカブトムシではないが、今回バンダイさんはかぶとむしの仲間として商品化してくれた。それならゴライアスのカラバリとか、ヤンバルテナガとか、もっと色々発売してもらえたら嬉しい。あ、あと糞虫のフィギュアなんか面白いかも。糞玉形のカプセルからダイコクコガネやスカラベが出てきたら結構受けるかも知れない。いや、よく分からんけど。






0 件のコメント: