2022年4月30日土曜日

夏の雲


 

アオキ
「夏の雲」
Aucuba japonica
  ‘Natsu no Kumo’


   ▲今年1月に福島県只見町の「富士園芸」さんから取り寄せたアオキの選抜品種「夏の雲」に花が咲き、新芽が延び始めた。「夏の雲」は岐阜県八百津町の丸山ダム付近の山林で発見された品種で、新葉が真っ白になる。岐阜県には基本種のアオキと変種のヒメアオキの両方が自生しているが、この品種がどちらに当たるのかは不明。







アオキ
「蛍斑白実」
Aucuba japonica  f. leucocarpa  
‘Variegata’


▲今年1月に岐阜県中津川市の「ガーデン・チコリ 彩の里」さんから取り寄せたシロミノアオキの斑入り品種「ホタル斑白実」(正確な品種名は不明)にも花が咲いた。白みがかった緑色の花で、紫の色素が欠如している。同じような緑の花で赤い実が生る株も知られていて、そちらはアオバナアオキ(A.j.f.viridiflora)と呼ばれている。また、アオキは雌雄異株で雄株には実が生らないので、雄花が緑色であっても外見からはシロミノアオキなのかアオバナアオキなのか分からない。








 ▲今日で4月も終わりだというのに、今朝起きたら雪が積もっていた。もうノーマルタイヤに履き替えているんだから勘弁して欲しい。












2022年4月29日金曜日

東北の蝦夷蒲公英

 

エゾタンポポ
Taraxacum venustum

キク科タンポポ属の宿根草。



   ▲アスファルトのすきまに根を張って逞しく生きているエゾタンポポ。今年は降り積もるソメイヨシノの花びらの中で咲いていた。






2022年4月28日木曜日

黒丸花蜂

 

クロマルハナバチ
Bombus ignitus

膜翅目ミツバチ科マルハナバチ属。



   ▲二階の嵌め殺しの窓の所にいたクロマルハナバチ。クマバチ位の大きさがあるので、おそらく女王だろう。


























2022年4月27日水曜日

繍眼児

 


メジロ
Zosterops japonicus japonicus

スズメ目メジロ科メジロ属。



▲今朝、自宅玄関前で死んでいたメジロ。ゴミの収集場所に空きビンを持って行った帰りに見つけた。家を出る時はいなかったと思う。おそらく硝子戸にぶつかったのだろう。まだ死後硬直も起こってなかったので、もしかしたら気絶しているだけかもと思っていたが、結局息を吹き返す事はなかった。






2022年4月26日火曜日

石楠花の芽鱗

 

ツクシシャクナゲ
Rhododendron japonoheptamerum
 var. japonoheptamerum

ツツジ科ツツジ属の常緑灌木。



   ▲2018年の4月に近所のコメリで買ったシャクナゲの原種が今年も開花した。この1株に30個以上の花序が付いていて、全部咲いたらさぞかし壮観だろう。










  ▲ツクシシャクナゲの花芽を覆っている芽鱗の表面はべたべたしていて、時々色んな虫がくっついて死んでいたりする。このべたべたの役割は、寒さから花芽を守る為とか、害虫を捕らえる為とか、様々な説があるが、まだはっきりとは分かっていない。






2022年4月25日月曜日

珊瑚樹のダニ室

 

サンゴジュ
Viburnum odoratissimum var. awabuki

レンプクソウ科ガマズミ属の常緑喬木。



   ▲昨年12月に三重県桑名市の「花ひろばオンライン」さんから取り寄せた斑入りのサンゴジュ。春になって新葉が展開してきた。葉緑素の無い部分が多くて、これで本当に育つのかちょっと心配だが、艶のある斑入りの葉は頗る美しい。





  ▲葉の表面をよく見ると葉脈の分かれ目に小さな膨らみがある。これは「ダニ室」と呼ばれている器官で、裏側に出入口があって、内部にダニが棲んでいると云われているが、その役割については諸説あって、実はまだよく分かってないらしい。





2022年4月24日日曜日

野生の雪椿

 

ユキツバキ
Camellia rusticana

ツバキ科ツバキ属の常緑灌木。



▲家の周辺に自生しているユキツバキの花が咲き始めた。






   ▲ユキツバキは大昔から栽培されているので、元からこの辺りに生えていたのか、それとも人が庭に植えた株から種子で勝手に増えたものなのかは区別が難しい。明らかに人家の周辺に多いのは確かで、DNAの解析でもしない限り本当の事は分からないのではないだろうか。










2022年4月23日土曜日

羽黒山の剪定鋏

  


羽黒山
A型剪定鋏 230mm



    ▲メルカリshopsで羽黒山の剪定鋏を購入した。出品者様は先日の富士鹿の剪定鋏と同じ兵庫県の方。






   ▲鏡面仕上げされた切刃の平に打たれた「登録 羽黒山」の刻印。「羽黒山」は山形市宮町の「株式会社はとや」の商標。






▲刃を開いた状態。







▲裏側。







▲受刃には「特製」の刻印。









▲刃は真鍮で鑞付けされている。





▲柄の内側は肉抜きされていない。







    ▲この形状の鋏は飛庄と村久で確認しているが、村久は留め金のバネをマイナスねじで固定しているので、リベットで固定しているこの鋏の製造元は、現時点では飛庄の可能性が高いと思われる。


   飛庄と言えば、今年(2022年)の2月3日に三代目の飛塚靖仁氏が67歳の若さで亡くなられている。研究熱心で新製品の開発も積極的にされており、技術知識共に山形の鋏鍛冶の中でも最高の次元に達した方だったと思う。一番脂の乗りきった時期で、これからまだまだ後進の育成をしてもらえるはずだっただけに、非常に残念でならない。三代目の逝去に伴って、四代目の大貴氏が後を継ぎ、3月1日から社名も「飛塚製鋏所」から「株式会社 飛庄」に改められた。優れた職人であった先代を失った飛庄が今後どうなって行くのか、長い目で見守っていきたいと思う。








2022年4月22日金曜日

黄花之甘菜

 

キバナノアマナ
Gagea lutea

ユリ科キバナノアマナ属の多年草。



  ▲家の周辺でキバナノアマナが沢山咲いていた。黒い小さな甲虫はケシキスイの仲間か?






   ▲我が家のソメイヨシノも満開に。まだ雪が残ってるのに。













▲鉢植えのアザレア「ロザリー」も満開。

   もう気温が氷点下になる事も無いはずなので、そろそろサボテンや多肉植物を外に出してやらないと。






2022年4月21日木曜日

青木の雌花

 


アオキ
「星月夜」
Aucuba japonica var. japonica
Hoshitsukiyo

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。


▲今年の2月に新潟市の「ぐりーんべりぃ」さんから届いたアオキの園芸品種。雌株なので雌花が咲いた。花弁は4枚、雌蕊ひとつ、雄蕊は無い。







ヒメアオキ
「越路錦」
Aucuba japonica var. borealis
Koshijinishiki

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。


▲今年の2月に岐阜県中津川市の「ガーデンチコリ彩乃里」さんから届いたヒメアオキの選抜品種。これも雌株なので雌花が咲いた。

    アオキとヒメアオキを花で見分ける方法はあるのだろうか。どちらも人工授粉で実が生ってくれたら嬉しいが、果たして上手く行くかどうか。








2022年4月20日水曜日

姫青木

 


ヒメアオキ
Aucuba japonica var. borealis

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。アオキの変種で日本海側の多雪地帯に適応した型。雌雄異株。



  ▲記憶を辿って、家から10km程離れた場所にあるヒメアオキの自生地まで行ってきた。目的は観察と採集。






   ▲既に赤い実は見られなかったが、落ち葉の下に埋もれて青い実が残っていた。







▲アオキの 虫癭果(ちゅうえいか) 。「アオキミフクレフシ」と云う。「アオキミタマバエ」(Asphondylia aucubae)が寄生して出来る。
   葉の表面の黒い斑点は、「アオキ星形すす病菌」(Asterina aucubae)が原因。
   蠅やら菌やら色んなものに寄生されてアオキも大変。









ハイイヌガヤ
Cephalotaxus harringtonia var. nana

イヌガヤ科イヌガヤ属の常緑灌木。イヌガヤの変種。雌雄異株。



   ▲近くにはハイイヌガヤも沢山生えていた。これも日本海側多雪地帯に適応した植物。まるで小型のジュラシックツリーのような趣。






▲ハイイヌガヤの雄花の蕾。





▲周辺で拾ったハイイヌガヤの実。同じ裸子植物のイチョウやソテツの実を小さくしたような形状をしている。もう干からびていて発芽しないかも知れないが、ヒメアオキの枝と一緒に持ち帰ってみた。






2022年4月19日火曜日

駿河弁天

 

アオキ
「駿河弁天」
Aucuba japonica var. japonica ‘Suruga-Benten’

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。



   ▲今年の1月に福島県只見町の「富士園芸」さんから取り寄せたアオキの園芸品種。亀甲型の葉に美しい黄色の掃込斑が入る品種。来歴は不詳だが、江戸時代の文献に似たような品種があるという。雄株なので結実はしないものの、雌株に実を付ける為の花粉親になる。







   ▲駿河弁天の花。雄株なので雄花が咲く。花弁も雄蕊も4つで雌蕊はない。雌株の花はまだ咲いてないので授粉作業はしてないが、多分もうすぐ咲いてくれると思う。







2022年4月18日月曜日

染井吉野

 


ソメイヨシノ
Prunus(Cerasus×yedoensis ‘Somei-yoshino’

   バラ科スモモ属(サクラ属)の落葉喬木。江戸時代に日本で生まれた園芸品種で、母親がエドヒガン、父親がオオシマザクラとヤマザクラの雑種だという説が有力。



▲我が家のソメイヨシノがやっと咲き始めた。今年はウソが大群でやって来て膨らみ始める前の花芽を食い荒らしていったが、思った程の被害は無かったようだ。










2022年4月17日日曜日

五光のA型

 


五光
A型剪定鋏 180mm



   ▲最近、ヤフオクで入手した「五光」のA型剪定鋏。出品者様は丸三郎の芽切鋏と同じ「仁助屋」さん。「五光」は山形市宮町にあった「横倉鋏製造所」の商標。五光のA型を見るのはこれが初めて。





▲裏から見たところ。





    ▲刃を開いたところ。開脚は控えめでおしとやか。






   ▲鏡面仕上げされた切刃の平には「商標 五光」の刻印、左のホッペタに「A」、右のホッペタに「責任付」の刻印がある。











▲よく見ると鑞付けである事が分かる。今は飛庄くらいしか鑞付けを作っていないが、昔は意外と多くのメーカーで作っていたようだ。






▲柄の内側のモールド。軽量化の為に肉抜きされているものの、他のメーカーより分厚く作られている。このA型剪定鋏も自社生産だと思われる。