2019年3月31日日曜日

米沢型の鉈 その2


  何年か前に父親から2本の古い米沢型の鉈を貰った。そのうちの1本を先日クリーニングしてみたが、残るもう1本も手入れする事にした。
   前回と同じように錆を落とした後、表面に酸化処理をし、油を塗って刃を研いでみた。


Before




After

   今回のは刃の長さが6寸5分位で前回の物より少し長めだが、幅が細くて重さも幾分軽く出来ている。

   柄は傷んでいたので新しいのに交換してみた。




2本を並べてみる。
左が前回クリーニングした鉈。
右が今回の物。


   こうして見ると、やっぱり米沢型の鉈は美しい。もっと欲しいのだが、中々オークションなどには出て来ない。

   多分この辺りの過疎地の廃屋には沢山眠ってるんじゃないかと思うのだが。

2019年3月30日土曜日

もりわじんさんの本


ワガジン
第1号
春フタタビ
2012年4月発行 



ワガジン
第2号
神仏猫百覧会
 2013年2月発行




ワガジン
第3号
おみくじ猫百覧会
2014年4月発行



   先日我が家にやって来た招き猫がえらく気に入ってしまい、もっともりわじんさんの作品の事を知りたくなって、彼のアートマガジンを3冊取り寄せた。

   自分がもりわじんさんの作品を初めて直に見たのは、2010年に山形県村山市の最上徳内記念館で開かれた個展の時だと思うのだが、記憶が定かでないので、もしかしたら間違っているかも知れない。オートバイで行ったが場所が分からず、道の駅まで行って地図で場所を確認してやっと辿り着いたのを覚えている。その後も何度か同館で個展があったのは知っていたが、仕事が忙しくて見にいく暇がなかった。

   たとえ写真でも、こうやって自宅でゆっくり彼の作品を見る事が出来るのは幸せだと思う。

2019年3月29日金曜日

金色の魚


  3年前から毎年1匹ずつホームセンタームサシで錦鯉を買ってくるのが恒例になっている。30cm位の鯉をビニール袋に入れて貰って車の助手席に乗せて帰る。もちろんシートベルトをしっかりと締めて。
   4匹目の今年は黄色い鯉を連れて帰った。錦鯉については詳しくないが、おそらく「山吹黄金」とかいう品種だと思う。
  魚の鼻の穴は4つあるって知ってた?
   それから鯉には髭が2本生えてるって事も。

2019年3月28日木曜日

米沢型の鉈


Before



After


   以前に紹介した米沢型の鉈2本の内の1本を手入れしてみた。刃の長さ6寸の付け鋼の鉈で、父親が使っていた物。本人にどこで買ったのか訊いたが覚えていないと言った。当然どこで作られた物かも分からない。

  あともう1本あるので、それもその内きれいにしてやるつもりだ。


2019年3月27日水曜日

新型ファルケ


Maschinen  Krieger
FALKE  Model  I  Otsu
Antigravity Armored Rider Pkf.85
      マシーネンクリーガーに登場する反重力装甲戦闘機「ファルケ I型乙」が届いた。ハセガワ製1/20スケールのキットである。パッケージのイラストは原作者の横山宏先生。
  しかし「乙」って英語で「Otsu」なの?


  マシーネンクリーガーは、当初「S.F.3.D  オリジナル」というタイトルで1982年に「ホビージャパン」誌上で発表され、当時の模型ファンの間で注目を浴びた。今は無き「日東科学」からプラモデルも発売されてヒット商品となる。
   1984年からは、名称をマシーネンクリーガーに変更して「モデルグラフィックス」誌上に連載。「ハセガワ」や「ウェーブ」等のメーカーから新たにプラモデルが発売され、2010年からは「Ma.K. in S.F.3.D」として再びホビージャパンで連載が始まり、それが現在も続いている。



   今回の成形色は銀色。これなら下地を塗る手間が省け
    ……ないと思う。黒ならまだしも銀だと塗り残しとかあったら目立ってしまう。



   色見本のカードもちゃんと付いている。これは表側。



そして裏側。
   これを見ても前回の「グリフォン」との違いがよく分からない。もしかしたらコクピットの蓋のセンサー部分だけ?

   今回は箱の下面に色見本が印刷されてないので新作カラーパターンは4種類だけ。



そして新作デカール。
   毎度お馴染み「ボマーキャット」も入っているのが嬉しい。これの実物大ステッカーが欲しい。もしあったらバイクに貼ってみたい。
   でも自分で作る時はとりあえずパッケージのイラストを再現したい。シャークトゥースが可愛いし。


   てゆーかその前に最初のファルケが組み立て途中のまま放置されているのでまずそれを何とかしないと。

2019年3月26日火曜日

猛獣


   昨夜のこと、何か廊下でドタバタやってるなと思ったら、黒猫「ケムシ」が鼠で遊んでいた。


 どうやらハタネズミのよう。
   この猫、むちゃくちゃ狩りが上手い。


   しばらく遊んで落ち着いた頃、黒猫同士でご対面。


   しきりに匂いを嗅ぐケムシ。前の持ち主の匂いが気になるみたい。
   自分も嗅いでみたら線香みたいな匂いだった。



   朝になって鼠の亡骸を探したが見つからず。多分ペロリと食べてしまったのだろう。

2019年3月25日月曜日

黒猫


   黒猫印の車に乗って、我が家に遊びに来た黒い招き猫。「もりわじん」さんの作品。しばらく逗留するそうだ。


   ヤフオクで見つけた時は少々高いかなと思ったが、手びねりの一点物だし、もりわじんさんの作品で黒猫はちょっと珍しいし、こんな出会いは二度と無いだろうと考えて、即決価格で購入した。

   やって来た黒猫をよく見ると、一本一本の毛まで表現されていて非常に手がこんでいる。お迎えして良かった。

   我が家の黒猫「ケムシ」とも仲良くしてくれるといいんだけど。

2019年3月23日土曜日

鍛冶職人の本


日本鍛冶紀行
鉄の匠を訪ね歩く

文・かくまつとむ
写真・大橋弘


2007年、ワールドフォトプレス発行


   表紙に「全都道府県の鍛冶職人をめぐった集大成。」と書いているが、ちゃんと記事として掲載されているのはその内の一部にすぎない。
けれども現代の鍛冶屋さんの生の声を聞いて作った本は他に少なく、とても貴重な記録である。

  この10年程の間にも後継者不足や受注の減少で廃業・倒産した鍛冶屋がいくつもあると聞いている。これからの時代にこんな本を書くのは不可能に近いだろう。

2019年3月21日木曜日

黒いボトルキャップ


セイコー5スポーツ
SRPC65K1


SEIKO5SPORTS 
SRPC65K1

   昨日の「ゴールドサムライ」について調べている時に目にとまったこの時計。セイコー5だけに楽天やY!ショッピングでは2万円台から売っていて、もっと安い所はないかと思って探してみると、なんとアマゾンで消費税と送料込みで2万円を切る店を発見、即買いした。でも、もっとよく調べてみるとヤフオクで4千円台で落札したラッキーな人もいるらしい。

    SRPC65は、その形状から海外では「BottleCap」(ビンの蓋)とよばれている。キャリバーは「タートル」等と同じ24石の4R36だが、こちらは裏蓋がシースルーになっているせいか100mm防水である。

      何といってもこの独特のケースの形が面白いし、針の形も良い。

   でも、これであとしばらくは時計は買わないつもりだ。

   よっぽど面白そうな新製品が発売されない限りは。

2019年3月20日水曜日

金色の侍


セイコー
プロスペックス
SRPB55


SEIKO
PROSPEX
SRPB55


   時計はしばらく買わないつもりだったが、楽天を見ていたら極端に安くなってるのを見つけて思わずカートに入れてしまった。
   どうやら店頭で展示していたいわゆる新古品らしく、届いた商品にはオリジナルの箱がついてなかったが、自分は別に箱をコレクションしているわけではないので一向に構わない。
    発売が2017年の6月なので、それから少し月日が経っている事も安くなった理由のひとつかも知れない。

   セイコーのダイバーズウォッチによくあるねじ込み式の竜頭で200m防水。キャリバーは「4R35」なので曜日の表示が無い。ベルトが金属製ではなくウレタン製なのがちょっと残念。

「SRPB55」は、海外で「SAMURAI」と呼ばれる系統のカラーバリエーションのひとつ。ケースや文字盤は黒色だが、インデックスや針、回転ベゼル等に金色が入っているので、「ゴールドサムライ」という名前がついているらしい。
   自分にはこの黒と金の組み合わせが伊達政宗っぽく見える。
   なお、「SAMURAI」の名付け親は大分市中央町で時計店を営む樋口勝久氏だと言われている。
   モンスターやツナ缶に比べて一見平凡でシンプルなデザインだが、そこがかえって侍の美意識に通じるのかも知れない。

   今回初めてサムライを購入したが、写真で見るよりも実物の方がずっとかっこよく感じる。やっぱりこういう物は実際に手にとってみないと分からない事が多いと思う。


2019年3月19日火曜日

ミニ剪定鋏


飛庄  ミニ松葉鋏 (両刃) 

飛庄の小さな剪定鋏を買った。
長さ約160mmの皮止めの鋏である。


   刃先はあまり大きく開かないようになっている。太い枝を切る鋏ではないのでこれでいいのだ。


  ほっぺたの部分には「登録 飛庄」の刻印が入っているが、よく見ると録の字がはみ出してしまっている。


後ろ姿はこんな感じである。
脚が細くてすらりとしている。



  手に持ってみると、その小ささが分かる。


   握ってみるとバネが少し強すぎるように感じる。使う時はもっと弱いバネに交換しても良いだろうし、あるいはバネを外して使う手もあるだろう。



    同じ飛庄の剪定鋏SR-2型(180mm)と並べてみた。
    ミニ松葉鋏の華奢さが分かるだろう。


    次に飛庄の片手刈込鋏(両刃)と並べてみた。
   全体の大きさはこんなに違うのに、ボルトの大きさが同じなのが面白い。


   以前は大きい鋏が好きだったが、最近は小さなかわいい鋏にも魅力を感じるようになってきた。小品盆栽や草花の剪定にはこんな鋏がぴったりだと思う。


   ちなみに、「飛庄」は山形県山形市桧町の「飛塚製鋏所」の商標であり、初代の飛塚庄次郎氏の名前にちなんでいるという。庄次郎氏は山形市円応寺町の野村屋製鋏所の初代、衡田久作氏に師事している。





2019年3月18日月曜日

マンサクの花


マルバマンサク


Hamamelis japonica var. obtusata  

  マンサク科マンサク属の落葉小高木。


   母が生前に庭に植えたマンサクの木が今年も花を咲かせた。

    去年も丁度同じ3月18日の彼岸の入りに開花して自分のブログにアップしている。

2019年3月17日日曜日

刃物関連本


「打刃物職人」


写真・三原久明

文・服部夏生

2004年5月5日発行






「はたらく刃物」


写真・大橋弘

文・かくまつとむ

2012年3月25日発行








「刃物大全」


   写真・秋山実、圷正史、大橋弘、関根秀樹、堤長則、三原久明、宮坂政邦、山崎義郎、和田悟、他

   文・圷正史、かくまつとむ、菊池仁志、関根秀樹、土田昇、山崎義郎、他

2013年1月25日発行


      発行所・株式会社ワールドフォトプレス (3冊とも)




   楽天のポイントが貯まったので、刃物に関する本を3冊買った。

  1冊目の「打刃物職人」は、刃物の作り手、鍛冶に焦点を当てた本。

   それに対して2冊目の「はたらく刃物」は、刃物を仕事で使う人に注目した本。

   そして3冊目の「刃物大全」は、刃物全般について様々な角度から見つめている。

   3冊とも大判の美しい写真と、職人や刃物の歴史についての興味深い逸話が豊富に載っている。
   本で取材されている職人の中には既に亡くなっている人もいるので、今となっては貴重な証言記録となっている記事もある。
   とにかく刃物好きにとっては、どれもすばらしい本だと思う。



   でも、何故かどの本にも剪定鋏の事が全然載ってなかった。

   きっとそのうち誰か「はさみ大全」とかいう本を出してくれるんだろう。

蓮華躑躅


レンゲツツジ


Rhododendron  japonicum

   ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の落葉低木。


鉢植えのレンゲツツジが満開に。

昨夜もちょっと雪が降ったようだ。

2019年3月12日火曜日

バッテリー充電


   オートバイに乗ろうと思ったらバッテリーがあがっていた。充電してやらないと。

   BMWのR1100RSのバッテリーを取り出すにはカウルとエアインテークノズルを外さないといけない。ちょっと面倒だけど仕方がない。



充電にはこれを使った。
大橋産業株式会社の12Vバッテリー専用自動充電器「かんたん充電!」



家庭用電源から充電できる。
   一家に一台あれば結構手軽で便利だったりする。

   除雪機のバッテリーがあがった時も活躍してくれた。自動車のバッテリーなら車から外さなくても充電出来る。延長コードが必要だけど。


   これでいつでもバイクに乗れる、と思って天気予報をみたら明日から雪。最近こんな事ばっかり。



謎の剪定鋏 その2


   我が家にあったもう1つの古い剪定鋏。全体にサビだらけで刃の部分はかなり砥ぎ減りしている。きっと長年大切に使われてきた物だろう。もう使えそうにないけど、これもついでに綺麗にしてやろう。

Before




After

   サビが地金の結構深い所まで進んでいた。全部綺麗になるまで磨いていたら元の形が分からなくなるので途中で止めた。何事も程々が肝要。



   刻印がはっきり確認出来るようになった。
   平には「別打」「ドイツ」とあり、その下に鳥の絵、そして「寛次」とある。ほっぺたには「手造」という刻印も。

   色々調べてみたが、これも商標の持ち主や製造元を特定出来なかった。

   「ドイツ」というのは、別にドイツ製という意味ではなく、このタイプの剪定鋏の古い呼称「ドイツ鋏」から来ているものだろう。
「寛次」というのは、おそらく「阿武隈川寛次」(初代宗寛の息子で二代目阿武隈川)に因んでいるはずである。

   だとすると、この商標は現在の「阿武隈川」や「宗寛」の鋏と何か関係があるのかも知れないし、あるいは全然関係が無いのかも知れない。

   それから、最近ヤフオクで「蔵王寛次」の銘のある古い剪定鋏が出品されているが、もしかしたらそれとも関係があるかも知れないし、無いかも知れない。

結局確かな事は何も分からない。

   でもこの鋏、こんなに砥ぎ減りしているのに、試しに使ってみたら、ちゃんと切る事が出来た。まだまだ使えそうである。どこの誰がいつ頃作った鋏かは分からないが、銘品である事は間違いない。

2019年3月8日金曜日

朱橙色の花


レンゲツツジ


Rhododendron  japonicum

   
   去年の春に買ったレンゲツツジの鉢植え。

   冬の間、雪で潰されないように室内で管理していたら、今年も咲いてくれた。

   ツツジの仲間ではこれが一番好きかも。

   蕾が沢山あるのでしばらくは楽しめそう。

今朝は久しぶりの雪。

   うっすらと積もっていた屋根の雪も午後には消えていた。



2019年3月7日木曜日

またカメラ買いました


ニコン
クールピクス
A1000
Nikon
COOLPIX
A1000
  光学35倍ズーム搭載のコンパクトカメラ。
2019年の2月15日発売。




  同じ35倍ズームの従来型、A900との比較。
左がA1000、右がA900。
   全体に微妙に大きくなった。特に高さが5mm以上増している。重さも31g増えた。



上から見る。
上がA1000、下がA900。
厚みは0.6mmだけ増えている。



後ろから。
左がA1000、右がA900。
A1000になって電子ビューファインダーがつき、液晶モニターはタッチパネル式になった。
また、ピントや露出を固定する為のAE-L/AF-Lボタンがついた。

   日向で撮影する時、特に順光だと液晶モニターの画像が見えなくて困っていた。ファインダーが搭載された事は嬉しい。




下から。
上がA900、下がA1000。
三脚穴がちょっと左よりになった。



左から。
左がA1000、右がA900。
    写真だと分かりにくいが、A900では裏側にあったクイックバックズームボタンがレンズの左側に移動している。また、ズームレバーが追加された。



     チルト式画像モニターを上に向けて右から見る。
上がA1000、下がA900。
モニターの可動部の構造が変更されている。



モニターを下に向けた状態。
  A900の本体右側にはNFCアンテナがあったが、A1000ではNFCの機能そのものが省略された。



電源を入れて上から見る。
ズームレンズ自体には変更は無し。



光学35倍ズームを目一杯伸ばす。




   フラッシュをポップアップさせた状態。
左がA1000、右がA900。
   フラッシュの性能は同じだが、デザインが変更され、取り付け位置が真ん中よりになった。また、より前方に飛び出している。


   その他、外見から分からない変更点としては、有効画素数が2029万から1604万に減った事が大きい。センサーのフォーマットが小さいので、画質安定の為には歓迎すべき事だと思われる。
    また、連写速度が7コマ/秒から10コマ/秒に、ISO感度が3200から6400に向上している。




別売のリモコン、ML-L7。
  A900ではスマートフォンのアプリ「SnapBridge」でしか遠隔操作出来なかったのが、A1000はリモコンで操作出来るようになった。



     別売のHAKUBAの「デジタルカメラ液晶保護フィルムMark II」
 デジカメやスマホには保護フィルムは必需品。




   別売のレザーケース「CS-NH54A」
   A1000用の本革製カメラケース。
  レザーストラップつきだが、ケースに取り付ける事は出来ない。
ベトナム製。




   さて、新型が手に入ったから、旧型はどうしようか。
   どこかで売るか、だれかにくれてやるか…。

  とりあえず2台を撮り比べてみるのも面白そうだと思うけど、どうせ画質の微妙な違いなんか自分には分からないだろうな。