2022年7月31日日曜日

樹魔・伝説

 
ぶ~けコミックス
樹魔・伝説
水樹和佳

1980年12月20日  第1刷発行
株式会社 集英社


収録作品

「樹魔」
「ぶ~け」1979年12月号初出

「伝説」(樹魔の続篇)
「ぶ~け」1980年5月号~6月号初出


  時代は西暦2500年代。総質量が月の約2倍に及ぶ巨大流星群が地球に降り注いでから5年後の世界。南極で起こった異常事態の調査の為に、研究都市に所属するイオ・フレミング博士が派遣される。彼は「瞑想」と呼ばれる特殊能力の持ち主だった。

   一言で表現すれば、人類の進化をテーマにしたSF漫画なのだが、今となっては古典とも言える過去の様々なSF作品の影響を受けつつも、水樹さん独自の視点で纏められた、少女漫画の枠にとどまらない作品。後に描かれた「イティハーサ」に通じる彼女独特の発想と哲学が既にこの頃から垣間見えていて、非常に完成度の高い傑作だと思う。








薄翅天牛

 

 ウスバカミキリ(♀)
Megopis sinica

鞘翅目カミキリムシ科ウスバカミキリ属。


  ▲昨夜、街灯のそばにあるオニグルミの木の幹にいたウスバカミキリの雌。これを見付ける前に雄にも出会ったが、動きが素早くてうまく撮影出来なかった。







▲街灯下で見付けたノコギリクワガタの雄の先歯型。体長50mm。今年は同じ体長で両歯型や原歯型も確認している。ノコギリクワガタの大顎の形は体の大きさだけで決まるわけではないようだ。昨夜はこの個体の他に雌3匹を見ている。






▲コクワガタの雄。体長46mm。昨夜は他に雄3匹と雌3匹を確認。






▲エゾシモフリスズメ。








▲エゾスズメ。







▲トビイロスズメ







▲コスズメ。





▲アブラゼミ。


   その他、タヌキも来ていたので動画を撮ったつもりでいたのだが、後で見ようとしたら、何故か全然記録されてなかった。化かされたのかな?















2022年7月30日土曜日

大水青祭

 

オオミズアオ(♂)
Actias aliena aliena

    鱗翅目ヤママユガ科ミズアオガ属。幼虫は広食性。成虫は口が退化していて何も食べない。年2化で蛹態越冬。





▲昨夜、近所の街灯の下で見付けたオオミズアオ達。撮影出来たものだけでも4匹。すべて夏型の雄。雌雄で活動する時間帯が違うのか?





▲トビイロスズメ。







▲カブトムシ(♂)






▲カブトムシ(♀)







▲ノコギリカミキリ(♀)。




2022年7月29日金曜日

岡長型

 

梅木直美さんのこけし3点。



▲山形市在住の蔵王高湯系こけし工人、梅木直美さんのこけしをヤフオクで3点入手した。出品者様は会津若松市のSさん。大きさは、左が1尺、真ん中が8寸、右が4寸。特に左のこけしは、岡崎長次郎の戦時中の作品のデザインを忠実に再現していて、かなり気に入ってしまった。飽くまで素人の感想に過ぎないが、絵付けの技術については、直美さんは既に岡崎長次郎や師匠を超えていると思う。













二人仲良く?

 


アオカナブン
Rhomborrhina unicolor  unicolor

鞘翅目コガネムシ科カナブン属。



▲オニグルミの枝で、ミヤマクワガタの雌と共に樹液を嘗めるアオカナブン。






▲その近くで見付けたコクワガタの雄。






▲その近くの道路のアスファルト上で見付けたオオヒラタシデムシのカップル。雄が雌の右触角に噛みついて交尾を迫っている。











2022年7月28日木曜日

水蟷螂

 

ミズカマキリ
Ranatra chinensis

半翅目タイコウチ科ミズカマキリ属。


  ▲我が家の池の中にいたミズカマキリ。右中肢が欠けている。







   ▲同じ池にずっと居座っているトノサマガエルの雄。体長約8cm。







▲キボシカミキリの雄。山形県産関西型。家の近くのクワの木の葉の上にいた。右触角が欠けていて、右の翅も損傷している。








▲ミヤマクワガタの雌。街灯近くのオニグルミの木にて。







▲同所にいた別個体のミヤマクワガタ(♀)。








▲ノコギリクワガタの雌もいた。








▲ここにもノコギリクワガタ(♀)。







▲ミヤマクワガタ(♀)がオニグルミの枝を齧って樹液を舐めているところを「わたしにもちょうだい」と邪魔するムモンホソアシナガバチ。

   ミヤマクワガタは昼でも活動し、ノコギリクワガタはじっとしていた。








2022年7月27日水曜日

深山鍬形の出逢い

 

ミヤマクワガタ
Lucanus maculifemoratus  maculifemoratus

鞘翅目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属。


  ▲今日の夕方、街灯近くに生えているオニグルミの枝で見付けたミヤマクワガタのカップル。ほとんどの場合、街灯は虫達にとって墓場となる事が多いが、時には雌雄の出逢いの場にもなり得る事を示唆している。
  最近は街灯も室内照明もLED化が進んでいて、虫達の飛来が少なくなっている。スペクトルの幅が狭いせいで虫にはLEDの光が見えないのだと思うが、アマガエルにはLEDの光もちゃんと見えているようで、灯りに集まった虫を目当てにやって来たアマガエル達は、期待していたよりも虫が少なくてひもじい思いをしているようだ。これから昆虫やカエルの生態にどんな変化が起こるのか、注視していく必要があると思う。








細翅雀蛾

 

ホソバスズメ
Ambulyx ochracea

   鱗翅目スズメガ科ホソバスズメ属。幼虫はヌルデの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。


   ▲昨夜、街灯の下で見付けたホソバスズメ。4日程前から見かけていたのだが、電柱の上の方にとまっていて撮影出来なかった。このブログでは初登場。







▲お馴染みエゾスズメ。





▲ヒトツメオオシロヒメシャク







▲シロヒトリを捕らえたトウホクヤブキリ(♀)。





▲クルマバッタモドキ。






▲カブトムシ(♀)


他にガムシが8匹くらい来ていた。













2022年7月26日火曜日

栓の花

 

ハリギリ
Kalopanax septemlobus

ウコギ科ハリギリ属の落葉喬木。


▲家の近くのハリギリの樹に花が咲いていた。ハリギリの花については、驚くべき事に今まで見た記憶が全く無い。きっと毎年咲いているのに、気に留めた事が無かったのだろう。






  ▲同科のタラノキやヤツデのような白い大きな花序。花はもう終わりかかっているようにも見えるが、色々な虫達が辺りを飛び交っていた。






2022年7月25日月曜日

褐色の童話

 
りぼんマスコットコミックス
褐色の童話
水樹和佳

1978年2月10日  初版発行
株式会社 集英社


▲先日、メルカリで水樹和佳さん(現在は水樹和佳子さん)の漫画が10冊まとめて出品されていたので購入させてもらった。これはそのうちの1冊。出品者様は静岡県の方。水樹さんの漫画は、今まで「イティハーサ」しか読んだ事がなかったのだが、かねがね他の作品も読んでみたいと思っていた。ただ、1冊ずつ買い求めていくのが面倒で、なかなか手を出せずにいた。でも、こうして10冊を一度に入手してみると、全部一気に読んでしまうのがひどく勿体無く思えてきた。ということで、これからゆっくり時間をかけて読み進めていきたいと思っている。

この本の収録作品は以下の5篇。

「褐色の童話」
りぼんデラックス1976年春の号初出

「花咲かぬ村の奇跡」
りぼんデラックス1976年秋の号初出

「かもめたちへ…」
りぼん1975年7月号初出(デビュー作)

「ローマ・終着駅発」
りぼん1977年4月号初出

「ユーフェミア」
月刊セブンティーン1975年11月号初出

   この本の表紙には「水樹和佳傑作集1」と記されているが、おそらく「水樹和佳傑作集2」は出版されていないのではと思う。







白条天牛

 


シロスジカミキリ(♂)
Batocera lineolata 

鞘翅目カミキリムシ科シロスジカミキリ属。



▲昨夜、街灯の下で見付けたシロスジカミキリ。体長50mmの立派な雄。






▲ノコギリクワガタ(♀)





▲コフキコガネ(♂)




▲コフキコガネ(♀)





▲ゴマフボクトウ





▲シロシタホタルガ(♂)




▲オオミズアオ(♂)





▲シロヒトリ。





▲エゾスズメ。4匹はいた。






▲トビイロスズメ。5匹はいた。





▲クルマスズメ。





▲エゾシモフリスズメ。


   他にマイマイガ、ミカドガガンボ、ガムシ等が来ていた。