2023年8月31日木曜日

末っ子

 


オオクワガタ(♂)
Dorcus hopei binodulosus

鞘翅目クワガタムシ科オオクワガタ属。



   ▲8月22日に羽化したオオクワガタの雄。外骨格が黒くなって少し固まってきたようなので、菌糸瓶から出して体長を計測してみたら67mm(後でちゃんと測ったら68mm)あった。我が家で生まれた中では最大の個体。まだじゅうぶん身体が固まっていないはずなので、もう暫く菌糸瓶の中で大人しくしていて貰おうと思う。





振り飛車

 

 

 ヤングアニマルコミックス

3月のライオン⑰
羽海野チカ

2023年9月5日第1刷発行
株式会社白泉社



  ▲白泉社が発行する月2回刊の青年漫画雑誌「ヤングアニマル」で連載中の羽海野チカさんの将棋漫画「3月のライオン」第17巻が発売された。1年11ヵ月ぶりの新刊なので、前巻の内容はすっかり忘却の彼方。もう一度読み返さないといけない有り様。この巻に収録されているのは、ヤングアニマル2021年19号から2023年11号までに掲載されていた話。何故かキツネ狩り用の猟犬であるジャックラッセルテリアがしつこいくらい随所に出てくる。将棋とジャックラッセルにどんな関係があるのか?   詳しい事は読んでのお楽しみという事で。






2023年8月30日水曜日

日本猪

 

ニホンイノシシ(足跡)
Sus scrofa leucomystax

イノシシ科イノシシ属。



▲昨晩、近所の農道を歩いていたら、草むらからいきなり大きな猪が目の前に現れた。自分にとって猪は初対面。幸いにも向こうから逃げてくれたので助かったが、体当たりでもされたらひとたまりも無かっただろう。冬期間の積雪量が多い山形県では猪の棲息が100年以上確認されていなかったが、2002年から少しずつ目撃されるようになった。特に東日本大震災以降は急激に個体数が増えており、おそらく福島の原発事故によって生じた帰還困難地域や狩猟禁止地域で殖えたものが棲息範囲を拡大しているのだと思われる。







2023年8月29日火曜日

連香樹

 


カツラ
Cercidiphyllum japonicum

カツラ科カツラ属の落葉喬木。雌雄異株。



    ▲大峠で出逢った桂の大樹。前に来た時は気付かなかった。幹に穴がいっぱい空いていて、中に誰か住んでいそうな感じだった。







▲帰り道、午後4時丁度に見た虹。





2023年8月27日日曜日

コレマタ

 

シロヒトリ(♂)
Chionarctia nivea

   鱗翅目トモエガ科Chionarctia属。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べる。年1化で幼虫で越冬する。



   ▲昨年に続き今年も近所の街灯下でヘアペンシルを出しているシロヒトリに遭遇出来た。最初は羽ばたいていたのでぶれた写真しか撮れなかったが、しばらく待っていたら羽ばたきを止めてくれたので助かった。羽ばたいていたのは多分フェロモンを拡散させる為だと思う。






2023年8月26日土曜日

蝦夷霜降雀

 

エゾシモフリスズメ
Meganoton analis scribae

 鱗翅目スズメガ科Meganoton属。幼虫はモクレン属の葉を食べる。年1~2化で蛹態越冬。



▲昨晩、近所の街灯に来ていたエゾシモフリスズメ。同じ電柱のもっと上の方にもう1匹いたのだが、高過ぎて撮影出来なかった。







▲同じ個体を横の方から撮影。胸部の黒条が複眼まで届いていないのがエゾシモフリスズメで、繋がっていたらシモフリスズメ。








▲コカマキリの成虫も来ていた。









2023年8月24日木曜日

蛁蟟

 

ミンミンゼミ(♀)
Hyalessa maculaticollis

半翅目セミ科ミンミンゼミ属。



   ▲昨晩、近所の街灯下で見付けたミンミンゼミの雌。車に轢かれるといけないので、この後近くの樹に移動しておいた。





 

2023年8月23日水曜日

夏水仙の花

 

ナツズイセン
Licoris  squamigera

   ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。日本全土に自生しているが、おそらく中国原産の帰化植物。L.sprengeriL.stramineaの自然交雑種だと云われている。



▲我が家で咲いているナツズイセンの花。花被片はピンク色で中心は黄色。除草剤さえ撒かなければ勝手にどんどん殖えてくれる強い植物。





薄翅蟷螂成虫

 

ウスバカマキリ
Mantis religiosa

蟷螂目カマキリ科ウスバカマキリ属。汎存種。



   ▲昨晩、近所の街灯下で見付けたウスバカマキリ。今年初めて見るカマキリの成虫。同じ場所でオオカマキリやコカマキリの成虫も目撃したのだが、撮影する前に逃げられてしまった。3種のカマキリがだいたい同じ時期に羽化しているなんてちょっと面白い。






2023年8月22日火曜日

六匹目羽化

 

オオクワガタ(♂)
Dorcus hopei binodulosus

鞘翅目クワガタムシ科オオクワガタ属。



▲菌糸瓶で育てていた6匹のオオクワガタのうち、最後の1匹が羽化した。野生下だとこの時期に羽化したオオクワガタの成虫はそのまま蛹室内にとどまって、来年温かくなってから外に出てくるらしい。この個体も今年の繁殖には使えないと思う。






揚翅擬蛾

 

アゲハモドキ
Epicopeia hainesii hainesii

   鱗翅目アゲハモドキガ科アゲハモドキ属。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。



▲昨晩、近所の街灯下で見付けたアゲハモドキ。蝶に似ているが蛾の仲間。









   ▲ヒメサザナミスズメ(Dolbina exacta)。
   サザナミスズメと紛らわしいが、今度は腹部下面を確認したので間違いない。









▲イエネコ。何処か近所で飼っている猫。毎晩虫を食べに来ている。自分にとってはライバル。













2023年8月20日日曜日

姫漣雀蛾

 

ヒメサザナミスズメ 
Dolbina exacta

   鱗翅目スズメガ科Dolbina属。幼虫はモクセイ科の葉を食べる。蛹態越冬。年2~3化と云われている。よく似たサザナミスズメとは腹部下面の模様で見分けられる。



  ▲昨晩、近所の街灯下に立てられている交通安全の幟にとまっていたヒメサザナミスズメと思われる蛾。腹部下面を確認していないので、本当にヒメサザナミなのか自信が無い。






2023年8月18日金曜日

また山楝蛇

 


ヤマカガシ
Rhabdophis tigrinus

有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属。日本固有種。



▲庭で見付けた若いヤマカガシ。先月出会ったヤマカガシとは模様が微妙に違うので、多分別の個体だろう。






2023年8月17日木曜日

謎の蛾

 


ワタナベカレハ
Gastropacha watabei

鱗翅目カレハガ科Gastropacha属。



▲昨晩、近所の街灯下の交通安全の幟に張り付いていたワタナベカレハ。幼虫の食草などの生態が不明で謎に満ちた蛾。この仲間の幼虫には毒がある場合が多いので、見付けたとしても飼育して確かめる人があまりいないのだろう。身近な昆虫でもまだまだ分からない事が沢山ある。






2023年8月15日火曜日

桑天牛

 
クワカミキリ
Apriona  japonica

   鞘翅目カミキリムシ科クワカミキリ属。幼虫は桑だけでなく様々な広葉樹の材部を食害する。



▲昨晩、茶の間の灯火にやって来たクワカミキリ。体長45mmとクワカミキリとしては大きめなので、おそらく雌だろう。






▲昨晩、近所の街灯に来ていたシモフリスズメ(Psilogramma  increta)。鱗翅目スズメガ科Psilogramma属。幼虫は広食性で多様な植物の葉を食べる。年1~2化で蛹態越冬。このブログには多分初めての登場。







▲エゾシモフリスズメ(Meganoton analis scribae) 。鱗翅目スズメガ科Meganoton属。幼虫はモクレン属の葉を食べる。年1~2化で蛹態越冬。この場所の常連さん。






▲コスズメ(Theretra japonica)の交尾。鱗翅目スズメガ科コスズメ属。幼虫はブドウ科、アカバナ科、アジサイ科などの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。多分上が雌で下が雄。






2023年8月13日日曜日

滄龍

 


 1/32 Imaginary Skeleton
Mosasaurus



▲株式会社BANDAI SPIRITSさんからImaginary Skeletonシリーズの第3弾としてモササウルスが発売された。監修は今までと同じ富田京一氏。第1弾がティラノサウルスで第2弾がトリケラトプスだったので、てっきり第3弾も恐竜だとばかり思っていたのだが、まさか海棲オオトカゲが来るとは予想していなかった。まんまと裏をかかれたような感じだ。とすると第4弾はクビナガリュウ辺りになるのだろうか?







総パーツ数56点と部品が少なく、しかも接着剤不要のスナップフィットなので素組みだけならたいして時間はかからない。というわけで、1時間足らずで組み立て完了。時間があれば博物館の化石やそのレプリカを参考にして塗装してやっても良いだろう。自分はやらないけど。






2023年8月12日土曜日

兜虫第五弾

 


いきもの大図鑑
かぶとむし05



▲株式会社バンダイから発売されたカブトムシのアクションフィギュア第5弾。今回のラインナップは全6種。

01.サタンオオカブト
02.ケンタウルスオオカブト
03.ビルマニクス(ビルマゴホンヅノカブト)
04.ダイコクコガネ
05.ヤマトカブトムシ(赤褐色)
06.ゴライアスオリエンタリス

   この中でダイコクコガネとゴライアスオリエンタリスは厳密にはカブトムシではないが、そんな事はどうでも良い。いきもの大図鑑としてはダイコクコガネ類は多分初登場だろう。ゴライアスオリエンタリスはゴライアスの仲間として3種目の製品化。このシリーズ、だんだん製品のレベルが上がっていてどれもハズレなしの素晴らしい出来だと思う。







2023年8月11日金曜日

パフィオ

 


パフィオペディルム
「13G058」
Paphiopedilum ‘13G058’

    ラン科パフィオペディルム属の園芸品種。三重県鈴鹿市の「サノ・オーキッド」で生産された株。交配親はPaph. Enzan Yearly × paph. Enzan Yearlyで、同じ品種の掛け合わせだが、セルフかシブリングかは不明。

   

  ▲2018年12月に米沢のムサシで購入したパフィオペディルム「13G058」が2年ぶりに開花した。前回開花した後で、それまで使っていたベラボン(ヤシガラチップ)をやめて自分でブレンドした多肉植物用の培養土にかえてみたが、結果は悪くないようだ。







2023年8月10日木曜日

鋸雀蛾

 


ノコギリスズメ
Laothoe amurensis amurensis

鱗翅目スズメガ科Laothoe属。幼虫はヤマナラシ属(Populus)の葉を食べ、蛹で越冬する。年2化という説があるが、1化の可能性が高い。



▲昨晩、近所の街灯下で見付けた見慣れないスズメガ。エゾスズメと同じように後翅を前に出すとまり方をしている。帰ってから図鑑で調べたらノコギリスズメだった。昨日は台風の接近で風が強かったので、遠方から飛ばされて来たのかも知れない。腹部の傷が旅の過酷さを物語っている。






▲コクワガタ(Dorcus rectus rectus)の雄。鞘翅目クワガタムシ科オオクワガタ属。体長47mmで、今期最大。





▲ノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus inclinatus)の原歯型雄。鞘翅目クワガタムシ科ノコギリクワガタ属。体長40mm。








2023年8月9日水曜日

英冠玉

 

エイカンギョク
英冠玉
Parodia magnifica
(Eriocactus magnificus)

サボテン科パロディア属(かつてはエリオカクタス属)。ブラジル原産。英冠丸とも呼ばれる。



▲サボテンの英冠玉が開花した。昔何処かのホームセンターで買った時はもっと大きな株だったのだが、茶膜が上がってきて見栄えが悪くなったので、根元に生えていた子株を3号駄温鉢に植えて仕立て直し、本体は捨ててしまった。多分植え替えてから初めての開花だと思う。マツヨイグサ色の大きな花にはマツヨイグサに似た仄かな香りがある。





今年最大

 

ノコギリクワガタ(♂)
Prosopocoilus inclinatus inclinatus

  鞘翅目クワガタムシ科ノコギリクワガタ属。



▲昨晩、近所の街灯下で見付けたノコギリクワガタの先歯型雄。体長59mmで今期最大個体。








▲ノコギリクワガタの雌。






▲これもノコギリクワガタの雌。上とは別個体。







   ▲コクワガタ(Dorcus rectus rectus)の雄。街灯近くのオニグルミ( Juglans sieboldiana)の枝にボクトウガ類が空けた穴に頭を突っ込んで樹液を嘗めていた。他に街灯には雌が2匹来ていたが写真を撮り忘れた。 









▲トビイロスズメ。(Clanis bilineata tsingtauica) 鱗翅目スズメガ科Clanis属。







▲コスズメ(Theretra japonica)。鱗翅目スズメガ科コスズメ属。






▲これもコスズメ。上とは別の個体。幼虫の食草でもあるメマツヨイグサ( Oenothera biennis )の花の下にとまっていた。