2022年4月16日土曜日

丸三郎の芽切鋏

 


丸三郎
両刃芽切鋏 200mm皮止



  ▲最近ヤフオクで入手した丸三郎の芽切鋏。出品者様は山形県新庄市のリサイクルショップ「仁助屋」(ニスケヤ)さん。「丸三郎」は山形市円応寺町の「今井製鋏所」の商標。箱には「剪定鋏B型」となっているが、中身はB型ではない。






▲裏から見たところ。






    ▲表側のホッペタの刻印。「登録」が横書きで、その下に「丸三郎」が縦書き。「録」の字がはみ出して、ちゃんと打刻されていない。





  ▲裏側の刻印は「責任付」の文字が楕円で囲まれている。これは丸三郎の鋏の特徴のひとつ。楕円の線が途切れているのは、打ち方が悪いか刻印が欠けているかのどちらかだろう。





  ▲刃を開いたところ。大胆に開脚して、ちょっと使い難いが、刃を研ぐ時は便利かも知れない。丸三郎の鋏は切れ味が抜群で、ティッシュペーパーのような薄くて柔らかい紙でもスパスパ切れる。

  丸三郎の鋏の製造元である今井製鋏所さんは、既に仕事を辞められているようだ。出回っている製品の数は決して少なくないはずだが、市場ではなかなかお目にかかれなくなっている。









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