2022年4月4日月曜日

バイカラー・クラッド貨

 



     いつの間にか、新しい500円玉が財布に入っていた。




  ▲昨年6月21日から製造され、11月1日から発行されている3代目の500円硬貨。外縁と中心の素材が違っていて、これを「バイカラー・クラッド貨」と言うらしい。








   ▲無断で借りてきた画像だが、こんな構造になっている。外縁の素材は2代目500円硬貨と同じニッケル黄銅(銅と亜鉛とニッケルの合金)で、中心の表層が初代と同じ白銅(銅とニッケルの合金)、内層は銅で出来ている。全体としては、銅75%:亜鉛12.5%:ニッケル12.5%の割合。








   ▲500の0の中には潜像があって、見る角度によって文字が見えたり見えなかったりする。上の方から見ると「JAPAN」の文字が、






   

     ▲下の方から見ると「500YEN」の文字が見える。
 






   ▲ちなみに今まで使われてきた2代目500円玉だと、下から見た時に「500円」の文字が現れる。





   ▲左が初代500円硬貨、真ん中が2代目、右が3代目。500円硬貨にはこれら以外に記念硬貨が沢山ある。いろいろ集めたら面白いだろうなあとは思うけど、自分はやらない。







   ▲裏から見たところ。ちなみに初代は1982年(昭和57年)4月1日から1999年(平成11年)まで発行され、2代目は2000年(平成12年)8月1日から昨年まで発行されている。つまり、令和3年は2種類の500円玉が発行された事になる。






  ▲横から外周を見ると、初代は「◆NIPPON◆500◆」の刻印があり、2代目は「斜めギザ」が、3代目は「異形斜めギザ」とよばれる模様がある。500円玉は世界でも稀な高額硬貨だから偽造防止の為に結構高度な技術が使われているらしい。



















2 件のコメント:

さんのコメント...

500円玉、しっかり見たことがありませんでした。
手にしたら、即貯金箱行きというのが、もう何十年も続いています。コインの交換が有料になってからあまり貯めなくなりましたが、あるのを見たら全部2代目でした(笑)。

かねぽん さんのコメント...

春さん、まだ新しい500円玉に対応していない自動販売機やレジの機械があるようです。また、決済の電子化が進んだ今でも500円硬貨の需要は減っていないらしいので、2代目の500円玉は回収されずにしばらく使われるようです。全て新しいのに入れ替わるのにはかなり時間がかかるのではないでしょうか。