2022年6月8日水曜日

第16代米大統領

 
薔薇
ミスター・リンカーン
‘Mister Lincoln’

     バラ科バラ属の園芸品種。アメリカのスイム&ウィークス(Swim&Weeks)が1964年に発表したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler Imperial)×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。同じ両親から生まれた「パパメイアン」や「オクラホマ」と比べて枝が太くてしっかりしている。また、花の色は明るい。この花にも強いダマスク香がある。
   品種名は当然、アメリカ合衆国の第16代大統領、エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)にちなむものだろうが、交配親がクライスラー・インペリアルなので、もしかしたら自動車のリンカーンにも引っ掻けているのかも知れない。


 
 ▲2014年7月に長野県坂城町の「ザ・ローズガーデン」(有限会社長野ローズ)さんから購入したミスター・リンカーン。今年もちゃんと開花してくれた。3兄弟の中で、1番茎が太くてしっかりしている本種だが、それでも雨で濡れて重くなった花は少し項垂れてしまう。この時代の古い薔薇は、基本的には雨の当たらない温室で育てた方が良いのかも知れない。








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