2021年4月27日火曜日

世界一大きいどんぐりは?

 


世界のどんぐり図鑑
徳永桂子



2020年11月18日  初版第1刷発行
株式会社平凡社


   最近、徳永桂子さんのブログ「どんぐり訪ねて三千里」を久しぶりに覗いてみたら、新しい著書が出版されているのを知って早速取り寄せてみた。この「世界のどんぐり図鑑」は、2004年に偕成社から発行された「日本どんぐり大図鑑」の続編的な位置付けの本で、イラストレーターである本人が世界中を飛び回ってスケッチした、日本ではなかなか見られない珍しいどんぐり達を、精緻で美しいボタニカルアートによって紹介している。オキナワウラジロガシより大きいどんぐりも沢山載っていて、もちろん世界一大きいどんぐりも描かれている。個人的に図鑑は写真より絵で表現されたものの方が好きである。たしか小学一年生の頃、父に誕生日のプレゼントとして買って貰った文研出版の昆虫図鑑もイラストが美しく、ボロボロになるまで繰り返し読んで、それ以来昆虫にすっかり夢中になってしまった。今でこそ深度合成の技術で写真も鮮明に写せるようになったが、当時は写真より絵の方が精密でリアルな描写に向いていたのだ。もし徳永桂子さんのどんぐりの図鑑を子供の頃に贈られていたら、きっとどんぐりに夢中になっていた事だろう。













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