2018年2月28日水曜日

今日の時計 9

  セイコー  プロスペックス  SRP583K1















  SEIKO  PROSPEX  SRP583K1

  今までセイコー・モンスターの1stバージョンと3rdバージョンは取り上げたが、2ndバージョンを紹介するのを忘れていたので、今日はその事を。

   この腕時計には、ひときわ愛着がある。
   とんがったインデックスの形が肉食動物の歯のようで、いかにもモンスターといった感じで格好いいからというのもあるが、世話の焼ける時計だったからって事も大きい。
    手に入れて最初のうちは、しょっちゅう止まる時計だった。腕に1日着けていて、寝る前に外して枕元に置いておくと、つぎの朝には止まっている事が多かったのだ。
  いつも分針が決まった位置で止まっている。よく見てみると文字盤の周りにある出っ張りに分針が引っ掛かっているようである。それでリューズを回して針を前後させてみたのだが、その時無理やり回したら針の位置がずれてしまった。たとえば、分針が0分を指している時、正常なら時針は12箇所あるインデックスのどれかにピッタリあってないといけないのだが、それが微妙にずれてしまったのだ。
   そういえば、通信販売のサイトのセイコー・モンスターの商品画像を見ると、たまに針がずれている物があった。組み付けの段階ではじめからずれているのだと思っていたが、組み付けた後で針が引っ掛かってずれる事の方が多いのかもしれない。外国で組み立てをおこなっているから中には腕の悪い職人もいるのだろう。商品画像にも時々出てくるという事は、珍しい事では無いのかもしれない。
  もちろんこのままという訳にはいかないので、早速修理に出した。初期不良という事でこちらからの送料だけで済んだから良かった。少し時間がかかったが、時計は無事に直って帰って来た。良かった、良かった。
 
  このSRP583K1は、4R36という自動巻きムーブメントを搭載しているダイバーズウォッチである。セイコーのダイバーズウォッチは暗い場所での視認性が良い事で知られている。針やインデックスが太くて、その上に明るい夜行塗料(ルミブライト)がたっぷり盛ってあるからだ。














 
  自分にとって今一番のお気に入りの時計である。



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