2018年10月7日日曜日

今日の植物 92


どんぐり特集

クヌギ
Quercus  acutissima
ブナ科コナラ属の落葉高木。

   家から車で5分程の距離にある秘密の場所に3本のクヌギの大木が立っている。誰かが植えたのか、それとも自生かは分からない。


   そこにはちょっと大きめのどんぐりが落ちている。


   樹皮はこんな感じである。幹の直径は1m近い。


   葉はこんな感じで、栗の葉に似ている。

     今年はどんぐりが豊作かも知れない。


   実は今までこの3本の木はアベマキ(Quercus  variabilis)だと思い込んでいた。でも葉の裏に星状毛が無い点や樹皮の様子からクヌギだという事が分かった。

   どんぐりの大きさは、一番大きい物で長さ28mm、直径24mmだった。



   もっと家に近い場所に、アベマキと思われる木があるので、それも確認してみる事にした。

   樹皮を見るとアベマキにしてはコルク層の発達が悪いように見える。


   この木のどんぐりはかなり小さくて、一番大きいのでも長さ17mm、直径20mm程しかない。左下は最初のクヌギのどんぐりである。
   木の低い所に葉が無かったので、葉裏の星状毛などは確認出来なかった。アベマキかクヌギか依然として謎のままである。





  ついでに、他の種類の樹皮も載せておこう。


コナラ
Quercus  serrata



ミズナラ
Quercus  crispula
   樹皮だけで木の種類が分かるようになったら一人前。(←なんの?)



   家の近くのミズナラの木の下で見つけたどんぐり。
   長さ28mm。これでもミズナラのどんぐりとしては自分にとって今年一番の大きさ。ほとんどのどんぐりはネズミやリスに拾われた後だったのが悔やまれる。もう少しタイミングが早ければもっと大きいのがあったかも知れないのに。

2 件のコメント:

さんのコメント...

こちらは昨年がドングリの大豊作だったのですが、今年はどうでしょう?
春にはたくさん芽を出して、かわいいからと愛でていると根が深くなって抜けなくなっています。

最初のころは栗の苗とクヌギの苗の区別がつかず、クヌギだと放って置いたらヤマグリの木ですぐ大きくなり、伐ろうと思っているうちにチェーンソーでなくては伐れなくなるほど育って困りました。当時は犬がいて、猫は問題ないけれど、犬はイガを踏むから、丁寧にかき集めなくてはならず、栗の木は困りものでした。

かねぽん さんのコメント...

春さん、今年はドングリが不作かも知れません。山の中ではドングリが少ないような気がします。でも公園や道路際等の陽当たりの良い場所ではそれなりに沢山生っているようです。
栗は昔に比べると拾う人が減って若木の数が増えてるんじゃないでしょうか。害虫の影響でナラや松の木が減ってるせいもあって、そのうち日本は栗の木だらけになるかも知れません。