2018年3月8日木曜日

今日のナイフ 7

  ガーバー  ヒンダラー CLS
   GERBER  HINDERER  CLS
   「ガーバー」社(GERBER)は、アメリカ オレゴン州のナイフメーカー。1939年、広告代理店を営んでいたジョゼフ・R・ガーバー(Joseph R. Gerber)により設立。1987年からはフィンランドのカトラリーメーカー、フィスカース(Fiskars)の傘下となっている。
   「ヒンダラー CLS」は、アメリカのナイフデザイナー、リック・ヒンダラー(Rick Hinderer)氏がデザインしたレスキューナイフ。
   リック・ヒンダラー氏は、元消防士で、1980年代からアートナイフを製作していたが、レスキューダイビングチームに加入したのをきっかけに実用的なタクティカルナイフをデザインするようになったという。
   ハンドルはGFN(Glass Filled Nylon)製で片面にクリップがある。
   ハンドルエンドには、自動車の強化ガラスを割る為のウインドウブレイカーと、シートベルトカッターが付いている。
   ハーフセレーションのブレードの鋼材は、愛知製鋼のSUS440Aというステンレスで、ブラックコーティングが施されている。
  ブレードの固定はライナーロック式だが、ハンドルのボタン状スライドレバーでロックを解除出来る。
  また、ブレードを開いた時にサムスタッドがハンドルに密着しているのはヒンダラー氏のフォールディングナイフの特徴のひとつで、これによりブレードのぐらつきが抑えられ、耐久性が増している。







   デザイン、機能共によく考え抜かれたナイフだと思う。初めて「ナイフマガジン」誌で見かけた時、なんてカッコいいナイフだろうと思って、すぐ注文したのを覚えている。
  ヒンダラー氏のデザインのナイフは、生産数が少なく高価な物が多いが、これは大手メーカーで出している事もあってかなり手頃な値段だったし、品質も確かである。
  ただ、肝心の刃の切れ味は、大したこと無いというか普通である。

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