ホーナー エコーホーン
Hohner Echophone
「 ホーナー」(Hohner Musikinstrumente Gmbh&Co.KG)は、ドイツ、トロッシンゲンの楽器メーカー。1857年創業で、ハーモニカとアコーディオンが主力商品だが、他に鍵盤ハーモニカやリコーダー、ギター、ベース等も作っている。
ホーナーの「エコーホーン」は、ベル状の真鍮製カップがついたシングルリード10ホールズのハーモニカ。演奏中にカップの口に手をあてて、ハンドカバー奏法を手軽に行なう事が出来る。
少なくとも1930年代には存在しており、カップの形状や素材に幾つかのバリエーションがあるようだ。画像のデザインは、No.3810と呼ばれる一番最近の物だが、今は生産されてないかも知れない。
カップの中はこうなっている。
吹き口から見ると、こんな感じ。
中のプラスチック製のつっかえ棒を引き抜けば、カップを取り外す事も出来る。ハーモニカ部分は普通のブルースハープだが、「Echophone」の刻印が入った専用デザインになっている。
最近のホーナーは、こういう面白い製品をあまり出さなくなったのが残念だ。
世界経済の浮き沈みはこんな所からも垣間見る事が出来るようだ。
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