2018年3月19日月曜日

今日のハーモニカ 5

  ホーナー   エコーホーン
   Hohner  Echophone







  「 ホーナー」(Hohner  Musikinstrumente  Gmbh&Co.KG)は、ドイツ、トロッシンゲンの楽器メーカー。1857年創業で、ハーモニカとアコーディオンが主力商品だが、他に鍵盤ハーモニカやリコーダー、ギター、ベース等も作っている。

   ホーナーの「エコーホーン」は、ベル状の真鍮製カップがついたシングルリード10ホールズのハーモニカ。演奏中にカップの口に手をあてて、ハンドカバー奏法を手軽に行なう事が出来る。







  少なくとも1930年代には存在しており、カップの形状や素材に幾つかのバリエーションがあるようだ。画像のデザインは、No.3810と呼ばれる一番最近の物だが、今は生産されてないかも知れない。







  カップの中はこうなっている。







  吹き口から見ると、こんな感じ。







  中のプラスチック製のつっかえ棒を引き抜けば、カップを取り外す事も出来る。ハーモニカ部分は普通のブルースハープだが、「Echophone」の刻印が入った専用デザインになっている。








  最近のホーナーは、こういう面白い製品をあまり出さなくなったのが残念だ。
  世界経済の浮き沈みはこんな所からも垣間見る事が出来るようだ。

0 件のコメント: