デンドロビウム 4種
左から、「イエローソング 'キャンディー'」「ワンダフルロマンス 'ビジョン'」「グレートウェイブ 'ラッキードラゴン'」「春陽(はるひ)」
今日の午前中は天気が良く、気温がぐんぐん上昇した。少し買い物で出かけたついでに、ホームセンターダイユーエイトに立ち寄ってみた。 すると色とりどりの春の花に混じってデンドロビウムの鉢植えがいっぱいある。種類が豊富で、しかも安かったので思わず買ってきてしまった。もう家に置き場所が無いにも関わらずである。
一応、下にラベルの写真を並べておく。
蘭の園芸品種の名前というのは、3つの部分からなる。例えば、「デンドロビウム イエローソング 'キャンディー'」という名前の場合、「デンドロビウム」は「属名」、「イエローソング」は「交配名」、「キャンディー」は「個体名」である。その内「交配名」は、RHS(英国王立園芸協会)に登録を申請し、受理されればサンダースリストに掲載される。一方「個体名」は農林水産省に品種登録する事が出来る。同じ親の組み合わせでも株によって遺伝子が異なり、園芸的に優れた個体は大量にクローンを作って販売される為、そのような登録制度が必用なのだろう。登録品種は、その子供も含めて勝手に増やして売買してはならない事になっている。最近、ピョンチャンオリンピックで日本の女子カーリング選手達が試合中に食べていた韓国産イチゴが、日本で品種改良されたイチゴを元に作られた品種だと分かって問題になった。本来なら莫大な利益をもたらす筈の、時間と手間と費用をかけて作ったイチゴの遺伝子が、外国に勝手に持ち出されて利用されてしまったのだから、怒るのも当たり前である。だが、元々その遺伝子は自然に由来する物である。もし神様がいて、どこかでそれを見ていたらどう思われるだろうか。
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