2022年9月22日木曜日

今年最初の樟蚕

 

クスサン(♀)
Saturnia(Caligula) japonica  japonica

鱗翅目ヤママユガ科Saturnia(Caligula) 属。幼虫はシラガタロウと呼ばれ、広食性で様々な樹木の葉を食べる。蛹の繭はスカシダワラと言う。年1化で卵態越冬。



▲昨夜、近所の街灯の下で見付けたクスサンの雌。今年初めて見た個体だったが、残念ながらペシャンコにつぶれた死体だった。昔、日本ではクスサンの幼虫の絹糸腺からテグスを作っていた。ちなみに中国ではテグスサン(楓蚕= Eriogyna pyretorum)が同じ目的で利用されていたらしい。今年は北海道のあちこちでクスサンが大量発生しているという。なんかちょっとうらやましい。


2 件のコメント:

さんのコメント...

こんな奴だったのか!
我が家のあちこちに、クスサンは相変わらず繭をつくっていて、これから葉が落ちると、カツラなどクスサンの繭だらけになります。

かねぽん さんのコメント...

春さん、我が家周辺でも、昨年は成虫を沢山見ているので、個体数は減っていないはずなのですが、昔は家の軒下などにも沢山あった繭が、何故か最近はあまり見かけなくなりました。
北海道における大発生についても、何が原因なのか気になります。