2025年8月24日日曜日

褄黒豹紋蝶

 


ツマグロヒョウモン(♀)
Argyreus hyperbius

  鱗翅目タテハチョウ科ツマグロヒョウモン属。幼虫はスミレ属の草本を食べる。年4〜5化で、幼虫か蛹で越冬する。雌は毒蝶のカバマダラに擬態している。日本では1980年代まで近畿地方以西にしか棲息していなかったが、近年分布を拡大している。



▲昨日の夕方、自宅の庭に飛来した見慣れない蝶。写真を撮ろうとして追いかけてみたが、なかなか一箇所にとどまろうとはせず、かと言って何処か遠くへ行くでもなく庭の周辺を飛び回っていた。どうやら花の蜜を吸いに来たわけではなく、休息する場所を探していたようだ。後で調べてみたらツマグロヒョウモンというこの辺りでは新参の蝶だった。東北地方では今世紀になってから見かけられるようになったらしい。





▲昨晩、自宅の外灯に飛来したツマキシャチホコPhalera assimilis)。少なくとも3匹は来ていた。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年1化で、蛹で越冬する。シャチホコガ科。





▲ナカキシャチホコ(Peridea gigantea)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。シャチホコガ科。






▲これもナカキシャチホコ。






▲アオイラガParasa consocia)の雄。幼虫は広食性だが、特にヤナギ科木本の葉をよく食べる。幼虫には毒針毛がある。年1~2回発生し、繭の中で前蛹の状態で越冬する。イラガ科。





▲キドクガKidokuga piperita)。幼虫は広食性。年1化で幼虫越冬。トモエガ科ドクガ亜科。







▲キハラゴマダラヒトリSpilosoma lubricipedum)の雌。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





▲スジモンヒトリSpilarctia seriatopunctata seriatopunctata)の雄。幼虫は、クワやケヤキ、サクラ類、スイバ等の葉を食べる。年2〜3回発生し、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲これもスジモンヒトリの雄。






▲アカウラカギバ(Hypsomadius insignis)。幼虫はユズリハ属木本の葉を食べる。年3化。幼虫越冬。カギバガ科。





▲アカウラカギバの裏側。






▲ネグロトガリバMimopsestis basalis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。カギバガ科。





▲リンゴカレハ(Odonestis pruni japonensis)の雄。幼虫は毒針毛を持ち、クヌギ、リンゴ、ナシ等の葉を食べる。年2化で、中齢幼虫で越冬する。カレハガ科。






▲ウンモンスズメ(Callambulyx  tatarinovii)。なんと7年ぶりの再会。日本のスズメガ類では最も美しい蛾のひとつ。幼虫はニレ科木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科






▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雄。カマキリ科。






▲クルマバッタモドキOedaleus infernalis)の雌。直翅目バッタ科。年1化で卵越冬。





▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。鞘翅目コガネムシ科スジコガネ属。





▲サクラコガネAnomala daimiana)。コガネムシ科スジコガネ属。






▲ノコギリクワガタProsopocoilus inclinatus inclinatus)の原歯型雄。右触角、右前肢、左後肢跗節が欠損している。クワガタムシ科ノコギリクワガタ属。





▲ヤマアカガエル(Rana ornativentris)。無尾目アカガエル科アカガエル属。日本固有種。






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