2021年8月21日土曜日

最上川のA型剪定鋏 その2

 

最上川
A型剪定鋏  180mm


  ▲メルカリで7月に「最上川」のA型剪定鋏を入手した。今年の1月に200mmを入手しているが、今度は180mmである。出品者様は度々お世話になっている岐阜県で庭師をされている方。この前「村久」の140mmを購入した後で、「お探しの物がありましたらお探しします」とメッセージをいただいたので、お言葉に甘えてリクエストした物のひとつがこの最上川の鋏だった。
   






    ▲「最上川」は、山形市の「株式会社 最上川製作所」の商標。明治25年頃に山形市鍛冶町(今の山形市宮町5丁目)の「最上川屋」の野鍛冶職人だった松本彌三郎氏が剪定鋏を作ったのが山形における剪定鋏作りの嚆矢だと云われている。











   ▲この鋏も200mmと同様、やはり鑞付けである。







  ▲柄の内側のモールドは「最上川」以外では見た事のないタイプで、この鋏が自社生産だったという説の根拠のひとつになっている。







▲箱の中に鋏と一緒に入っていた物。






  ▲180mmと200mmの比較。最上川の鋏についてはまだ知らない事が多く、A型にこれ以外のサイズが存在したかどうかも分からない。















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