2020年6月30日火曜日

ニコリーとフランクリン



    今年もサボテンの「太平丸」の花が咲き始めた。
   太平丸はアメリカ南西部からメキシコ中部にかけての広い範囲に分布しているエキノカクタス属のサボテンで、産地によって様々なタイプがあることが知られている。
   鋭い刺の生えたカボチャのような胴体からマゼンタ色の大きな花を咲かせる非常に魅力的なサボテンで、蕾から開花までが早く、何の前触れもなくいきなり咲く印象がある。


太平丸「ニコリー」


   2016年6月に新潟県柏崎市のK氏より入手。現在5号駄温鉢で育てている。







太平丸「フランクリン×ブルー肌ニコリー」


2016年8月に岐阜県土岐市のT氏より入手。これは6号のプラスチック鉢に植えてある。






太平丸「ニコリー×フランクリン」


2017年9月に土岐市のT氏より入手。6号駄温鉢。




   太平丸の「ニコリー」(Echinocactus horizonthalonius “nicholii”)は、アメリカのアリゾナからメキシコ北西部のソノラ沙漠に分布しているタイプ。一方、「フランクリン」(E. horizonthalonius “Franklin”)はアメリカのテキサス州のフランクリンマウンテンにちなんだ名前だが、産地名と言うよりは園芸品種名と思った方が良い。

0 件のコメント: