2019年10月21日月曜日

三姉妹



   また梅木直美さんこけしが我が家にやって来た。身の丈三寸半の小さなこけし。今回は東京のNさんのお宅から。



   今までで一番小柄な女の子。三姉妹の末っ子といった感じ。梅木さんのこけしは小さくても手を抜いていない。大きいこけしと比べても遜色のない見事な出来だと思う。



   ところで胴体に描かれているのは何の花だろう?
桜?椿?牡丹?

6 件のコメント:

さんのコメント...

こけしの花模様の本があったはずと探してみたけれど、見つかりませんでした。今度大掃除して探してみます。
左端は菊、右の新しい子は限りなく椿に見えますが....

かねぽん さんのコメント...

春さん、ありがとうございます。
梅木直美さんは「重ね菊」と「桜崩し」(左と真ん中)しか描かないはずなので右のこけしの絵柄はちょっと珍しいと思います。桜崩しのアレンジかも知れません。

さんのコメント...

こけしの本が見つかりました。
真ん中は桜くずしなのですね。桜には見えませんでしたが。遠刈田独特の模様で、のちに蔵王などでも描かれました。明治から書かれていたそうです。
左の重ね菊は、岩手県のものらしいです。作者によって違うそうですが当たり前でしょう。同じに描く方が難しそうです。
模様は200種以上載っていましたが、右の模様はありませんでした。

かねぽん さんのコメント...

春さん、詳しい情報ありがとうございます。
僕の手元にあるこけし関係の本は髙井佐寿氏の「伝統工芸 東北のこけし」だけなのですが、それを見ると右のこけしの図柄は弥治郎系の八城鉄園工人のものに似ています。あと、山形系のこけしにも似たような柄が見られますが、何の花かとなると答えに窮します。梅にも桜にも椿にも見えるんですよね。
梅木直美工人本人に訊ねてみる事も出来るんですが、それではすぐ答が出てしまうのでつまらないし、どうしましょうかね。

さんのコメント...

私の持っている本は、橘文策の『こけし模様集』(岩崎美術社)でした。

かねぽん さんのコメント...

「こけし模様集」はアマゾンでまだ入手可能のようです。でもこれ以上「こけし沼」にはまるのが怖いので、買おうか買うまいか悩みます。