2018年11月12日月曜日

今日の動物 79


ヒダリマキマイマイ
Euhadra  quaesita  quaesita
柄眼目ナンバンマイマイ科マイマイ属
殻径29mm、  36mm


29mm、  30mm、  31mm

28~32mm

28~32mm

34mm

29~32mm

29mm


   今年の8月に家の近くでヒダリマキマイマイが大量発生しているのを発見した。そこで見つけたカタツムリ達は成体でも殻の直径が40mm以下の小型の個体だけだった。その場所は田んぼの近くで農薬や草刈りの影響を受けやすい為、成体と幼体を合わせて100匹近く拉致して他の場所に避難させる事にしたのだが、ついでに幼体をしばらく飼育してどのくらいの大きさに成長するのか確かめてみようと思った。小型の個体しか見あたらないのが先天的なものなのか、それとも環境によるものなのかを知りたかったからだ。

   これまで30匹が大人になって巣立っていったが、最大でも36mmしかなかった。この周辺ではかつてもっと大きな個体(最大で50mm)も採集している事から、これは地域変異というより小型の個体群と呼んだ方が良いだろう、というのが今の段階での自分の答えである。


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