2020年8月25日火曜日

蝦夷肩広筬虫


エゾカタビロオサムシ

Campalita chinense



   鞘翅目オサムシ科エゾカタビロオサムシ属。

   主に蛾の幼虫等を食べる肉食性の甲虫。オサムシ科の多くは後翅が退化して飛ぶ事が出来ないが、カタビロオサムシ類は後翅が残っていて飛ぶ事が出来る。

近所の街灯に来ていたエゾカタビロオサムシ。この種がよく街灯にやって来るのは、カブトムシのように灯りそのものに引き寄せられる習性があるのか、それとも車に轢かれた虫の死体等の匂いを感じ取ってやって来るのか、どちらなのだろうか?





▲こちらは上の写真とは別の個体。


   カタビロオサムシ類は農作物の害虫であるヨトウムシ等の蛾の幼虫を食べるので、益虫として紹介される事が多い。でも実際は彼等が一生の間に食べる虫の数なんて高が知れている。ちょっと買い被り過ぎなんじゃないかと思う。

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