2020年7月21日火曜日

印度のウヰスキー


ポール・ジョン
ニルヴァーナ


Paul John
Nirvana
UNPEATED SINGLE  MOLT  WHISKY






   20代の頃は毎日浴びるようにお酒を飲んでいた。特にイギリスのシングルモルトが好きで、加減を知らず毎晩酔いつぶれるまで飲んでいたのだが、ある日ふと「もしかしたら自分はアル中なんじゃないか?」と思い、1年間だけ酒を断つ決断をした。本当に1年の間1滴もアルコールを口にしなかったのだが、そしたら何か自信のような物が付いて、それ以来お酒を飲まなくても平気になったし、たとえ飲んでもほどほどの所でやめられるようになった。

   先日、久しぶりにアルコールを口にした。なんとインドで作られたウイスキー。しかもシングルモルト。インドでウイスキーを生産しているとは知らなかった。でも考えてみればインドはかつてイギリスの植民地だったわけで、ウイスキーぐらいあって当たり前のような気もする。実際にインドでウイスキーの生産が始まったのは1982年頃だと云われているが、それ以前から消費はされていたらしい。現在、意外にもインドは世界一のウイスキー消費国で、世界で生産されているウイスキーの半分はインド人が飲んでいるというから驚きである。

「ポール・ジョン」(Paul  John Distillery) は、インドのゴアに蒸留所を持つ世界的に有名(?)なウイスキーメーカー。始めはインド国内ではなく欧米向けに生産していたという。
「ニルヴァーナ」(Nirvana)は、ポール・ジョンで製造しているシングルモルトウイスキー。「UNPEATED」と 記されているが、しっかりとスモーキーな香りがあるので、ピート以外の何かで香りを付けているのだろう。肝心の味の方はそんなに悪くはない。ストレートでちびりちびりやるのが一番オススメの飲み方。


    

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