2023年2月14日火曜日

偽花魔王蟷螂

 

ニセハナマオウカマキリ
Idolomantis diabolica

蟷螂目ヨウカイカマキリ科Idolomantis属。アフリカ大陸東部原産。



▲タンザニアでニセハナマオウカマキリを捕まえた。





▲というのは嘘で、これはニセハナマオウカマキリのアクションフィギュア。株式会社バンダイから発売された「いきもの大図鑑アドバンス・ニセハナマオウカマキリ」のラインナップのひとつ。そもそもニセハナマオウカマキリは日本でも生体が入手可能なので、わざわざアフリカくんだりまで行かなくても良い。




▲全身26箇所が可動するので、こんな威嚇のポーズも再現出来る。触角が鳥の羽根みたいになっているのは雄の特徴。頭の角の形は雌雄で微妙に異なるらしい。あと、前肢の付け根がちょっとゆるくてすぐに取れてしまうのだが、木工用ボンドを付けてやるだけで改善されるようだ。






▲肢はポリカーボネート製にする事で細さと丈夫さを両立している。





▲フィギュアの体長は15cm位。本物は雄で10cm位、雌で13cm位らしい。





▲翅を広げると物凄くでかく見える。






▲「いきもの大図鑑アドバンス・ニセハナマオウカマキリ」のラインナップは全4種。

01.ニセハナマオウカマキリ  メス(成体)
02.ニセハナマオウカマキリ  オス(成体)
03.ニセハナマオウカマキリ 1齢幼虫(黒)
04.ニセハナマオウカマキリ 終齢幼虫(褐色)

   今回もCTスキャンによって本物の形態を見事に再現している。が、胴体や肢などは雄も雌も幼虫も全部同じ金型が使われているのはちょっと残念なところ。コストを抑える為には致し方無いのだろうが、出来ればもう少し頑張って欲しかったと思う。(←えらそうに……) 
   ニセハナマオウカマキリというと、かの昆虫写真家の海野和男氏も現地では見付ける事が出来なかったというレア種なので、どうしても期待し過ぎてしまうきらいはある。でも、カマキリ界のラスボスと云われるこの種がとうとう出てしまったからには、もうこれでいきもの大図鑑のカマキリはおしまいという可能性もある。


 







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