2025年7月28日月曜日

黒透翅蜂雀

 


クロスキバホウジャク
Hemaris affinis

鱗翅目スズメガ科Hemaris属。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。



▲昨日の正午少し前、自宅の庭のキキョウの花にやって来たクロスキバホウジャク。このブログには初めての登場。眼にする機会があっても、撮影は少し難しい。(かねぽんのスズメガ図鑑を更新しました。)








▲ヤブガラシの花に夢中なフタモンクモバチ(Parabatozonus jankowskii =フタモンベッコウ)。膜翅目クモバチ科(ベッコウバチ科)では日本最大。昨日の夕方撮影。







▲薔薇の葉の裏に営巣していたキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)。薔薇に水やりをした時に巣にしみ込んだ水を、右上の働き蜂(あるいは女王蜂)が吸い出している。左上には雄蜂も見える。巣の中にはタモリさんみたいな顔をした幼虫がいる。スズメバチ科アシナガバチ属。







▲昨晩、自宅の外灯に飛来したギンモンスズメモドキ(Tarsolepis japonica)の雄。大きな穴が空いているようにしか見えないトリックアートの翅をもつ蛾。以前から是非お近付きになりたかった憧れの存在のひとりにやっと出会えた。






▲同じギンモンスズメモドキを横の方から撮影。どの角度から見ても、平面の翅が立体的に見える。本当に見事な擬態。幼虫はカエデ属木本の葉を食べる。年1回発生し、蛹の状態で越冬する。鱗翅目シャチホコガ科。







▲クチバスズメMarumba sperchius sperchius)。幼虫はブナ科やアオイ科シナノキ属の葉を食べる。蛹態越冬。暖地では年2化。成虫は口吻が退化し、何も食べない。スズメガ科。







▲トビイロスズメ(Clanis  bilineata  tsingtauica)。幼虫はマメ科植物の葉を食べる。年1化。スズメガ類では珍しく前蛹で越冬する。スズメガ科。







▲オオシラホシアツバEdessena hamada)。幼虫はクリやクヌギの枯れ葉を食べる。年2化。ヤガ科。







▲アオイラガParasa consocia)。幼虫は広食性だが、特にヤナギ科木本の葉をよく食べる。幼虫には毒針毛がある。年1~2回発生し、繭の中で前蛹の状態で越冬する。イラガ科。







▲ミヤマカミキリMassicus raddei) の雄。成虫は樹液にやって来る。幼虫は主にブナ科木本の生木の心材部を食害し、3年1化と云われている。日本のカミキリムシでは、シロスジカミキリやウスバカミキリと並ぶ最大種。鞘翅目カミキリムシ科。






▲ウスバカミキリ(Megopis sinicaの雄。幼虫は枯木を食べ、数年1化と云われている。カミキリムシ科ウスバカミキリ属。日本三大カミキリムシのひとつ。




▲これもウスバカミキリの雄。


気象庁によると昨日の米沢の最高気温は35.8℃。前日に比べたら涼しいが、これで9日連続の猛暑日。






2 件のコメント:

さんのコメント...

タモリさん、かっわいい!!!
ギンモンスズメモドキは何度見ても立体的、インドのミラーワークのようですね!

かねぽん さんのコメント...

春さん、キボシアシナガバチはこれを撮影した時は大人しかったので、てっきり穏やかなハチだと思っていたのですが、今日バラに水やりをしたら、もう少しで刺されそうになりました。
ギンモンスズメモドキがインドのミラーワークみたいだと言われても、インドのミラーワークがよく分からなかったので検索してみました。
なるほど、勉強になりました。