2025年7月29日火曜日

兜虫初見

 


ミヤマアカネ
Sympetrum pedemontanum elatum

蜻蛉目トンボ科アカネ属。日本の赤トンボ類で一番美しいという意見もある。幼虫は赤トンボ類としては珍しく流水域を好む。年1回発生し、卵で越冬する。



▲昨日の朝、自宅の庭で見付けたミヤマアカネの未成熟雄。







▲昨晩、自宅の外灯に飛来したアゲハモドキ(Epicopeia hainesii hainesii)の雄。体内に毒を持つジャコウアゲハに擬態していると云われているが、ジャコウアゲハが棲息していない地域にも分布している。






▲これもアゲハモドキの雄。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。鱗翅目アゲハモドキガ科アゲハモドキ属。







▲オオアヤシャクPachista superans)の雌。幼虫はモクレン属の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。シャクガ科。






▲モンシロムラサキクチバ(Ercheia niveostrigata)。幼虫はボタンヅルの葉を食べる。年2化で、おそらく蛹態越冬。ヤガ科。







▲ツガカレハ(Dendrolimus superans)の雄。幼虫は毒針毛を持ち、マツ科木本の葉を食べる。年1化で、幼虫で冬を越す。マツカレハ(D. spectabilis)に似るが、ツガカレハの方が大きい。カレハガ科。









▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。





▲これもモモスズメ。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。







▲カブトムシ(Trypoxylus dichotomus septentrionalis)の雌。今年最初のカブトムシ。鞘翅目コガネムシ科カブトムシ属。







▲コカブト(Eophileurus chinensis chinensis)の雌。幼虫は広葉樹の朽木を食べ、孵化から2ヶ月程で成虫になる。成虫は肉食性が強く、最大で2年位生きる。年に2~3回発生し、成虫で越冬する。コガネムシ科コカブト属。







▲カメムシの1種を食べるハヤシノウマオイ(Hexacentrus japonicus)の雄。あるいはハタケノウマオイ(H. unicolor)の可能性も。直翅目キリギリス科ウマオイ属。



気象庁によると昨日の米沢の最高気温は37.2℃。これで10日連続の猛暑日。その間雨も降っていないので、山の水も枯れている。熊も困っているだろう。






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