クロテンケンモンスズメ
Kentrochrysalis consimilis
鱗翅目スズメガ科Kentrochrysalis属。日本固有種。幼虫はモクセイ科木本の葉をたべる。年2化で越冬態はおそらく蛹。
▲昨晩、自宅の外灯に飛来したクロテンケンモンスズメ。
▲これもクロテンケンモンスズメ。自分にとっては珍しい種類なのだが、昨晩は2匹来ていた。白い点が目立つのにどうしてクロテンなのかずっと謎だったが、もしかしたら黒点ではなく黒貂なのかも知れない。セーブルの毛皮のコートってこんな感じだったような気がする。
▲トビイロスズメ(Clanis bilineata tsingtauica)。幼虫はマメ科植物の葉を食べる。年1化。スズメガ類では珍しく前蛹で越冬する。スズメガ科。
▲これもトビイロスズメ。昨晩は2匹来ていた。
▲モモスズメ(Marumba gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。
▲これもモモスズメ。
▲そしてこれもモモスズメ。昨晩は少なくとも5匹は来ていた。
▲クワコ(Bombyx mandarina)の雄。クワゴともいう。幼虫はクワ属木本の葉を食べる。年1~3化性で、卵態越冬。カイコ(Bombyx mori)の原種と云われている。成虫はカイコ同様に口が無いので何も食さない。中国産のクワコの染色体数はカイコと同じ2n=56だが、日本産のクワコは2n=54で1対少ない。朝鮮半島には中国型と日本型がいる。カイコガ科。
▲アオスジアオリンガ(Pseudoips prasinanus)。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。コブガ科。
▲アオイラガ(Parasa consocia)。幼虫は広食性だが、特にヤナギ科木本の葉をよく食べる。幼虫には毒針毛がある。年1~2回発生し、繭の中で前蛹の状態で越冬する。昨晩は5匹来ていた。イラガ科。
▲アゲハモドキ(Epicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。アゲハモドキガ科。
▲リンゴツノエダシャク(Phthonosema tendinosarium)の雄。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。
▲トビネオオエダシャク(Phthonosema invenustarium)の雄。幼虫は広食性で、広葉樹の葉を食べる。年1〜2化で、蛹で越冬する。
▲ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria cretacea)の雄。幼虫は広食性。年2〜4化。蛹態越冬。
▲オオツノトンボ(Protidricerus japonicus)。脈翅目ウスバカゲロウ科。ツノトンボ科とされる事もある。
▲ミヤマカミキリ(Neocerambyx raddei もしくはMassicus raddei) の雌。成虫は樹液にやって来る。幼虫は広葉樹の生木の心材部を食害する。日本のカミキリムシでは、シロスジカミキリやウスバカミキリと並ぶ最大種。鞘翅目カミキリムシ科。
▲ミヤマカミキリの雄。
▲サビカミキリ(Arhopalus coreanus)の雌。幼虫は松の衰弱木や枯木の材部を食べる。隣の家に松の枯木があるので、そこから来たのかも。カミキリムシ科。
▲ガムシ(Hydrophilus acuminatus)。鞘翅目ガムシ科。
▲トウホクヤブキリ(Tettigonia sp.)の雌。直翅目キリギリス科。
▲エゾツユムシ(Kuwayamaea sapporensis)の雄。キリギリス科。
▲イオウイロハシリグモ(Dolomedes sulfureus)。蜘蛛目キシダグモ科ハシリグモ属。
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