野島智司 著
「カタツムリの謎」
誠文堂新光社
最近、家の近くでヒダリマキマイマイを大量に発見したせいで、かつての「かたつむり愛」がまたジワジワ甦ってきた自分。早速カタツムリに関する本を買ってしまった。
この本は、全ページカラーで写真やイラストが沢山載っていて、それを見ているだけでも結構面白い。珍しいムラヤママイマイの生体の写真も載っている。中身は多分子供向けで、難しい事は何も書いて無いので、読むのがあまり早くない自分でも2時間程で全部読めてしまった。良い本か悪い本かというと、がっかりする程悪くはない、どちらかと言えば良い本だと思う。
それで、読んでいて一番気になったのがこちら。
カタツムリの種類ごとの分布をかなり大雑把に地図上に示してあるのだが、これを見ると山形県にはアオモリマイマイもクロイワマイマイも棲息しない事になっている。
では飯豊町や小国町にいる右巻きの大型のカタツムリは一体何者なのだろうか。
それからヒタチマイマイが山形県にもいる事になっているが、自分は山形県でヒタチマイマイを見たことが無い。一体山形県のどこにいるのだろう。
あと、福島県のいわき市でミスジマイマイらしきカタツムリを拾った事があるが、この地図では福島県の東部にはミスジマイマイではなくヒタチマイマイが分布している事になっている。一体あのカタツムリの正体は何なのだろう。
「カタツムリの謎」という本は、自分にとって謎を解き明かしてくれるどころか、かえって深めてくれたようだ。
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