2018年8月16日木曜日

今日の剪定鋏 20


飛庄  かぼちゃ切鋏  200mm  皮止

   昨日、薔薇の剪定にこの飛庄のかぼちゃ切鋏を使ってみた。「飛庄」は山形県山形市の「飛塚製鋏所」の商標で、「かぼちゃ切鋏」はその名のとおり本来はかぼちゃの実を収穫する時に、固い軸部分(花柄)を切るための鋏である。
   でもこの鋏は、他にも様々な用途に使う事が出来る。普通に剪定鋏や芽切鋏としても使えるし、盆栽の枝を付け根から抉るように切る事も可能である。幹から直接のびている枝は根元からスパッと切り落とした方が切口がふさがるのが早いのだが、普通の剪定鋏ではそれが中々難しい。なぜこのかぼちゃ切鋏にそれが可能かと言うと、それはこの鋏が両刃で、しかも刃が反っているからである。
   こんな風に鋏の刃を鍛造で反らせて、しかもちゃんと切れるように作るのは、きっと簡単では無いはずである。こういう技術が田舎の小さな鍛冶屋で連綿と受け継がれているのは本当に凄い事だと思う。

   ちなみにこの鋏、牛の爪を切るのにも使えるらしい。そこで試しに自分の爪を切ってみたら、一応切れる事は切れるのだが、はっきり言って人間の爪には普通の爪切を使った方が無難だと思った。

2 件のコメント:

さんのコメント...

かぼちゃを収穫するはさみは素敵だけれど、かぼちゃを割る包丁はいいものはありませんか?
いつも命がけで割りますが、なかなか。なんとか、すいすい切れる包丁にお目にかかりたいものです。

↓タヌキはかわいそうですね。よく車にはねられたのを見ますが、道路の真ん中ではねられたテンに、もう一匹が寄り添っているのを見たこともあります。ただ、キツネははねられないですね。

かねぽん さんのコメント...

春さん、カボチャは電子レンジで温めて柔らかくしてから切るという手もありますが、半分だけ使いたいという時には困りますね。僕の場合、普通の丸いカボチャなら下の真ん中の所に包丁を刺して中心から外側に向けて切ったりもします。あと、自分ではやった事がありませんがギザギザのついたパン切り包丁でノコギリ引きにしたら切れるかも知れません。鉈や斧で豪快に割るのも面白そうですね。カボチャ専用の包丁があったら良いのですが。
そう言えばキツネの死体は滅多に見ませんね。今まで道路で見た死体は僕も2体だけだと思います。