2025年8月2日土曜日

金襖子

 



オオシオカラトンボ
Orthetrum triangulare melania
(あるいは Orthetrum  melania melania)

蜻蛉目トンボ科シオカラトンボ属。年数回発生し、幼虫で越冬する。



▲昨日の朝、庭に飛来したオオシオカラトンボの雄。







▲キキョウの花にやって来たクロスキバホウジャク(Hemaris affinis)。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。鱗翅目スズメガ科。







▲昨日夕方、庭に現れたカジカガエル(Buergeria buergeri)。体長約3cm。無尾目アオガエル科カジカガエル属。日本固有種だが、漢字で金襖子と書く事もある。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したアゲハモドキ(Epicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。鱗翅目アゲハモドキガ科アゲハモドキ属。





▲これもアゲハモドキの雄。







▲クチバスズメMarumba sperchius sperchius)。幼虫はブナ科やアオイ科シナノキ属の葉を食べる。蛹態越冬。暖地では年2化。成虫は口吻が退化し、何も食べない。スズメガ科。




▲これもクチバスズメ。









▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。





▲これもエゾスズメ。








▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。





▲これもモモスズメ。







▲そしてこれもモモスズメ。






▲クロテンケンモンスズメ(Kentrochrysalis consimilis)。幼虫はモクセイ科木本の葉をたべる。年2化で越冬態はおそらく蛹。日本固有種。スズメガ科。







▲クルマバッタモドキ(Oedaleus infernalis)の緑色型。直翅目バッタ科。年1化で卵越冬。






▲クルマバッタモドキの褐色型。



気象庁によると、米沢の昨日の最高気温は33.4℃。最後に雨が降ったのが7月16日だったので、もう2週間以上降っていなかったのだが、昨夜になってやっと少し雨が降ってくれた。7月の降水量はたった8mmだった。






2025年8月1日金曜日

闇色細指守宮

 

ビバリウムガイド 
VIVARIUM 
GUIDE
No.110
2025年秋号

令和7年8月1日発売
株式会社 エムピージェー発行





  ▲ビバリウムガイド(VIVARIUM  GUIDE)は、株式会社エムピージェーが年4回発行する爬虫類・両生類の飼育情報誌。 1997年、月刊アクアライフの増刊号として創刊。2017年の通算77号から正式に雑誌コードを取得し、独立季刊誌になっている。

  今回の表紙はヤミイロホソユビヤモリ(Cyrtodactylus nigriocularis)。2006年に新種記載されたベトナム南部の洞窟に棲息するヤモリ。

  巻頭特集は「現世は夢 ホソユビヤモリ」と題して、ヤモリ科最大のグループでもあるCyrtodactylus属の飼育について編集長の冨水明氏が解説している。

   爬虫類ハンター加藤英明の現地レポートは第96弾。「マダガスカルの自然と動物 〜クモノスリクガメを探す〜 」と題して、マダガスカル南部の乾燥した森に暮らすミナミクモノスリクガメ(Pyxis arachnoides oblonga)を紹介している。

   巻末には今年の猛暑を考慮して、爬虫類の暑さ対策についても特集されている。

  その他、海老沼剛氏のハコヨコクビガメについての記事や、富田京一氏のヨツユビリクガメの話、全国で開催された爬虫類関係のイベントのレポートも興味深い。









やっと一息

 


キンイロエグリバ
Calyptra lata

鱗翅目ヤガ科Calyptra属。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキンイロエグリバ。






▲リンゴツノエダシャクPhthonosema tendinosarium)の雄。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。





▲オオアヤシャクPachista superans)の雄。幼虫はモクレン属の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。シャクガ科。






▲アオイラガParasa consocia)の雌。幼虫は広食性だが、特にヤナギ科木本の葉をよく食べる。幼虫には毒針毛がある。年1~2回発生し、繭の中で前蛹の状態で越冬する。イラガ科。






▲ウスイロギンモンシャチホコ(Spatalia doerriesi)の雄。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹態越冬。シャチホコガ科。





▲これもウスイロギンモンシャチホコの雄。







▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。






▲コスズメTheretra japonica)。幼虫はブドウ科、アカバナ科、アジサイ科などの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲コフキコガネ(Melolontha japonica)の雄。鞘翅目コガネムシ科コフキコガネ属。





▲コクワガタDorcus rectus rectus)の雌。クワガタムシ科。



気象庁によると昨日の米沢の最高気温は33.3℃。やっと35℃を下回った。12日間続いた猛暑日に身体が慣れてきたのか、昨日は涼しく感じられた。