2018年2月14日水曜日

今日のナイフ 6

  ベレッタ  ラブレス
 ドロップポイントハンター
  Beretta   Loveless
  Drop Point Hunter

  イタリアの銃器メーカー、ベレッタのアメリカ法人、ベレッタUSAのナイフ部門から販売されたラブレス・デザインのハンティングナイフ。
  ボブ・ラブレス(Robert  Waldorf  Loveless)は、1929年にオハイオ州で生まれたアメリカのナイフ製作者。2010年没。
   当時、ナイフの製造は鍛造が中心だった中で、板状の鋼材の削り出しによって、簡単な設備を使い短期間で実用性の高い優れたナイフを製作し脚光を浴びた。
  現在、ラブレス本人が製作したナイフは高値で取引されているが、これは大手メーカーから出た大量生産品なので、比較的安価である。細かい点を除いてラブレスのデザインがうまく再現されている。
   フルテーパードタング、ドロップポイントブレード、ホローグラインドのミラー仕上げ。(もしかしたらメッキかも知れない)














   鋼材は、愛知製鋼のAUS-8Aというステンレス、ハンドルはQuince(マルメロ)となっているが、恐らく本花梨の瘤材だと思う。
  実際の製造は、岐阜県関市のナイフメーカー、「モキナイフ」が請け負っている。














  これが「フルテーパードタング」。
  刃の鋼材が徐々に薄くなりながら柄頭まではいっている。ラブレスのナイフの特徴のひとつで、重量バランスと耐久性が考慮されている。















 
   このナイフ、鶏肉の皮とか筋とかスパスパ切れて気持ちいいやら怖いやら。
  一応限定品だったので、今では中々手に入らないかも知れない。

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