Ai Micro Nikkor 55mmF2.8S
ニコンの一眼レフカメラの近接撮影用マニュアルレンズ。
レンズ構成は5群6枚のガウスタイプで、最短撮影距離は0.25(0.225)m、最大撮影倍率は1/2(1)倍である。(括弧内の数値はPK-13リングを装着した場合)
ガウスタイプのレンズは、クセノタータイプに比べて大口径化に有利で近距離収差変動が少ないという。
設計は、当時ニコンの光学部の第一光学課にいた濱西芳徳氏。
1980年にAiマイクロニッコールとして発売され、1981年にAi-S化されている。
実際に使ってみると、近距離撮影用レンズとしても優秀だが、中距離の撮影でも解像度やコントラストが高く、特に中間の絞り値でその傾向が強くなるので、標準レンズとして常用出来る。
撮影例 1 (f/2.8 1/159s ISO感度800)
ところで、他のメーカーだと近接撮影用レンズの事を「マクロレンズ」というのに、ニコンではなぜ「マイクロレンズ」と呼んでいるのかというと、マクロレンズというのは本来、原寸以上の高倍率で撮影する顕微鏡のようなレンズの事を指しているので、それと区別するためにニコンではマイクロレンズと名付けたそうな。
多分、明日はカメラの話。
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