2025年8月16日土曜日

薄雲枝尺蛾

 


ウスクモエダシャク
enophra senilis

鱗翅目シャクガ科enophra属。幼虫は広食性。年2〜3化。蛹で越冬する。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したウスクモエダシャクの雌。




▲ユウマダラエダシャクAbraxas miranda miranda)。幼虫はニシキギ科木本の葉を食べる。年2〜3化。暖地では幼虫で、寒冷地では蛹で越冬する。シャクガ科。






▲カギシロスジアオシャクGeometra dieckmanni)の雄。幼虫はブナ科木本の葉や新芽を食べる。年2化。越冬時の幼虫は宿主植物の冬芽に擬態している。シャクガ科。





▲色が薄いが、恐らくオオアヤシャクPachista superans)の雌。






▲上と同一個体の裏側。やはり通常より色が薄い。オオアヤシャクの幼虫はモクレン属の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。シャクガ科。







▲バイバラシロシャチホコCnethodonta grisescens grisescens)。幼虫は、クルミ科、カバノキ科、ニレ科などの広葉樹の葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。シャチホコガ科。





▲クビワシャチホコShaka atrovittatus atrovittatus)。幼虫はカエデ属木本の葉を食べる。年2化で、蛹越冬。シャチホコガ科。






▲オビヒトリ(Spilarctia subcarnea)の雌。幼虫はクワの葉を食べる。年2化。蛹で越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。







▲シロヒトリ(Chionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲マメドクガCifuna locuples confusa)の雄。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ドクガ亜科。






▲アゲハモドキEpicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属木本の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。アゲハモドキガ科。







▲オオバコヤガ(Diarsia canescens)。幼虫は広食性で様々な草本を食べる。年2化。蛹で越冬。ヤガ科。同属他種の可能性もあり。








▲キンイロエグリバCalyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。ヤガ科。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。








▲ハヤシノウマオイHexacentrus japonicus)の雄。直翅目キリギリス科ウマオイ属。






▲ヒメオビオオキノコ(Episcapha  fortunei fortunei)。鞘翅目オオキノコムシ科。







2025年8月15日金曜日

大水青の死





オオミズアオ
Actias aliena aliena

  鱗翅目ヤママユガ科ミズアオガ属。幼虫は様々な広葉樹の葉を食べる。成虫は口が退化していて何も食べない。年2化で蛹態越冬。



▲昨日の午後、自宅の2階の窓から外を見ると、1階の屋根の上に何やら白っぽい花のようなものが落ちていた。






▲もしかしたらと思って滑り落ちないように恐る恐る屋根の縁まで歩いていって拾ってみると、やはりオオミズアオだった。






▲既に死んでいるが、翅の破れ以外に外傷は見られない。2階の部屋の照明に飛来して窓に張り付いていたものがそのまま寿命を終えてしまったのだろうか。外灯に来た虫は常にチェックしていたが、2階はあまり長時間灯りを点けっぱなしにはしていないので何も来ていないと思っていた。もっともたとえ気付いていたとしても、何もしてやれる事はなかったのだが。





▲翅や触角の形状からして雌だと思う。







▲昨日の夕方、庭で見たヒメスズメバチ(Vespa ducalis pulchra)。膜翅目スズメバチ科スズメバチ属。このブログには初登場。薔薇の葉の裏に掛けられていたキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の巣を襲っていた。既に巣はほぼ壊滅状態で、タモリさん似の幼虫も全部居なくなってしまった。







▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雌。今年初めて見るオオカマキリの成虫。蟷螂目カマキリ科。







▲昨晩、自宅の外灯に飛来したハグルマトモエ(Spirama helicina)。幼虫はネムノキの葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。鱗翅目トモエガ科トモエガ亜科。






▲オオワタノメイガ(Haritalodes basipunctalis)。幼虫はアオギリやボダイジュの葉を食べる。年2化以上。幼虫越冬。ツトガ科。





▲コヨツメエダシャク(Ophthalmitis irrorataria)の雌。幼虫はバラ科ナシ亜科木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。






▲カギシロスジアオシャクGeometra dieckmanni)の雄。幼虫はブナ科木本の葉や新芽を食べる。年2化。越冬時の幼虫は宿主植物の冬芽に擬態している。シャクガ科。







▲オオクロコガネPedinotrichia parallela。鞘翅目コガネムシ科。






▲カブトムシTrypoxylus dichotomus septentrionalis)の雌。コガネムシ科カブトムシ属。






▲アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)の雄。半翅目セミ科アブラゼミ属。








2025年8月14日木曜日

薄黒波枝尺蛾

 




ウスグロナミエダシャク
 Phanerothyris sinearia noctivolans

鱗翅目シャクガ科Phanerothyris属。幼虫はクルミ科木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したウスグロナミエダシャク。







▲オビカギバDrepana curvatula acuta)の雌。幼虫はカバノキ科木本の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。カギバガ科。







▲ネグロトガリバ(Mimopsestis basalis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。カギバガ科。







▲キハラゴマダラヒトリ(Spilosoma lubricipedum)の雄。右の翅が皺くちゃになっている。原因は不明。飛ぶ事は出来ないものの、羽ばたいて風圧で前進する事は可能なようだ。キハラゴマダラヒトリの幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。少なくとも3匹は来ていた。コガネムシ科スジコガネ属。








▲玄関前にいたトノサマガエル(Pelophylax nigromaculatus)の雄。体長約4cm。 無尾目アカガエル科トノサマガエル属。






2025年8月13日水曜日

髭長川飛螻蛄

 

 


キハラゴマダラヒトリ
Spilosoma lubricipedum

鱗翅目トモエガ科ヒトリガ亜科Spilosoma属。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキハラゴマダラヒトリの雄。






▲ヒゲナガカワトビケラ(Stenopsyche marmorata)。長野県で食用にされるザザムシの大部分はこの種の幼虫らしい。毛翅目ヒゲナガカワトビケラ科ヒゲナガカワトビケラ属。






▲オオクロコガネPedinotrichia parallela。鞘翅目コガネムシ科。






▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。コガネムシ科スジコガネ属。












2025年8月12日火曜日

褄白天社蛾

 



ツマジロシャチホコ
Hexafrenum leucodera

鱗翅目シャチホコガ科Hexafrenum属。 幼虫はブナ科やカバノキ科木本の葉を食べる。年2化で蛹越冬。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したツマジロシャチホコの雄。







▲ヒメクサキリ(Ruspolia dubia)の雌。イネ科植物を食べる。年1回発生し、卵で越冬する。直翅目キリギリス科クサキリ属。







2025年8月11日月曜日

粘菌生活





多分粘菌。



▲オオクワガタの産卵セットから溢れ出す謎の物体。昨日まで何とも無かったのに、一晩でこんな事になっていた。おそらく粘菌(変形菌)の1種だとは思うが、これを見て昔テレビでやっていた「人喰いアメーバの恐怖」という映画を思い出した。







竹枯葉蛾

 



タケカレハ
Euthrix albomaculata  directa

鱗翅目カレハガ科Euthrix属。幼虫は毒針毛を持ち、イネ科植物の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したタケカレハの雄。






ナカスジシャチホコ(Nerice bipartita)。幼虫はナナカマドの葉を食べる。年2化で、蛹越冬。シャチホコガ科。







▲トウホクヤブキリTettigonia sp.)の雌。直翅目キリギリス科ヤブキリ属。






▲これもトウホクヤブキリの雌。