2025年10月1日水曜日

力将棋




YOUNG ANIMAL COMICS 
3月のライオン
羽海野チカ

2025年10月5日第1刷発行
株式会社白泉社



▲ヤングアニマルに連載中の「3月のライオン」待望の第18巻。2年ぶりの新刊だ。主人公の桐山零にとって第二の師匠と言える島田開八段(山形県出身)との対局。開始時刻に遅刻しながらも序盤で力の差を見せつけてくる島田に対し、零は粘り強く食い下がる。果たして勝負の行方は……。自分は将棋の事は全く分からないが、それでも楽しめてしまうから不思議だ。





長月から神無月へ

 


エビガラスズメ
Agrius convolvuli

   鱗翅目スズメガ科Agrius属。幼虫は主にヒルガオ科草本を食べる。年2~3回発生し、蛹で越冬する。成虫は夜間に訪花吸蜜し、その口吻は日本産の昆虫類で最も長い。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したエビガラスズメの雄。エビガラスズメは蛹でなければ冬を越せないはずだが、この時期に羽化した個体の子供達は、果たして冬が来る前に蛹になれるのだろうか。






▲ナシケンモン(Viminia rumicis)。幼虫は広食性。年2〜4回発生し、蛹で越冬する。ヤガ科ケンモンヤガ亜科




 

▲カラスヨトウ
Amphipyra livida corvina)。幼虫は広食性。年1化で成虫越冬。ヤガ科カラスヨトウ亜科






▲アキアカネSympetrum frequens)の雌。年1化。卵態越冬。蜻蛉目トンボ科アカネ属。







▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。緑色型はちょっと珍しい。蟷螂目カマキリ科。







▲今朝になって、飼育中のホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta)の2匹目が羽化していた。







▲前翅長は約24mm。昨日羽化した個体より僅かに大きい。それと尾羽の形が違っている。雌雄の差だろうか。






▲ホシホウジャクは鱗翅目スズメガ科Macroglossum属。成虫は日中、花の蜜を吸う。幼虫はヘクソカズラやアカネの葉を食べる。年2~3化。越冬態は不明だが温暖な地域では冬でも成虫が見られる。寒冷地では越冬出来ない可能性が高い。





2025年9月30日火曜日

星蜂雀羽化

 



ホシホウジャク
Macroglossum pyrrhosticta

鱗翅目スズメガ科Macroglossum属。成虫は日中、花の蜜を吸う。幼虫はヘクソカズラやアカネの葉を食べる。1年に2~3回発生する。越冬態は不明だが温暖な地域では冬でも成虫が見られる。




▲今朝、飼育ケースの中でホシホウジャクが羽化していた。自宅前に生えているヘクソカズラで採集したホシホウジャクの幼虫達の中でこれが最初の1匹目だ。昨夜1時頃にはまだだったので、未明のうちに羽化したのだろう。蛹の期間は2週間位だった。





▲前翅長約23mm。ホシヒメホウジャク程ではないがかなり小さい。外見はクロホウジャクとそっくりだが、ほとんどの場合大きさで見分けられるはずだ。もっとも最大級のホシホウジャクと最小のクロホウジャクは同じ位の大きさなのかも知れないが。






▲もう少しじっくり撮影したかったのだが、翅をしばらく震わせた後、すぐに飛び立ってしまった。ホシヒメホウジャクの時は羽化から飛び立つまでもっと時間がかかったのに。



かねぽんのスズメガ図鑑のホシホウジャクの写真を差し替えました。







梨剣紋夜蛾

 


ナシケンモン
Viminia rumicis

鱗翅目ヤガ科ケンモンヤガ亜科Viminia属。幼虫は広食性。年2〜4回発生し、蛹で越冬する。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したナシケンモン。






▲カラスヨトウ(Amphipyra livida corvina)。幼虫は広食性。年1化で成虫越冬。ヤガ科カラスヨトウ亜科






▲クロフトビイロヤガ(Xestia fuscostigma)。幼虫は広食性で様々な草本を食べる。年2化。ヤガ科モンヤガ亜科






▲キシタミドリヤガ(Xestia efflorescens)。
幼虫は広食性。年1化。幼虫越冬。ヤガ科モンヤガ亜科。







▲クロオオモンエダシャク(Microcalicha fumosaria fumosaria)の雌。幼虫はニシキギ科木本の葉を食べる。年2回発生。シャクガ科エダシャク亜科






▲オオアメバチOphion luteus)。鱗翅類の複数種(欧州ではセンモンヤガとカブラヤガ、日本ではヨトウガやウスオビヤガ、クロスジカギバ)の幼虫に捕食寄生する。膜翅目ヒメバチ科アメバチ亜科アメバチ属。





2025年9月29日月曜日

背条天蛾の蛹

 


セスジスズメ
Theretra oldenlandiae oldenlandiae

    鱗翅目スズメガ科コスズメ属。幼虫はサトイモやカラスビシャク、ヤブガラシ等の葉を食べる。1年に2~3回発生し、蛹で越冬する。



▲近所のサトイモ畑で採集したセスジスズメの幼虫のうち1匹が蛹になった。今年中に羽化するのか、このまま越冬するのかは分からないが、余計な事は何もしないで様子を見てみようと思う。他の幼虫達もそのほとんどが蛹化の前段階に入っており、まだ餌を食べているのは1匹だけになった。


かねぽんのスズメガ図鑑にセスジスズメの蛹が追加されました。







▲先日、自宅の敷地で採集したエビガラスズメの幼虫2匹は順調に成長している。最初に見付けた4齢幼虫は脱皮して終齢になり、2番目に見付けた終齢幼虫はプリプリになって、蛹化寸前まで来ている。







▲近所でエビガラスズメの新たな棲息地を発見した。マルバアサガオを食べる緑色型の4齢幼虫。





▲それと褐色型の終齢幼虫がいた。
エビガラスズメ(Agrius convolvuli)もスズメガ科。幼虫は主にヒルガオ科草本の葉を食べる。年2~3回発生し、蛹で越冬する。成虫は夜間に訪花吸蜜し、その口吻は日本産の昆虫類で最も長い。







黒斑鳶色夜蛾

 



クロフトビイロヤガ
Xestia fuscostigma

鱗翅目ヤガ科モンヤガ亜科Xestia属。幼虫は広食性で様々な草本を食べる。年2化。




▲昨晩、自宅の外灯に飛来したクロフトビイロヤガ。






▲キシタミドリヤガ(Xestia efflorescens)。
幼虫は広食性。年1化。幼虫越冬。ヤガ科モンヤガ亜科。






▲オオバコヤガ(Diarsia canescens)。幼虫は広食性で様々な草本を食べる。年2化。幼虫で越冬。ヤガ科モンヤガ亜科。




▲フタヤマエダシャクRikiosatoa grisea)の雌。 幼虫はアカマツの葉を食べる。年2化で、幼虫越冬。シャクガ科。






▲オオアメバチ(Ophion luteus)。ヤガ科の複数種(欧州ではセンモンヤガとカブラヤガ)の幼虫に捕食寄生する。膜翅目ヒメバチ科アメバチ亜科アメバチ属。





▲同じオオアメバチ個体。この写真の方が翅脈が分かりやすい。








▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雄。蟷螂目カマキリ科。





▲ノシメトンボSympetrum infuscatum)の雄。蜻蛉目トンボ科アカネ属。






2025年9月28日日曜日

海老柄天蛾の三齢幼虫




エビガラスズメ
Agrius convolvuli

   鱗翅目スズメガ科Agrius属。幼虫は広食性で様々な双子葉植物の葉を食べるが、ヒルガオ科の草本で見つかる事が多い。年2~3回発生し、蛹で越冬する。成虫は夜間に訪花吸蜜し、その口吻は日本産の昆虫類で最も長い。



▲エビガラスズメの終齢(5齢)幼虫。先日エビガラスズメを見付けた近所のマルバアサガオにまだ幼虫がいた。この前と比べてますます巨大になっている。





▲エビガラスズメ終齢2匹目。





▲エビガラスズメ終齢3匹目。先日は緑色型1匹と褐色型2匹がいたのだが、今日は緑色型ばかり3匹になっていた。






▲エビガラスズメの3齢幼虫もいた。ちょっと見ただけで少なくとも3匹はいたので、実際はもっといるのだろう。でも今から成長して、冬が来る前に蛹になれるのだろうか。





▲他に、別の種類の幼虫もいた。多分キンウワバ類だと思うが、資料がないのでよく分からない。あまり興味も無いので今回はスルーする事にした。