Pent by大西製作所
アセテート アークモデル
「錦鯉」
今年になってから万年筆の収集熱がじわじわと再燃して来ているようで、また万年筆を買ってしまった。
大阪市の「ペンハウス」で販売されている、「大西製作所」の「錦鯉」である。
「錦鯉」という万年筆は、「アセテート」という素材を削り出して作っている。その赤と白の模様は一本ごとに皆異なっていて、如何にも錦鯉を思わせる物である。贅沢を言えば、赤い部分がもう少し黄色味を帯びていたら、もっと錦鯉っぽくなったと思うが、とにかく美しい万年筆だ。
「大西製作所」は、セルロイドの筆記具で有名だった「カトウセイサクショ」の元で研鑽を積んだ大西慶造氏が、加藤氏の死後にその仕事と道具類を引き継いで立ち上げた東大阪市の工房である。
「ペント」は、「ペンハウス」を運営している「株式会社ライムラックス」のブランド。
軸やキャップの素材「アセテート」は、セルロイドと同じくセルロースを主原料としているが、燃えやすいセルロイドが硝酸を使っているのに対し、アセテートは酢酸を使って燃えにくくなっている点が異なる。
キャップを外すとこんな感じ。
ペン先はドイツの「Schmidt」社のスチール製。
インクの補充はコンバーターとカートリッジの両用式。Schmidt社のコンバーターが付属している。
この万年筆は一本一本模様が違うので、もし資金と在庫があれば沢山集めて見比べてみるのも良いと思う。
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