植物関係の雑誌を2冊買ってきた。
ブルータス
2018年7月1日号
ブルータスは株式会社マガジンハウスが毎月1日と15日に発行している雑誌。普段は買う事は無いのだが、今号はビザールプランツ特集だったので買ってみた。「ビザール」っていう言葉の意味がよく分からないのだが、多分「珍しい」とか「ちょっと変わった」とかいう意味だと思う。(←よく見たら表紙に『珍奇植物』って書いてるじゃん)
表紙の写真はブロメリア科(=アナナス科あるいはパイナップル科)のシンコラエア・バールマルクシーとかいうブラジルの植物。
中身はというと、珍しいけど大して面白くもない植物の自生地の写真とか、そういう植物を売っている店のショップガイドとかが載っていて、興味のある人にとっては買っても損は無い内容だと思う。
それにしてもこの雑誌、写真も字も小さくて老眼になり始めた自分には読むのがちょっときつい。A4サイズくらいの雑誌に書いてある文字が文庫本のそれより小さいって馬鹿じゃないの?
あと、「原産地から輸入された希少種を高価な植木鉢に入れてお洒落な部屋に飾って楽しもう」的なライフスタイルを提唱しているようだが、身近な普通の植物もまともに育てた事の無い素人がいきなりよく知らない植物を栽培したって枯らすに決まっているって事も分からないのだろうか。外国の山野に自生する植物を日本に輸入する場合、根に付いている土を完全に落としてから持って来なければならないが、実はその土の中にいる共生菌が植物の成長にとって重要な訳で、同じ種類の菌が日本にいない場合、ベテランの愛好家が栽培してもまともに育たない事がしばしばあるのだ。そんな事も知らないなんて、やっぱり馬…(以下略)
でも、また珍奇植物の特集があったら買ってしまうと思う。
趣味の山野草
2018年7月号
あと、「原産地から輸入された希少種を高価な植木鉢に入れてお洒落な部屋に飾って楽しもう」的なライフスタイルを提唱しているようだが、身近な普通の植物もまともに育てた事の無い素人がいきなりよく知らない植物を栽培したって枯らすに決まっているって事も分からないのだろうか。外国の山野に自生する植物を日本に輸入する場合、根に付いている土を完全に落としてから持って来なければならないが、実はその土の中にいる共生菌が植物の成長にとって重要な訳で、同じ種類の菌が日本にいない場合、ベテランの愛好家が栽培してもまともに育たない事がしばしばあるのだ。そんな事も知らないなんて、やっぱり馬…(以下略)
でも、また珍奇植物の特集があったら買ってしまうと思う。
趣味の山野草
2018年7月号
趣味の山野草は、株式会社栃の葉書房が発行している月刊誌。いつも行っている米沢の書店には何故か置いて無いのだが、今回別の雑誌を買いに行った南陽市の本屋で見かけて、面白そうだったので買ってみた。ちなみに目当ての雑誌は見付からず。
表紙の写真は、福島県の飯豊連峰、剣ヶ峰のイワカガミの花。
今月号の特集は、「日本の着生蘭」。珍しい蘭の自生地とか、栽培された大株の写真が載っていて、こういうのを見ると、「日本って凄いなあ」と思ってしまう。現在日本の着生蘭は、自生地ではかなり危機的な状況である。それを探しだして写真に収めてしまう博物館の研究員の執念も凄いと思うし、また難物を長年栽培して見事な大株に仕立ててしまう愛好家の努力も半端では無い。日本は昔から園芸や盆栽を趣味としている人が多いので、栽培技術の蓄積もあるのだろう。たとえ自生地の自然が破壊されても、愛好家がいる限り日本の植物は絶滅を免れるのではないかと期待を抱いてしまう。
あと、もうひとつの特集が「飯豊連峰の高山植物」。ほとんど地元とも言える飯豊連峰の植物が取り上げられていて、暇になったらちょっと見に行ってみようかな、と思ってしまった。
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