2025年8月5日火曜日

青の他人

 


オオミズアオ
Actias aliena aliena

鱗翅目ヤママユガ科ミズアオガ属。2007年に種小名がartemis(月の女神)からaliena(他所者)へ変更された。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食す。成虫は口が退化していて何も食べない。年2化で蛹態越冬。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したオオミズアオの雄。






▲オオクワゴモドキOberthueria falcigera)の雄。幼虫はカエデ類の葉を食べる。成虫は何も食べない。年2化で、蛹で越冬する。カイコガ科。







▲トビイロスズメClanis  bilineata  tsingtauica)の雌。前翅長55mm。幼虫はマメ科植物の葉を食べる。年1化。スズメガ類では珍しく前蛹で越冬する。スズメガ科。





▲これもトビイロスズメ。







▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。





▲これもエゾスズメ。






▲そしてこれもエゾスズメ。そう言えば昨日コンビニの前でエゾスズメの死体を見かけた。









▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲アゲハモドキ(Epicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。アゲハモドキガ科アゲハモドキ属。





▲トビネオオエダシャクPhthonosema invenustarium)の雄。幼虫は広食性で、広葉樹の葉を食べる。年1〜2化で、蛹で越冬する。






▲コフキコガネ(Melolontha japonica)の雄。鞘翅目コガネムシ科コフキコガネ属。






▲ウスバカミキリ(Megopis sinicaの雄。幼虫は枯木を食べ、数年1化と云われている。鞘翅目カミキリムシ科ウスバカミキリ属。日本三大カミキリムシのひとつ。







▲アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)の雌。半翅目セミ科アブラゼミ属。







2025年8月4日月曜日

白点薄黒夜盗蛾

 


シロテンウスグロヨトウ
 Athetis albisignata

鱗翅目ヤガ科Athetis属。幼虫はキク科やタデ科、マメ科等の草本の葉を食べる。年2化で前蛹越冬。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したシロテンウスグロヨトウ。






▲アゲハモドキ(Epicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。鱗翅目アゲハモドキガ科アゲハモドキ属。





▲オオアヤシャクPachista superans)の雄。幼虫はモクレン属の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。シャクガ科。





▲カギシロスジアオシャクGeometra dieckmanni)の雄。幼虫はブナ科木本の葉や新芽を食べる。年2化。幼虫で越冬する際に宿主植物の冬芽に擬態する。シャクガ科。





▲セダカシャチホコ(Euhampsonia  cristata)の雄。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化で蛹越冬。シャチホコガ科。







▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。





▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。






▲これもエゾスズメ。




▲そしてこれもエゾスズメ。







▲トウホクヤブキリTettigonia sp.)の雄。直翅目キリギリス科ヤブキリ属。









2025年8月3日日曜日

灰色大枝尺蛾

 



ハイイロオオエダシャク 
Biston regalis comitata

鱗翅目シャクガ科Biston属。幼虫はカエデ類や、タニウツギ、オヒョウ等の葉を食べる。年1化。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したハイイロオオエダシャクの雄。






▲ヨツメエダシャクOphthalmitis albosignaria albosignaria)の雄。幼虫はオニグルミやクロモジの葉を食べる。年1〜2化で、蛹で越冬する。シャクガ科。






▲キンイロエグリバ(Calyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。ヤガ科。







▲オオミズアオ(Actias aliena aliena)の雄。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食す。成虫は口が退化していて何も食べない。年2化で蛹態越冬。ヤママユガ科ミズアオガ属。新居には初めての来訪。この蛾に再会出来て、本当に嬉しい。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。昨夜のスズメガはこの1匹だけだった。







▲オオコフキコガネMelolontha frater)の雌。鞘翅目コガネムシ科コフキコガネ属。あるいはコフキコガネ(Melolontha  japonica)の可能性も。









▲カブトムシTrypoxylus dichotomus septentrionalis)の雌。コガネムシ科カブトムシ属。




 


2025年8月2日土曜日

金襖子

 



オオシオカラトンボ
Orthetrum triangulare melania
(あるいは Orthetrum  melania melania)

蜻蛉目トンボ科シオカラトンボ属。年数回発生し、幼虫で越冬する。



▲昨日の朝、庭に飛来したオオシオカラトンボの雄。







▲キキョウの花にやって来たクロスキバホウジャク(Hemaris affinis)。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。鱗翅目スズメガ科。







▲昨日夕方、庭に現れたカジカガエル(Buergeria buergeri)。体長約3cm。無尾目アオガエル科カジカガエル属。日本固有種だが、漢字で金襖子と書く事もある。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したアゲハモドキ(Epicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。鱗翅目アゲハモドキガ科アゲハモドキ属。





▲これもアゲハモドキの雄。







▲クチバスズメMarumba sperchius sperchius)。幼虫はブナ科やアオイ科シナノキ属の葉を食べる。蛹態越冬。暖地では年2化。成虫は口吻が退化し、何も食べない。スズメガ科。




▲これもクチバスズメ。









▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。





▲これもエゾスズメ。








▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。





▲これもモモスズメ。







▲そしてこれもモモスズメ。






▲クロテンケンモンスズメ(Kentrochrysalis consimilis)。幼虫はモクセイ科木本の葉をたべる。年2化で越冬態はおそらく蛹。日本固有種。スズメガ科。







▲クルマバッタモドキ(Oedaleus infernalis)の緑色型。直翅目バッタ科。年1化で卵越冬。






▲クルマバッタモドキの褐色型。



気象庁によると、米沢の昨日の最高気温は33.4℃。最後に雨が降ったのが7月16日だったので、もう2週間以上降っていなかったのだが、昨夜になってやっと少し雨が降ってくれた。7月の降水量はたった8mmだった。






2025年8月1日金曜日

闇色細指守宮

 

ビバリウムガイド 
VIVARIUM 
GUIDE
No.110
2025年秋号

令和7年8月1日発売
株式会社 エムピージェー発行





  ▲ビバリウムガイド(VIVARIUM  GUIDE)は、株式会社エムピージェーが年4回発行する爬虫類・両生類の飼育情報誌。 1997年、月刊アクアライフの増刊号として創刊。2017年の通算77号から正式に雑誌コードを取得し、独立季刊誌になっている。

  今回の表紙はヤミイロホソユビヤモリ(Cyrtodactylus nigriocularis)。2006年に新種記載されたベトナム南部の洞窟に棲息するヤモリ。

  巻頭特集は「現世は夢 ホソユビヤモリ」と題して、ヤモリ科最大のグループでもあるCyrtodactylus属の飼育について編集長の冨水明氏が解説している。

   爬虫類ハンター加藤英明の現地レポートは第96弾。「マダガスカルの自然と動物 〜クモノスリクガメを探す〜 」と題して、マダガスカル南部の乾燥した森に暮らすミナミクモノスリクガメ(Pyxis arachnoides oblonga)を紹介している。

   巻末には今年の猛暑を考慮して、爬虫類の暑さ対策についても特集されている。

  その他、海老沼剛氏のハコヨコクビガメについての記事や、富田京一氏のヨツユビリクガメの話、全国で開催された爬虫類関係のイベントのレポートも興味深い。









やっと一息

 


キンイロエグリバ
Calyptra lata

鱗翅目ヤガ科Calyptra属。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキンイロエグリバ。






▲リンゴツノエダシャクPhthonosema tendinosarium)の雄。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。





▲オオアヤシャクPachista superans)の雄。幼虫はモクレン属の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。シャクガ科。






▲アオイラガParasa consocia)の雌。幼虫は広食性だが、特にヤナギ科木本の葉をよく食べる。幼虫には毒針毛がある。年1~2回発生し、繭の中で前蛹の状態で越冬する。イラガ科。






▲ウスイロギンモンシャチホコ(Spatalia doerriesi)の雄。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹態越冬。シャチホコガ科。





▲これもウスイロギンモンシャチホコの雄。







▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。






▲コスズメTheretra japonica)。幼虫はブドウ科、アカバナ科、アジサイ科などの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲コフキコガネ(Melolontha japonica)の雄。鞘翅目コガネムシ科コフキコガネ属。





▲コクワガタDorcus rectus rectus)の雌。クワガタムシ科。



気象庁によると昨日の米沢の最高気温は33.3℃。やっと35℃を下回った。12日間続いた猛暑日に身体が慣れてきたのか、昨日は涼しく感じられた。