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2025年8月30日土曜日

帯蛾

 


オビガ 
Apha aequalis

鱗翅目オビガ科Apha属。幼虫は主にスイカズラ科植物の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。日本固有種。オビガ科(Eupterotidae)は300種以上が記載されているが、日本ではこの種しかいない。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したオビガの雄。ヤママユガの仲間を小さくしたような印象の蛾。






▲ヨトウガMamestra brassicae)。幼虫は広食性。年2〜3化で、蛹で越冬する。ヤガ科ヨトウガ亜科。






▲マエジロヤガOchropleura plecta  glaucimacula)。幼虫は広食性で様々な草本を食べる。年2化。ヤガ科モンヤガ亜科。







▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。







▲モンスズメバチ
(Vespa  crabro  flavofasciata)の働き蜂。膜翅目スズメバチ科スズメバチ属。







▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。鞘翅目コガネムシ科スジコガネ属。







2025年8月25日月曜日

精霊蝗虫の雌




ショウリョウバッタ
Acrida cinerea

    直翅目バッタ科ショウリョウバッタ属。雌は日本のバッタでは最大。主にイネ科の植物を食べる。年1化で卵態越冬。ユーラシア大陸の熱帯から温帯にかけて分布する。



▲昨日の午前中、自宅の庭で見付けたショウリョウバッタの緑色型雌。一旦草に紛れると余程近付いて目を凝らして見ないと何処にいるか分からない。飛んで行った方向に追いかけていっても見失ってしまう事が多い。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したアゲハモドキEpicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属木本の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。鱗翅目アゲハモドキガ科。





▲キバネモンヒトリSpilarctia lutea japonica)の雌。幼虫は広食性。年2化で、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





▲キンイロエグリバCalyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。トモエガ科エグリバ亜科。






▲コスズメTheretra japonica)。幼虫はブドウ科、アカバナ科、アジサイ科などの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲ナカキシャチホコ(Peridea gigantea)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。シャチホコガ科。






▲モンスズメバチ(Vespa  crabro  flavofasciata)の働き蜂。膜翅目スズメバチ科スズメバチ属。






▲キボシカミキリ(Psacothea  hilaris  hilaris)。幼虫はクワやイチジクの生木を食べる。鞘翅目カミキリムシ科キボシカミキリ属。






▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。コガネムシ科スジコガネ属。






▲オオクロコガネPedinotrichia parallela。コガネムシ科。






▲コクワガタDorcus rectus rectus)の雌。クワガタムシ科。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科






▲コカマキリの雄。






▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雄。カマキリ科。






▲ウスバカマキリ(Mantis religiosa)の雌。日本産カマキリの中では最も飛翔能力が高い。草原に棲息する汎存種。







▲ハマベハサミムシAnisolabis maritima)の雌。革翅目マルムネハサミムシ科。








2025年8月17日日曜日

深山烏揚羽も来た

 


ミヤマカラスアゲハ
Papilio maackii

鱗翅目アゲハチョウ科アゲハチョウ属。幼虫はミカン科落葉樹の葉を好む。年2発生し、蛹の状態で越冬する。



▲昨日の朝、自宅の庭に来たミヤマカラスアゲハの夏型雄。オニユリの花蜜を吸っている。





▲ヒルガオの花にも来ていた。






▲キキョウの花に来たクロスキバホウジャク(Hemaris affinis)。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。スズメガ科。






▲この前ヒメスズメバチに襲撃されたキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の巣には、働き蜂か女王蜂が1匹だけ残っていた。膜翅目スズメバチ科アシナガバチ属。






▲栽培しているジュズダマの実が食べられていたので、犯人を探してみたら、葉の隙間にヒメクサキリRuspolia dubiaが隠れていた。ヒメクサキリは直翅目キリギリス科クサキリ属。






▲昨日の午後に見付けたホソバセダカモクメ(Cucullia pustulata  fraterna)の終齢幼虫。ホソバセダカモクメの幼虫はキク科草本を食べ、レタスの害虫でもある。写真ではレタスと同属のアキノノゲシの蕾を食べている。年2回発生し、越冬は蛹の状態でおこなう。鱗翅目ヤガ科。ちなみに我が家のリクガメ達もアキノノゲシが大好物。野生のニホンザルが食べているのを見た事もある。





▲昨晩、自宅の外灯に飛来したツマジロシャチホコHexafrenum leucodera)の雌。幼虫はブナ科やカバノキ科木本の葉を食べる。年2化で蛹越冬。シャチホコガ科。






▲シロヒトリ(Chionarctia nivea)の雌。前翅長41mm。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲上と同じシロヒトリが翅を開いた状態。







▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雌。先日見たのと同じ個体かも。蟷螂目カマキリ科。





▲オオカマキリの雄。






▲モンスズメバチ(Vespa  crabro  flavofasciata)。膜翅目スズメバチ科スズメバチ属。





▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。昨晩は3匹来ていた。鞘翅目コガネムシ科スジコガネ属。






2025年8月15日金曜日

大水青の死





オオミズアオ
Actias aliena aliena

  鱗翅目ヤママユガ科ミズアオガ属。幼虫は様々な広葉樹の葉を食べる。成虫は口が退化していて何も食べない。年2化で蛹態越冬。



▲昨日の午後、自宅の2階の窓から外を見ると、1階の屋根の上に何やら白っぽい花のようなものが落ちていた。






▲もしかしたらと思って滑り落ちないように恐る恐る屋根の縁まで歩いていって拾ってみると、やはりオオミズアオだった。






▲既に死んでいるが、翅の破れ以外に外傷は見られない。2階の部屋の照明に飛来して窓に張り付いていたものがそのまま寿命を終えてしまったのだろうか。外灯に来た虫は常にチェックしていたが、2階はあまり長時間灯りを点けっぱなしにはしていないので何も来ていないと思っていた。もっともたとえ気付いていたとしても、何もしてやれる事はなかったのだが。





▲翅や触角の形状からして雌だと思う。







▲昨日の夕方、庭で見たヒメスズメバチ(Vespa ducalis pulchra)。膜翅目スズメバチ科スズメバチ属。このブログには初登場。薔薇の葉の裏に掛けられていたキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の巣を襲っていた。既に巣はほぼ壊滅状態で、タモリさん似の幼虫も全部居なくなってしまった。







▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雌。今年初めて見るオオカマキリの成虫。蟷螂目カマキリ科。







▲昨晩、自宅の外灯に飛来したハグルマトモエ(Spirama helicina)。幼虫はネムノキの葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。鱗翅目トモエガ科トモエガ亜科。






▲オオワタノメイガ(Haritalodes basipunctalis)。幼虫はアオギリやボダイジュの葉を食べる。年2化以上。幼虫越冬。ツトガ科。





▲コヨツメエダシャク(Ophthalmitis irrorataria)の雌。幼虫はバラ科ナシ亜科木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。






▲カギシロスジアオシャクGeometra dieckmanni)の雄。幼虫はブナ科木本の葉や新芽を食べる。年2化。越冬時の幼虫は宿主植物の冬芽に擬態している。シャクガ科。







▲オオクロコガネPedinotrichia parallela。鞘翅目コガネムシ科。






▲カブトムシTrypoxylus dichotomus septentrionalis)の雌。コガネムシ科カブトムシ属。






▲アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)の雄。半翅目セミ科アブラゼミ属。








2025年7月28日月曜日

黒透翅蜂雀

 


クロスキバホウジャク
Hemaris affinis

鱗翅目スズメガ科Hemaris属。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。



▲昨日の正午少し前、自宅の庭のキキョウの花にやって来たクロスキバホウジャク。このブログには初めての登場。眼にする機会があっても、撮影は少し難しい。(かねぽんのスズメガ図鑑を更新しました。)








▲ヤブガラシの花に夢中なフタモンクモバチ(Parabatozonus jankowskii =フタモンベッコウ)。膜翅目クモバチ科(ベッコウバチ科)では日本最大。昨日の夕方撮影。







▲薔薇の葉の裏に営巣していたキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)。薔薇に水やりをした時に巣にしみ込んだ水を、右上の働き蜂(あるいは女王蜂)が吸い出している。左上には雄蜂も見える。巣の中にはタモリさんみたいな顔をした幼虫がいる。スズメバチ科アシナガバチ属。







▲昨晩、自宅の外灯に飛来したギンモンスズメモドキ(Tarsolepis japonica)の雄。大きな穴が空いているようにしか見えないトリックアートの翅をもつ蛾。以前から是非お近付きになりたかった憧れの存在のひとりにやっと出会えた。






▲同じギンモンスズメモドキを横の方から撮影。どの角度から見ても、平面の翅が立体的に見える。本当に見事な擬態。幼虫はカエデ属木本の葉を食べる。年1回発生し、蛹の状態で越冬する。鱗翅目シャチホコガ科。







▲クチバスズメMarumba sperchius sperchius)。幼虫はブナ科やアオイ科シナノキ属の葉を食べる。蛹態越冬。暖地では年2化。成虫は口吻が退化し、何も食べない。スズメガ科。







▲トビイロスズメ(Clanis  bilineata  tsingtauica)。幼虫はマメ科植物の葉を食べる。年1化。スズメガ類では珍しく前蛹で越冬する。スズメガ科。







▲オオシラホシアツバEdessena hamada)。幼虫はクリやクヌギの枯れ葉を食べる。年2化。トモエガ科クルマアツバ亜科。







▲アオイラガParasa consocia)。幼虫は広食性だが、特にヤナギ科木本の葉をよく食べる。幼虫には毒針毛がある。年1~2回発生し、繭の中で前蛹の状態で越冬する。イラガ科。







▲ミヤマカミキリMassicus raddei) の雄。成虫は樹液にやって来る。幼虫は主にブナ科木本の生木の心材部を食害し、3年1化と云われている。日本のカミキリムシでは、シロスジカミキリやウスバカミキリと並ぶ最大種。鞘翅目カミキリムシ科。






▲ウスバカミキリ(Megopis sinicaの雄。幼虫は枯木を食べ、数年1化と云われている。カミキリムシ科ウスバカミキリ属。日本三大カミキリムシのひとつ。




▲これもウスバカミキリの雄。


気象庁によると昨日の米沢の最高気温は35.8℃。前日に比べたら涼しいが、これで9日連続の猛暑日。