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2025年8月25日月曜日

精霊蝗虫の雌




ショウリョウバッタ
Acrida cinerea

    直翅目バッタ科ショウリョウバッタ属。雌は日本のバッタでは最大。主にイネ科の植物を食べる。年1化で卵態越冬。ユーラシア大陸の熱帯から温帯にかけて分布する。



▲昨日の午前中、自宅の庭で見付けたショウリョウバッタの緑色型雌。一旦草に紛れると余程近付いて目を凝らして見ないと何処にいるか分からない。飛んで行った方向に追いかけていっても見失ってしまう事が多い。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したアゲハモドキEpicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属木本の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。鱗翅目アゲハモドキガ科。





▲キバネモンヒトリSpilarctia lutea japonica)の雌。幼虫は広食性。年2化で、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





▲キンイロエグリバCalyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。トモエガ科エグリバ亜科。






▲コスズメTheretra japonica)。幼虫はブドウ科、アカバナ科、アジサイ科などの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲ナカキシャチホコ(Peridea gigantea)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。シャチホコガ科。






▲モンスズメバチ(Vespa  crabro  flavofasciata)の働き蜂。膜翅目スズメバチ科スズメバチ属。






▲キボシカミキリ(Psacothea  hilaris  hilaris)。幼虫はクワやイチジクの生木を食べる。鞘翅目カミキリムシ科キボシカミキリ属。






▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。コガネムシ科スジコガネ属。






▲オオクロコガネPedinotrichia parallela。コガネムシ科。






▲コクワガタDorcus rectus rectus)の雌。クワガタムシ科。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科






▲コカマキリの雄。






▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雄。カマキリ科。






▲ウスバカマキリ(Mantis religiosa)の雌。日本産カマキリの中では最も飛翔能力が高い。草原に棲息する汎存種。







▲ハマベハサミムシAnisolabis maritima)の雌。革翅目マルムネハサミムシ科。








2025年8月24日日曜日

褄黒豹紋蝶

 


ツマグロヒョウモン(♀)
Argyreus hyperbius

  鱗翅目タテハチョウ科ツマグロヒョウモン属。幼虫はスミレ属の草本を食べる。年4〜5化で、幼虫か蛹で越冬する。雌は毒蝶のカバマダラに擬態している。日本では1980年代まで近畿地方以西にしか棲息していなかったが、近年分布を拡大している。



▲昨日の夕方、自宅の庭に飛来した見慣れない蝶。写真を撮ろうとして追いかけてみたが、なかなか一箇所にとどまろうとはせず、かと言って何処か遠くへ行くでもなく庭の周辺を飛び回っていた。どうやら花の蜜を吸いに来たわけではなく、休息する場所を探していたようだ。後で調べてみたらツマグロヒョウモンというこの辺りでは新参の蝶だった。東北地方では今世紀になってから見かけられるようになったらしい。





▲昨晩、自宅の外灯に飛来したツマキシャチホコPhalera assimilis)。少なくとも3匹は来ていた。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年1化で、蛹で越冬する。シャチホコガ科。





▲ナカキシャチホコ(Peridea gigantea)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。シャチホコガ科。






▲これもナカキシャチホコ。






▲アオイラガParasa consocia)の雄。幼虫は広食性だが、特にヤナギ科木本の葉をよく食べる。幼虫には毒針毛がある。年1~2回発生し、繭の中で前蛹の状態で越冬する。イラガ科。





▲キドクガKidokuga piperita)。幼虫は広食性。年1化で幼虫越冬。トモエガ科ドクガ亜科。







▲キハラゴマダラヒトリSpilosoma lubricipedum)の雌。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





▲スジモンヒトリSpilarctia seriatopunctata seriatopunctata)の雄。幼虫は、クワやケヤキ、サクラ類、スイバ等の葉を食べる。年2〜3回発生し、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲これもスジモンヒトリの雄。






▲アカウラカギバ(Hypsomadius insignis)。幼虫はユズリハ属木本の葉を食べる。年3化。幼虫越冬。カギバガ科。





▲アカウラカギバの裏側。






▲ネグロトガリバMimopsestis basalis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。カギバガ科。





▲リンゴカレハ(Odonestis pruni japonensis)の雄。幼虫は毒針毛を持ち、クヌギ、リンゴ、ナシ等の葉を食べる。年2化で、中齢幼虫で越冬する。カレハガ科。






▲ウンモンスズメ(Callambulyx  tatarinovii)。なんと7年ぶりの再会。日本のスズメガ類では最も美しい蛾のひとつ。幼虫はニレ科木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科






▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雄。カマキリ科。






▲クルマバッタモドキOedaleus infernalis)の雌。直翅目バッタ科。年1化で卵越冬。





▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。鞘翅目コガネムシ科スジコガネ属。





▲サクラコガネAnomala daimiana)。コガネムシ科スジコガネ属。






▲ノコギリクワガタProsopocoilus inclinatus inclinatus)の原歯型雄。右触角、右前肢、左後肢跗節が欠損している。クワガタムシ科ノコギリクワガタ属。





▲ヤマアカガエル(Rana ornativentris)。無尾目アカガエル科アカガエル属。日本固有種。






2025年8月8日金曜日

碧翅挵蝶

 



アオバセセリ
Choaspes benjaminii japonica

鱗翅目セセリチョウ科アオバセセリ属。幼虫はアワブキ属木本の葉を食べる。年2〜3化。越冬態は蛹。



▲昨日、よねざわ昆虫館のある三沢コミュニティセンターの駐車場前で見たアオバセセリ。ブッドレアの花に来ていた。







▲ベニシジミ(Lycaena  phlaeas  daimio)。幼虫はタデ科草本の葉を食べる。年3〜5化。越冬態は幼虫。シジミチョウ科。







▲クロスキバホウジャク(Hemaris affinis)。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。スズメガ科。






▲クロスキバホウジャクの動画。ホシホウジャクが蜜を吸う時は完全なホバリングだったけど、クロスキバホウジャクは前肢を花に掛けている。これは口吻の長さの違いによるものだろうか。










▲昨晩、自宅の外灯に飛来したコスズメ(Theretra japonica)。幼虫はブドウ科、アカバナ科、アジサイ科などの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。







▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。








▲ユウマダラエダシャクAbraxas miranda miranda)。春に見た個体より小さい。幼虫はニシキギ科木本の葉を食べる。年2〜3化。暖地では幼虫で、寒冷地では蛹で越冬する。シャクガ科。






▲キハラゴマダラヒトリSpilosoma lubricipedum)の雄。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲イボバッタ(Trilophidia japonica)。直翅目バッタ科イボバッタ属。



 



▲ショウリョウバッタAcrida cinerea)の雄。前に住んでいた所ではショウリョウバッタは滅多に見かけなかったので、なんか嬉しい。バッタ科ショウリョウバッタ属。







▲ヒメツユムシ(Leptoteratura  sp.)の雄。頭から翅の先まで15mmくらい。人間の耳には聞こえない50kHz位の超音波で鳴くらしい。今のところ山形県が分布の北限。キリギリス科(あるいはキリギリス上科ササキリモドキ科)ヒメツユムシ属。







2025年8月2日土曜日

金襖子

 



オオシオカラトンボ
Orthetrum triangulare melania
(あるいは Orthetrum  melania melania)

蜻蛉目トンボ科シオカラトンボ属。年数回発生し、幼虫で越冬する。



▲昨日の朝、庭に飛来したオオシオカラトンボの雄。







▲キキョウの花にやって来たクロスキバホウジャク(Hemaris affinis)。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。鱗翅目スズメガ科。







▲昨日夕方、庭に現れたカジカガエル(Buergeria buergeri)。体長約3cm。無尾目アオガエル科カジカガエル属。日本固有種だが、漢字で金襖子と書く事もある。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したアゲハモドキ(Epicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。鱗翅目アゲハモドキガ科アゲハモドキ属。





▲これもアゲハモドキの雄。







▲クチバスズメMarumba sperchius sperchius)。幼虫はブナ科やアオイ科シナノキ属の葉を食べる。蛹態越冬。暖地では年2化。成虫は口吻が退化し、何も食べない。スズメガ科。




▲これもクチバスズメ。









▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。





▲これもエゾスズメ。








▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。





▲これもモモスズメ。







▲そしてこれもモモスズメ。






▲クロテンケンモンスズメ(Kentrochrysalis consimilis)。幼虫はモクセイ科木本の葉をたべる。年2化で越冬態はおそらく蛹。日本固有種。スズメガ科。







▲クルマバッタモドキ(Oedaleus infernalis)の緑色型。直翅目バッタ科。年1化で卵越冬。






▲クルマバッタモドキの褐色型。



気象庁によると、米沢の昨日の最高気温は33.4℃。最後に雨が降ったのが7月16日だったので、もう2週間以上降っていなかったのだが、昨夜になってやっと少し雨が降ってくれた。7月の降水量はたった8mmだった。