2025年5月31日土曜日

燐寸箱

 



MATCHBOX

ALFA  CARABO



▲マッチボックスのミニカー「ALFA CARABO」。1968年10月のパリ・モーターショーで発表されたアルファロメオのコンセプトカー「カラボ」を約1/54スケールにしたダイキャスト製ミニカー。実車のボディーは名前の由来になったオサムシのようなメタリックグリーンだが、これはメタリックパープルで塗装されている。子供の頃、これと同じ物を父親に買ってもらったのだが、あれは他人にあげたか捨ててしまったかして今は手許に無いので、最近になってメルカリで新たに買い直した。







▲斜め後ろから。古い製品なのに、綺麗な状態を保っている。子供に遊ばれずに、ずっとしまわれてきたか、飾られてきたのだろう。






▲1970年のイギリス製。まだマッチボックスがレズニー社だった頃の製品。今ではマッチボックスというブランドはアメリカのマテル社の所有になっている。




紅条姫尺蛾

 


ベニスジヒメシャク
 Timandra recompta prouti

   鱗翅目シャクガ科Timandra属。幼虫はタデ科の草本を食べる。年2化。越冬態は不明。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したベニスジヒメシャクの雄。Timandra属には似た種がいるので紛らわしい。






▲キバネモンヒトリ(Spilarctia lutea japonica)の雌。幼虫は広食性。年2化。蛹で越冬。トモエガ科。






▲キバネモンヒトリ。上と同じ個体。







▲シロモンヤガ(Xestia c-nigrum c-nigrum)。幼虫は広食性。年2化。幼虫越冬。ヤガ科。






▲モミジツマキリエダシャク(Endropiodes indictinarius)。幼虫はクマシデ属やカエデ属の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。







2025年5月30日金曜日

装甲戦闘服

 

Ma.K.
Maschinen Krieger

Armord Fighting Suit
Mk.I & Mk.II

1:20 SCALE CONSTRUCTION KIT



▲株式会社ウェーブさんから「A.F.S.」のプラモデルが1/20スケールで発売された。「A.F.S.」はマシーネンクリーガーに登場する傭兵軍の装甲戦闘服で様々なバリエーションがあるが、今回はその基本となった最初のモデルである「マーク1」と「マーク2」がセットで発売された。ウェーブ版のキットは「マーク2」が2007年に、「マーク1」が2008年に出ているので、まるっきりの新製品というわけではない。「A.F.S.」の「マーク1」及び「マーク2」の初出は、月刊ホビージャパン誌の1982年5月号。記念すべき「S.F.3.D」の連載1回目だった。当時は「ヘルメットの形状は、2種あり…」と書いていたが、「マーク1」と「マーク2」の名称はまだ無い。しかし1984年に日東科学からキットが発売された頃には明確に区別されるようになっていた。






▲原作者の横山宏氏による塗装サンプル。2機種の違いは初掲載時はヘルメット形状だけだったが、その後の新たな作例ではレーザーガンの形状を変えたり、スモークディスチャージャーを付けたりしている。






▲これは自分が昔組み立てた月面用A.F.S.の「ルナポーン」。埃をかぶってたり、デカールが変色してたりしてるけど、一応参考までに。キットにコード類とかは入っていないので、自分で用意しないといけないのは今回発売のキットも同じ。











▲ちなみにこの「ルナポーン」は2006年発売。








白条巴蛾に再会

 

シロスジトモエ
Metopta rectifasciata

鱗翅目トモエガ科Metopta属。幼虫の食草はシオデ属。年2回発生。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したシロスジトモエの雌。前翅長約33mm。シロスジトモエは昨年の8月に旧宅の近くの街灯にやって来たのを撮影している。一見タテハチョウ類のようだが蛾の仲間。






▲スジモンヒトリ(Spilarctia seriatopunctata seriatopunctata)。幼虫は、クワやケヤキ、サクラ類、スイバ等の葉を食べる。年2〜3回発生し、蛹で越冬する。トモエガ科。






▲スジモンヒトリ。上と同じ個体。






▲ウスクモエダシャク(Menophra senilis)。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食べる。年2〜3化で、蛹で越冬。シャクガ科。






▲ウスバミスジエダシャク(Hypomecis punctinalis conferenda)の雌。幼虫は広食性で、様々な広葉樹の葉を食べる。年2〜3化で、蛹で越冬する。シャクガ科。






▲キマダラコヤガ(Emmelia trabealis= Acontia trabealis)。幼虫はヒルガオ科やタデ科の草本を食べる。年2化で、蛹で越冬する。旧北区に広く分布するが、イギリスでは1960年頃に絶滅している。ヤガ科。

 




▲クロマダラエダシャク(Abraxas fulvobasalis )。幼虫はヤナギ科木本の葉を食べる。年2化。シャクガ科。ヘリグロマダラエダシャク(abraxas satoi)の可能性も。






▲エゾスズメ(Phyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。3夜連続の来訪。前日とは別の個体に見える。



 








2025年5月29日木曜日

燕 その3

 


ツバメ
Hirundo rustica gutturalis

スズメ目ツバメ科ツバメ属の渡り鳥。日本では夏鳥。親鳥は普通、1年に2回雛を育てる。



▲我が家の玄関の庇にツバメが巣を作った。というか、元々あった古い巣を補修して使っている。お向かいのお婆ちゃんによると、この家の前の持ち主はツバメが巣をかける事を嫌がっていたという。すでに卵を産んでいるのかどうかは分からないが、無事に雛が育ってくれる事を願う。










帯鈎翅蛾

 

オビカギバ
Drepana curvatula acuta

鱗翅目カギバガ科Drepana属。幼虫はカバノキ科の広葉樹の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したオビカギバ。






▲ホソバネグロヨトウ(Chytonix subalbonotata)。幼虫の食草は不明。越冬態も不明。年1回5〜6月に発生。日本固有種。ヤガ科。





▲スジキリヨトウ(Spodoptera depravata)の雄。別名シバヨトウ。幼虫はイネ科植物を食べる。年3〜4化で、主に終齢幼虫で越冬。ヤガ科。







▲コウスアオシャク(Chlorissa obliterata)。幼虫はキク科やバラ科の草本を食べる。年2化で、蛹で越冬。シャクガ科。







▲キハラゴマダラヒトリ(Spilosoma lubricipedum)の雄。前翅長17mm。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科。







▲モミジツマキリエダシャク(Endropiodes indictinarius)。幼虫はカバノキ科のクマシデ属やムクロジ科のカエデ属の葉を食べる。年2化で、蛹で越冬。シャクガ科。





▲エゾスズメ(Phyllosphingia dissimilis dissimilis)の雄。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。











2025年5月28日水曜日

5月の海

 


約2ヶ月ぶりの村松浜。



▲今日の村松浜は、天気は快晴、風や波は穏やかで、気温は暑くもなく寒くもなく、ビーチコーミングにはちょうど良い感じだった。釣り人が沢山来ていたので、何が釣れるのか訊いてみたら「キス」という答えだった。







▲波打ち際に小魚が大量に打ち上がっていた。






▲小魚のほとんどはカタクチイワシ(Engraulis japonicus)だった。








▲白樺浮き。







▲オニビシ(Trapa natans var. japonica)の実。 中身は空。




▲クチベニガイ(Solidicorbula erythrodon)はつい拾ってしまう。だって可愛いんだもん。








▲マンシュウグルミ(Juglans mandshurica)の核果。




▲オニグルミ(Juglans sieboldiana)のちょっと変な核果。







▲ヘラブナ(Carassius cuvieri)の死体。





▲スッポン(Pelodiscus japonicus)の死体。甲長25cm位。もしかしたらスッポンを直に見たの初めてかも。







▲ウミウ(Phalacrocorax  capillatus)の死体。大きなアジを喉に詰まらせている。こんな死に方は嫌。





▲ハマエンドウ(Lathyrus japonicus)の花。

  今日は1万歩以上、距離にして7km以上歩いた。 今回の目的のひとつは南方系の種子だったのだが、残念ながら全く見つからなかった。今年は1月にガラスの浮き玉を拾ったくらいで、何故か遠方からの漂着が少ないような気がする。












初雀

 



エゾスズメ
Phyllosphingia dissimilis dissimilis

   鱗翅目スズメガ科エゾスズメ属。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したエゾスズメの雄。今年最初のスズメガ。







アトシロナミシャク( Horisme tersata tetricata)。幼虫の食草はボタンヅル。年2回発生。シャクガ科。






▲アカテンクチバ(Erygia apicalis)。幼虫はマメ科植物を食べる。トモエガ科(あるいはヤガ科)。






▲シャクガ科Timandra属の1種。似た種が多く紛らわしい。







▲ヨトウガ(Mamestra brassicae)。幼虫は広食性。年2〜3化で、蛹で越冬する。ヤガ科。






▲リンゴドクガ。(Calliteara pseudabietis )の雄。ドクガ科だが毒はない。幼虫は広食性で、リンゴだけでなく様々な広葉樹の葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。






▲アカハラゴマダラヒトリ(Spilosoma punctarium)の雄。幼虫はクワやミズキの葉を食べる。年に3回発生し、蛹で越冬する。トモエガ科。






▲近所の道路で潰されていたウチスズメ(Smerinthus planus planus)。 幼虫はヤナギ科やバラ科の葉を食べる。成虫は夜間に花の蜜を吸う。年2化で蛹態越冬。
  
  いよいよスズメガの季節になった! 今年もまた新しい出逢いがあるといいなあ。