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2025年9月9日火曜日

星姫と星




ホシヒメホウジャク
Neogurelca himachala sangaica

鱗翅目スズメガ科Neogurelca属。幼虫はヘクソカズラの葉を食べる。年2化。成虫で越冬する。日本のスズメガでは最小。



▲先日、自宅前に生えているヘクソカズラから採集したスズメガ類の幼虫達。成長してきて少なくとも2種いる事が判明した。長い尾角を前後にピコピコ動かしながら歩くこの子は、きっとこの前と同じホシヒメホウジャクだろう。




 ▲動かない短い尾角を持つこの子は、おそらくホシホウジャク(Macroglossum pyrrhosticta)だと思う。終齢になればもっとはっきり分かるはず。




▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキヨトウ属の1種(Mythimna  sp.)。ヤガ科ヨトウガ亜科。





▲オオカマキリTenodera aridifolia)の雄。蟷螂目カマキリ科。昨晩は十六夜の月が明るく、羽アリ以外の虫があまり灯火に来なかった。前日の十五夜がこんなに晴天なら皆既月蝕が見れたのだが、生憎の雨で見れなかった。








2025年9月8日月曜日

金紋蛾

 


キンモンガ
Psychostrophia melanargia

   鱗翅目アゲハモドキガ科キンモンガ属。成虫は昼間、花の蜜を吸う。幼虫はリョウブの葉を食べる。年2化。蛹越冬。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキンモンガ。このブログには7年ぶりの登場。







▲ミツモンキンウワバ(Ctenoplusia agnata)。幼虫は広食性。年数回発生する。越冬態は不定。ヤガ科キンウワバ亜科。






▲これもミツモンキンウワバ。






▲ナシケンモン(Viminia rumicis)。 幼虫は広食性。年2〜4回発生し、蛹で越冬する。ヤガ科ケンモンヤガ亜科。





▲フタヤマエダシャクRikiosatoa grisea)の雌。 幼虫はアカマツの葉を食べる。年2化で、幼虫越冬。シャクガ科。






▲ヒメゲンゴロウRhantus suturalis)。鞘翅目ゲンゴロウ科ヒメゲンゴロウ属。






▲オオカマキリTenodera aridifolia)の雄。蟷螂目カマキリ科。





2025年9月7日日曜日

星姫蜂雀の羽化

 

ホシヒメホウジャク
Neogurelca himachala sangaica

鱗翅目スズメガ科Neogurelca属。幼虫はヘクソカズラの葉を食べる。年2化。成虫で越冬する。日本のスズメガでは最小。




▲8月28日に自宅の前で見付けたホシヒメホウジャクの蛹が今朝、無事に羽化した。同時に見付けた終齢幼虫は、次の日には餌のヘクソカズラの葉を綴り合わせていたので、今は蛹の状態。寄生とかされていなければもうすぐ羽化するはず。





▲前翅長は20mm。成虫で越冬するらしいが、山形県では越冬していない可能性もある。






▲小さいけど精悍な形状をしている。家の周辺では飛んでいるホシヒメホウジャクをよく見るのだが、今まで成虫の撮影に成功した事はなかった。これでやっと目的を果たせた。






▲ホシヒメホウジャクの蛹や幼虫を見付けた同じ場所で、またスズメガ類の幼虫を見付けた。若齢幼虫だけ10匹以上いる。同じホシヒメホウジャクだと思うが、もしかしたら別の種類かも知れない。とりあえず正体が判明するまでこれも飼ってみる事にした。


かねぽんのスズメガ図鑑にホシヒメホウジャクが追加されました。







黄揚羽の休息

 


キアゲハ
 Papilio machaon  hippocrates

  鱗翅目アゲハチョウ科アゲハチョウ属。幼虫は主にセリ科の草本を食べる。年2~4化で蛹態越冬。



▲昨日の夕方、自宅の庭にいた翅がボロボロのキアゲハ。アキノノゲシの花茎で休息していた。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したシロヒトリChionarctia nivea)の雌。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





▲シロヒトリの雄。






▲ミヤマフタオビキヨトウ(Mythimna matsumuriana)。幼虫はイネ科草本を食べる。年1化。ヤガ科ヨトウガ亜科。







▲ムラサキトビケラEubasilissa regina)。日本最大のトビケラ。世界最大という説もある。毛翅目トビケラ科ムラサキトビケラ属。







▲アシグロツユムシPhaneroptera nigroantennata)の雌。草食性で年1~2化。卵で越冬する。直翅目ツユムシ科(キリギリス科)ツユムシ属。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。ついさっきまでケラを食べていた。蟷螂目カマキリ科






2025年9月6日土曜日

四条赤枝尺蛾

 


ヨスジアカエダシャク
Astygisa morosa morosa

鱗翅目シャクガ科Astygisa属。幼虫はケンポナシの葉を食べる。年2化。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したヨスジアカエダシャクの雄。オオヨスジアカエダシャク Astygisa chlororphnodes)の可能性もあり。






▲ヨトウガMamestra brassicae)。幼虫は広食性。年2〜3化で、蛹で越冬する。ヤガ科ヨトウガ亜科。






▲ハイイロセダカモクメ(Cucullia maculosa)。幼虫はヨモギ属草本の花や蕾を食べる。年1化。蛹で越冬する。ヤガ科セダカモクメ亜科。







▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。鞘翅目コガネムシ科スジコガネ属。







2025年9月4日木曜日

菊背高杢目

 


キクセダカモクメ
Cucullia kurilullia kurilullia

鱗翅目ヤガ科セダカモクメ亜科Cucullia属。幼虫はキク科のシオン属やヨメナ属、アキノキリンソウ属の葉や花を食べる。年2化。蛹で越冬する。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキクセダカモクメ。






▲ハイイロセダカモクメ(Cucullia maculosa)。幼虫はヨモギ属草本の花や蕾を食べる。年1化。蛹で越冬する。ヤガ科セダカモクメ亜科。





▲これもハイイロセダカモクメ。







▲オオウスヅマカラスヨトウAmphipyra erebina)。幼虫は広食性。ヤガ科カラスヨトウ亜科。






▲キンイロエグリバCalyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。トモエガ科エグリバ亜科。





▲オオアヤシャクPachista superans)の雄。幼虫はモクレン科木本の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。シャクガ科。






▲ムラサキトビケラEubasilissa regina)。日本最大のトビケラ。世界最大という説もある。毛翅目トビケラ科。





▲オオカマキリTenodera aridifolia)の雄。蟷螂目カマキリ科。






▲アジアイトトンボ(Ischnura asiatica)の雄。蜻蛉目イトトンボ科アオモンイトトンボ属。







▲黒くないクロイロコウガイビル(Bipalium fuscatum)。三岐腸目リクウズムシ科コウガイビル属。(あるいはウズムシ目コウガイビル科)







▲頭部を失っているのに普通に這い回るクロイロコウガイビルもいた。虫に齧られたのだろうか。コウガイビルの口は体の中央部にあり、頭部は再生出来るから何も問題無いとは思うが、ちょっと異様な光景だった。





2025年9月3日水曜日

海老柄天蛾

 


エビガラスズメ
Agrius convolvuli

   鱗翅目スズメガ科Agrius属。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べるが、ヒルガオ科の草本で見つかる事が多い。年2~3化で蛹態越冬。成虫の口吻の長さは日本最長。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したエビガラスズメの雌。






▲同じエビガラスズメ。翅を少し開いた状態。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。







  ▲キンイロエグリバ
Calyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。トモエガ科エグリバ亜科。






▲マツカレハ
Dendrolimus spectabilis)の雄。幼虫は毒針毛を持ち、マツ類の葉を食べる。年1〜2化で、若齢幼虫で越冬する。カレハガ科。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科






▲コシマゲンゴロウHydaticus grammicus)の雄。鞘翅目ゲンゴロウ科シマゲンゴロウ属。






▲ナガコガネグモArgiope bruennichi )の雌。蜘蛛目コガネグモ科コガネグモ属。





2025年9月2日火曜日

また天蚕

 


ヤママユ
Antheraea yamamai

   鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年1化で、卵で越冬する。



▲昨日正午頃、自宅の庭で見付けたヤママユの雌。アキノノゲシの茎にとまっていた。前夜に見たヤママユとは別の個体。おそらく自分が気付かなかっただけで、何処か近くに潜んでいたのが帰りそびれたのだろう。







▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキバネモンヒトリSpilarctia lutea japonica)の雌。幼虫は広食性。年2化で、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲キハラゴマダラヒトリSpilosoma lubricipedum)の雌。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





▲ツマトビシロエダシャク(Spilopera debilis)。幼虫はスイカズラ科のタニウツギ属木本の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。シャクガ科。






フタヤマエダシャク (Rikiosatoa grisea)の雌。 幼虫はアカマツの葉を食べる。年2化で、幼虫越冬。シャクガ科。






▲ヨトウガMamestra brassicae)。幼虫は広食性。年2〜3化で、蛹で越冬する。ヤガ科ヨトウガ亜科。