2018年10月13日土曜日

今日の動物 73


夜に蠢く者達
もしくは
三竦みの怪



クスサン
Saturnia  japonica
鱗翅目ヤママユガ科Saturnia属。
   幼虫は多食性で、繭はスカシダワラと呼ばれる。卵で越冬する。

夜中に街灯の下でじっとしていた。





ウシガエル
Lithobates catesbeiana
無尾目アカガエル科アメリカアカガエル属。
   北アメリカ原産の大型のカエル。世界中に帰化している。

  まだ若い個体が街灯の近くにいた。
  この辺りでウシガエルの声を聴くようになったのは10年程前からだと思う。今までに車に轢かれた死体を見た事はあったが、生きているのを間近で見たのは初めて。だんだんと川上の方に分布を拡げている。





シマヘビ
Elaphe quadrivirgata
有鱗目ナミヘビ科ナメラ属。

   農道の橋の上で、まるで生きているかのような姿のまま死んでいた。特に目立った外傷は見られなかったので、車に轢かれたわけではなさそうだ。何か悪い物でも食べたのだろうか。





ヤマナメクジ
Meghimatium  fruhstorferi
柄眼目ナメクジ科ナメクジ属。

   普通昼間は広葉樹の落ち葉の下などでじっとしている。





ハナタテヤマナメクジ
Meghimatium  sp.
柄眼目ナメクジ科ナメクジ属。
おそらく未記載種。
 
   ヤマナメクジと同じくキノコが大好きなナメクジ。杉林で見かける事が多い。





ヒダリマキマイマイ
Euhadra  quaesita  quaesita
   柄眼目ナンバンマイマイ科マイマイ属。

   カタツムリが大発生していた例の場所で、またヒダリマキマイマイの大人を見つけた。最近小さい個体ばかりみていたので、現場でこれを見た時随分大きく見えたが、実際の殻径は40mm程度だった。ヒダリマキマイマイとしては小さい方だが、この場所で見つけた個体の中では最大だった。




これもヒダリマキマイマイ
   うちのカタツムリの学校の4匹目の卒業生。殻径30mm。一応大人になったので自然に帰してあげた。




そしてこれもヒダリマキマイマイ
   在校生の中にちょっと変わった子供がいた。軟体部の色が部分的に白くなっている。単なる怪我の痕かも知れないが、もしかしたらパイボール(piebal)と呼ばれる突然変異の可能性もある。



今日はここまで。

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