2018年7月31日火曜日

今日の剪定鋏 19

  
飛庄  剪定鋏  B型  200mm  金止

   今日はノリウツギの剪定の為に飛庄のB型剪定鋏を持ち出した。
  「飛庄」は山形県山形市の「飛塚製鋏所」の商標である。初代の飛塚庄次郎氏の名前にちなんでいるという。
 このB型の形状は、日本製の剪定鋏にはよく見られるものだろう。ホームセンターなどで売っている剪定鋏でもこの形の物が多いし、我が家に昔からあったメーカー不詳の鋏もB型だったので、日本全国で作られていた剪定鋏の標準的な形状と言えるかも知れない。
   普通、B型の剪定鋏は2本の鋼の丸棒から全身鍛造で作られている物が多い。その場合、握りの部分はプレス加工されているので、金型の耐久性を考慮すると炭素量の多い高級刃物鋼が使えない。だからB型の剪定鋏はあまり長切れしないと言われている。でも材料が安い分、手作りにしては比較的安価な方だし、刃の硬度が高すぎないので研ぎやすいというメリットもある。鋏をまめに手入れする人ならば、むしろB型の剪定鋏は最高の相棒に成り得ると思う。


ノリウツギ「シルバーダラー」
  もう二番花が咲き始めたので、咲き終わった古い花を剪定してあげた。



桔梗
   桔梗も咲き終わった花を剪定してやると新しい花をどんどん咲かせてくれる。これからまだまだ楽しめそう。

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