2018年1月7日日曜日

今日のナイフ 3

  スパイダルコ  シビリアン   波刃















    Spyderco   Sivilian serrated edge

    アメリカのコロラド州ゴールデンにある刃ナイフメーカー、スパイダルコ (Spyderco  Knives, Inc. )社のフォールディングナイフ。
    名称のシビリアンとは、一般人とか文民とか非戦闘員とかいう意味だが、このナイフのデザインはとても凶悪な印象である。真偽の程は判らないがアメリカの法執行機関(警察機関)の要請で護身用に開発されたといわれている。
    しかし、鎌のように先が曲がったギザギザの刃の形状は、実はロープ等を切断するのに非常に好都合なのだ。特に水に濡れたロープは、普通のナイフだと刃が滑って切断に時間がかかるのだが、このナイフだといとも簡単に切れてしまう。
    因みに刃にあいている穴は折り畳まれた刃を開く時に親指を引っ掛ける為の物で、サムホールと呼ばれている。これによって片手で刃を開く事が出来るようになっており、たしかスパイダルコの特許になっていたはず。

    刃の素材は、福井県越前市の武生特殊鋼材(株)製のVG10(V金10号)というステンレス。
    ハンドルは、ガラス繊維とエポキシ樹脂を組み合わせたG-10という素材。
    クリップ付きで、ロックバック式。
    岐阜県の関市にある(株)ジー・サカイで製造されている。

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