2022年11月17日木曜日

南天

   

ナンテン
Nandina domestica

メギ科ナンテン属の常緑灌木。



▲ナンテンの実が赤く色付き始めた。この株は他所の家の玄関前に植えられている白実ナンテンの実を5年程前に盗んできて、播いた種から生えてきた物。昨年も花は咲いたのだが実が熟す前に落ちてしまい、今年初めてちゃんと結実した。親が白実でも子供は赤い実になった。





▲こちらはナンテンの園芸品種「雪渓錦」。3つだけ白い実が生った。本来は葉に斑が入る品種なのだが、今年の新しい葉には何故か斑が入っていない。今年6月にヤフオクで入手した株で、出品者様は浜松市のMさん。そう言えば昨年同じ人から入手したマンリョウの「峰勝錦」は、残念ながら最近枯れてしまった。せっかく貴重な種類を分けて頂いたのに申し訳ない。













2022年11月15日火曜日

羽黒山の剪定鋏 その2

 


羽黒山
A型剪定鋏 180mm



▲メルカリで購入した羽黒山のA型剪定鋏。中古だが、あまり使用された形跡の無い、良いコンディションの品。出品者様は愛知県の方。羽黒山のA型は、今年の4月に230mmを入手しているが、今回は180mmである。羽黒山は山形市宮町の「株式会社はとや」の商標。






▲切刃の平に打たれた羽黒山の刻印。





   ▲受刃には特製の刻印。切刃受刃ともに鑞付けである。





▲手持ちの剪定鋏の中では、昨年10月に入手した真室川の製品に一番形状が似ている。左が羽黒山で右が真室川。真室川は山形市円応寺町の「真室川鋏工場」の商標。






▲特に柄の内側のモールドは同じ型を使ってプレスしているように見える。230mmの方の製造元は飛庄の可能性が高いと思っていたが、もしかしたらそれも真室川の製品である疑いが浮上してきた。どうやら今度は真室川の刻印が入った230mmを入手しなければいけないようだ。


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    ところで、今日の朝刊のおくやみ欄を見ていたら、山形市の花楯産業の会長である細川俊之氏の訃報が掲載されていた。このブログを見て下さっている方の中にも花楯印の剪定鋏をお使いの人がいるのではないだろうか。花楯産業は剪定鋏の自社生産はしていないと思われるが、日本全国に山形製の剪定鋏を卸している会社で、花楯の他に、俊之とか博之とかの刻印が打たれた製品も販売している。謹んで御冥福をお祈りしたいと思う。














2022年11月13日日曜日

飛翠と飛燕

 


飛庄
飛翠と飛燕



▲今年10月に新発売された飛庄の剪定鋏「飛翠」と「飛燕」を飛庄のオンラインショップから取り寄せた。この2種類の鋏は桃農家のリクエストで開発されたそうで、細くて硬い枝を切るために、よりコンパクトで切れ味の鋭い鋏になっている。どちらも長さ165mm、重さ195g。形状は瓜二つで見分けはつかない。






▲刻印で辛うじて見分けられるようになっている。





▲裏返してみると、飛翠の方は切刃の裏面が鏡面仕上げになっている。通常の剪定鋏は刃にアサリが付けられていて、切刃と受刃が常に1点で接触するようになっていて、飛燕も同様なのだが、飛翠に関しては飛庄のフラッグシップである飛龍のように2つの刃を接触させない構造によって、刃の開閉を軽い力でスムーズに出来るようにしてある。2つの刃に隙間があるので薄い紙やビニール等は切れないが、何故か枝はきれいに切る事が出来るのだから不思議だ。









2022年11月12日土曜日

飛庄の片手刈込鋏

 


飛庄
片手刈込鋏230mm(反刃)



▲飛庄のオンラインストアから取り寄せた230mmの片手刈込鋏2挺。どちらも反刃で、左が輪無しで、右が輪付き。最近、飛庄の商品ラインナップが見直され、230mmの片手刈込鋏の販売が在庫限りで終了すると知った。とっくに自分のコレクションの中にあるものとばかり思っていたのだが、確かめてみたら1挺も持っていない事に気付いた。飛庄のオンラインストアを見たら、既に直刃の方は売り切れていて、反刃だけが注文可能だった。自分が注文した後は全て売り切れになっていたので、ぎりぎり間に合ったわけだ。ちなみに、270mmの片手刈込鋏や230mmの松葉切鋏は今後も製造していくらしいので、実用面での問題は特に無いと思う。








2022年11月11日金曜日

桜月夜

 

サザンカ
サクラヅクヨ
「桜月夜」
Camellia sasanqua ‘Sakura-zukuyo’

ツバキ科ツバキ属の園芸品種。



▲今日、地元のコメリで見つけて買ってきたサザンカ「桜月夜」。花を見て一目惚れし、香りを嗅いだら欲しくなり、値札を確かめたら元々安かったのがさらにお買い得になっていたので思わず購入してしまった。花の直径は9cm位。花の形を見ると肥後サザンカの系統だが、詳しい事は分からない。








2022年11月10日木曜日

いもゆで工房さんの猫

 


「ねこ瓶」と「真鍮NEKOでん」



▲左が「ねこ瓶」で右が「真鍮NEKOでん」。どちらも真鍮製。





▲ねこ瓶の方は分福茶釜の猫版といった感じ。蓋が取れるようになっている。全長32mm。







▲真鍮NEKOでんは、ヨーロッパ中世の伝説の拷問具「鉄の処女」(Iron Maiden)の猫版。中に入れられた人は内側の肉球で優しく拷問してもらえるという。高さ42mm。












2022年11月9日水曜日

裏波小灰蝶

 

ウラナミシジミ(♀)
Lampides boeticus

   鱗翅目シジミチョウ科ウラナミシジミ属。汎存種。幼虫はマメ科の花や新芽、若い果実等を食べる。越冬態は温暖地では不定。寒冷地では越冬出来ない。



  ▲庭に生えているシロツメクサの花の蜜を吸うウラナミシジミの雌。







▲ウラナミシジミの翅の裏。









ヒメアカタテハ
Vanessa cardui

鱗翅目タテハチョウ科アカタテハ属。汎存種。幼虫はキク科やイラクサ科の草本を食べる。越冬態は不定だが、温暖地でなければ越冬出来ない。



▲庭で日向ぼっこをするアカタテハ。ウラナミシジミと同様、おそらく山形県の内陸部では冬を越すのは無理だと思われる。