2022年9月2日金曜日

こげす

 


梅木直美さんのこげす



▲山形市在住の蔵王高湯系こけし工人、梅木直美さんの伝統こけしをメルカリで入手した。出品者様は東京都の方。直美さんの伝統こけしで、三日月目に丸鼻と紅を引かない唇の組み合わせは初めて見る。頭と胴を一緒に作った、いわゆる「こげす」型のこけしなので、もしかしたら木地は師匠の修一氏によるものかも知れない。高さは4寸。







▲底面には直美さんの筆による記名と、シャープペンシルか何かで小さくうっすらと書かれた「2015.5.31 横浜タカシマヤ」の文字。前の持ち主が購入した日付と場所を記したのだと思うが、作者本人は製作年とかを記入しない事が多いので、自分としてはこういう記録はとても有難い。







2022年9月1日木曜日

花蟷螂

 

ハナカマキリ(終齢幼虫)
Hymenopus coronatus

蟷螂目ハナカマキリ科Hymenopus属。東南アジア原産。



▲マレーシアまで行ってハナカマキリを見てきた。





▲というのは嘘で、これは株式会社バンダイから発売されたハナカマキリのアクションフィギュア。ガシャポンの「いきもの大図鑑・かまきり03」のラインナップのひとつ。







▲CTスキャンによって実物の標本を3Dデータ化して原型を製作しているので、形状は本物そっくりに仕上がっている。















   ▲フィギュアのサイズは実物よりかなり大きい。







  ▲今回発売された「かまきり03」のラインナップは全6種。

01.ハナカマキリ(ピンク)
02.ハナカマキリ(白)
03.ハラビロカマキリ(成体、緑)
04.ハラビロカマキリ(成体、茶)
05.ハラビロカマキリ(幼体、緑)
06.ハラビロカマキリ(幼体、茶)


    ハナカマキリには黄色い個体もいるらしいけど、今回は何故かラインナップに含まれていない。実物が手に入り難い生き物こそフィギュアにして欲しいと思うのは贅沢な高望みなのだろうか。








2022年8月31日水曜日

アドバンス版犰狳蜥蜴

 

アルマジロトカゲ
Ouroborus cataphractus

有鱗目ヨロイトカゲ科Ouroborus属。南アフリカ原産。 



▲南アフリカに行ってアルマジロトカゲを見てきた。







   ▲というのは嘘で、これは株式会社バンダイから発売されたアルマジロトカゲのアクションフィギュア。そもそもアルマジロトカゲはペットショップでも売っているので、わざわざ南アフリカまで行く必要はない。ただ、結構高価なので買えないけど。





▲2020年にガシャポン「いきもの大図鑑」の「だんごむし07」のラインナップにもアルマジロトカゲがあったけど、今回は「いきもの大図鑑アドバンス」として、完全新規造形のグレードアップされた製品として帰って来た。





   ▲原型は佐藤真啓氏で、彩色監修は冨水明氏が担当している。







▲体長は210mmで、ほぼ実物大。








▲今回の「アドバンス版」は「だんごむし07」版より体長が3cm位大きく、パーツ数や可動箇所も多い。また、造形・彩色共によりリアルになった。






▲今回発売されたアドバンス版アルマジロトカゲのラインナップは全4色。

01.イエロー
02.ダークブラウン
03.ブラック
04.モザイク







   ▲アルマジロトカゲは天敵に襲われた時は逃げたり隠れたりするのが基本。でも追い詰められた時は自分のしっぽを咥えて丸くなるのでアルマジロの名が付いているらしい。このフィギュアもちゃんと丸まったポーズを再現出来る。








2022年8月30日火曜日

飛庄二挺

 


飛庄
曲両刃剪定鋏



▲最近メルカリで購入した少し昔の飛庄の剪定鋏2挺。出品者様は富山県の方。左は現在ニンニク切鋏の名称で販売されている製品とほぼ同じで、長さは約180mm。右は柿軸切鋏として販売されていた物に似ていて、長さは約165mm。どちらも両刃で反刃、そして皮止めである所が共通している。






  ▲新旧の製品を比較してみた。左が現在も販売されているニンニク切鋏。右が今回入手した古い鋏。違いは虫バネの取り付けが可能かどうかくらいで、あとはほとんど変わらない。





▲柿軸切鋏も比較してみた。左が最近まで販売されていた物で、右が今回入手した古い製品。刃の形状とボルトの頭の直径が異なる。







▲裏返してみると、新しい製品には真鍮のナットが付いていない。紛失したのではなく、最初から使われていないのだ。






▲刃を開き切った時の角度の違い。新しい方が大きく開く。






▲紙箱の蓋には「曲両刃 501 型7吋」と表記されている。



「飛庄」は山形市桧町の「株式会社 飛庄」の商標。かつては「飛塚製鋏所」として知られていたが、今年2月の飛塚靖仁氏の急逝に伴い、3月より社名が変更された。現在は4代目の飛塚大貴氏が家業を受け継いでいる。












2022年8月29日月曜日

楤の花



タラノキ
Aralia elata

ウコギ科タラノキ属の落葉灌木。


▲タラノキのてっぺんに花が咲いていた。その二回奇数羽状複葉に負けない大きさの、先端が繖形になった複総状花序をつけている。花序の直径は1m位はありそう。






   ▲もしかしたら花もタラの芽同様に食べられるのかも知れないが、高さが4m以上あって手が届かない。

気象庁によると、今朝の米沢の最低気温は11.4℃。8月としては異例の寒さだった。









2022年8月28日日曜日

ミニコレクション登場

 

   株式会社バンダイからガシャポンの「いきもの大図鑑」の新シリーズとして、「ミニコレクション」が発売された。これまでのアクションフィギュアよりもリアルな造形と彩色を目指して、関節の可動を廃してポーズを固定式にしてある点が異なる。



▲ミニコレクションの第1弾として発売された「昆虫01」のラインナップ。

01.ヤマトカブトムシ(飛型)
02.ヤマトカブトムシ(歩行)
03.ヘラクレス・ヘラクレス(黄褐色)
04.ヘラクレス・ヘラクレス(黒色)
05.ギラファノコギリクワガタ
06.ノコギリクワガタ(本土)

この中でカブトムシは頭部だけが可動、クワガタムシは大顎だけが可動となっている。







▲大きさは実物よりもかなり小さくて、昔のチョコエッグのおまけを彷彿させる。コレクションするのにはあまり場所をとらなくてかえって良いかも。カプセルの中に入っている時はいくつかのパーツに分かれているのだが、組み立てる際には細い部分を折らないように気を付けないといけない。今回のフィギュアは塗装が定着しやすい素材を使っている為に、曲げに少し弱くなっているようだ。自分もヤマトカブトムシ(歩行)を組み立てる時に跗節を2箇所折ってしまったので、0.5mmのピンバイスで穴を空けて、そこに同じ太さの真鍮棒を突っ込んで、瞬間接着剤で固定して修理した。あと、カプセルの中で曲がってしまっているパーツは無理に手で修正したりせずに、熱湯に浸けてやると本来の形に戻ってくれる。







▲ヘラクレス同士の闘い。本物でこれをやると傷が付いちゃう可能性もあるので、フィギュアで遊んだ方が無難ではある。







2022年8月27日土曜日

蝦柄雀の死

 

エビガラスズメ(♀)
Agrius convolvuli

     鱗翅目スズメガ科Agrius属。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べる。年2化で蛹で越冬する。


   ▲昨夜、近所の街灯の下で見付けたエビガラスズメの雌。前日見たのと同じ個体。既にお亡くなりになっていた。







▲オオカマキリの雄。







▲今年初めてのコカマキリの成虫。