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2025年6月11日水曜日

薔薇の害虫

 


薔薇の季節は虫の季節。




▲「クライスラー・インペリアル」
‘Chrysler Imperial’

   「シャーロット・アームストロング」(Charlotte  Armstrong)  と「ミランディ」(Mirandy) の交配で生まれたハイブリッド・ティー 。1952年発表。作出者はアメリカのウォルター・ラマーツ(Dr.Walter E. Lammerts)。 花には強いダマスク香がある。品種名はアメリカのクライスラー社が製造した自動車の名前から。この品種を母親として、「パパ・メイアン」「オクラホマ」「ミスター・リンカーン」といった優れた赤薔薇が生まれている。






▲その花が何者かに食べられて穴だらけになっている。





▲「ジョン・S・アームストロング」
‘John S. Armstrong’

    アメリカのハーバート C. スイム(Herbert C. Swim)が1961年に発表したグランディフローラ。母親はピンク花の「シャーロット・アームストロング」(Charlotte Armstrong)で、父親は名無しの権兵衛(unnamed  seedling)。品種名はカリフォルニアのアームストロング・ナーセリー(現在のアームストロング・ガーデンセンター)の創設者ジョン・サミュエル・アームストロング  John  Samuel  Armstrong(1865~1965) に因む。また、この薔薇の親になった「シャーロット・アームストロング」の品種名は彼の奥さんの名から来ていて、同名の推理小説家とは関係ない。








▲その蕾も何かに食べられた。





▲虫に食べられた花を摘んでいたら、花の下から現れたシマカラスヨトウ(Amphipyra pyramidea yama)の終齢幼虫。背中に赤い花弁の欠片が貼り付いている。幼虫は広食性。年1化で、卵で越冬する。ヤガ科。Amphipyra属の幼虫でおしりが尖っている種が日本には4種いて、図鑑によっては歩脚が黒いのがシマカラスヨトウだと書かれているが、その点に関しては矛盾がある。北海道には4種のうち、今のところシマカラスヨトウしか確認されていないはずだが、その幼虫の写真を見ると歩脚が黒くない。それから最近記載された西日本に棲息するニセシマカラスヨトウ(A. meifengensis)の歩脚も黒いらしい。となると、歩脚の色では判別が出来ないと考えるか、あるいは他の種、特にオオシマカラスヨトウ(A. monolitha)の分布及び食性を見直すかしなければならないだろう。







▲「ミスター・リンカーン」
‘Mister Lincoln’

     アメリカのスイム&ウィークス(Swim&Weeks)が1964年に発表したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler Imperial) ×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。同じ両親から生まれた「パパメイアン」や「オクラホマ」と比べて枝が太くてしっかりしている。また、花の色は明るい。花には強いダマスク香がある。
   品種名はアメリカ合衆国の第16代大統領、エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)にちなむものだが、母親の品種名が車名から来ているので、もしかしたら自動車のリンカーンに引っ掻けている可能性もある。






▲ミスター・リンカーンの、穴があいた蕾の下にいたカシワキリガ(Orthosia gothica jezoensis)の終齢幼虫と思われる芋虫。カシワキリガの幼虫はバラ科やブナ科木本の花や幼果、新芽を食べる。年1回発生し、蛹で越冬、早春に羽化する。ヤガ科。






2025年6月8日日曜日

紫蘭もあった

 

シラン
Bletilla striata

ラン科シラン属の宿根草。



▲自宅の庭に咲いたシラン。前の住人が植えた株だろう。





▲ヒアシントイデス・ヒスパニカ(シラー・カンパニュラータ)のピンク花も咲いている。





▲アヤメや、






▲ジャーマンアイリスの花も咲いた。






▲芍薬もあった。






▲この前見付けたのとは別の色のクレマチスも咲いている。







▲これは前の家から持ってきた鉢植えのクレマチス「H.F.ヤング」。今年は何故か凄い豪華な咲きっぷり。本来一重咲きのはずが八重咲きに。





▲「ドクター・ラッペル」も咲いた。






▲シャーレーポピーの花。庭にいろんなポピーの種を大量に播いたのに、わずかしか生き残らなかった。






▲前の家から持ってきた鉢植えの薔薇達も色々咲いているので、ウィスキーの壜に生けてみた。薔薇は地植えにするかどうか思案中。積雪で駄目になる可能性もあるので。






▲最近メルカリでスズランを買った時にオマケで貰ったニワゼキショウ。こんな小さな花もかわいい。スズランについては来年花が咲いたら投稿したい。






2023年6月9日金曜日

薔薇四品種

 


薔薇
「クライスラー・インペリアル」
‘Chrysler Imperial’

   「シャーロット・アームストロング」(Charlotte  Armstrong)  と「ミランディ」(Mirandy) の交配で生まれたハイブリッド・ティー 。1952年発表。作出者はアメリカのウォルター・ラマーツ(Dr.Walter E. Lammerts)。 花には強いダマスク香がある。品種名はアメリカのクライスラー社が製造した自動車の名前から。この品種を母親として、「パパ・メイアン」「オクラホマ」「ミスター・リンカーン」といった優れた赤薔薇が生まれている。


▲今年も開花したクライスラーインペリアル。2015年4月購入。








「パパ・メイアン」
‘Papa Meilland’

   強いダマスク香がある。1963年にフランスのアラン・メイアン(Alain Meilland)が作出したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler Imperial) ×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。品種名は、作出者の祖父アントワーヌ・メイアン(Antoine Meilland)にちなむ。1988年にシドニーで開催された第8回世界バラ会議で殿堂入りをしている。同じ交配の三兄弟の中では、花色も枝の太さも中庸。


▲パパメイアンは2014年7月に購入。








「オクラホマ」
‘Oklahoma’

     1963年にアメリカのハーバート・セシル・スイム(Herbert Cecil Swim)とO・L・ウィークス(O.L.Weeks)が作出したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler  Imperial)×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。同じ交配で生まれた「パパ・メイアン」や「ミスター・リンカーン」と共に黒赤薔薇三兄弟と呼ばれる事も。3品種の中では花の色が一番黒く、枝が一番細い。強いダマスク香がある。品種名は作出者の1人、スイムの出身地がオクラホマ州だった事から。オクラホマ州の公式の州花。


▲このオクラホマも2014年7月に購入。実際の花の色は写真よりも黒っぽい。








「ドゥフトボルケ」
‘Duftwolke’

    1963年にドイツのマティアス・タンタウ・ジュニア(Mathias Tantau Jr.)が発表したハイブリッド・ティー。交配親は「プリマバレリーナ」(Prima Ballerina)  ×「モンテズマ」(Montezuma)。
   Duftwolkeとは香りの雲という意味で、英語だとFragrant Cloudとなる。花には強いフルーツ香がある。1981年にエルサレムで開催された第5回世界バラ会議で殿堂入りを果たしている。


▲ドゥフトボルケは2018年4月に米沢のダイユーエイトで購入。毎年安定してよく咲いてくれている。






2023年6月7日水曜日

紫の薔薇

 

薔薇
「ミスター・リンカーン」
‘Mister Lincoln’

     バラ科バラ属の園芸品種。アメリカのスイム&ウィークス(Swim&Weeks)が1964年に発表したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler Imperial)×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。同じ両親から生まれた「パパメイアン」や「オクラホマ」と比べて枝が太くてしっかりしている。また、花の色は明るい。花には強いダマスク香がある。
   品種名はアメリカ合衆国の第16代大統領、エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)にちなむものだが、母親がクライスラー・インペリアルなので、もしかしたら自動車のリンカーンに引っ掻けている可能性もある。




▲2014年7月に長野県坂城町のザ・ローズガーデン(有限会社 長野ローズ)さんより取り寄せたバラ「ミスターリンカーン」が今年も開花している。通常はこのような真っ赤なバラなのだが、







▲不思議な事に一輪だけ紫色の花が咲いていた。









2023年5月31日水曜日

薔薇三品種

 


我が家の薔薇が今年も咲き始めた。



▲「 クリムゾン・グローリー」
‘Crimson Glory’

    1935年にドイツのウィルヘルム・コルデス2世(Wilhelm J. H. Kordes  II )が発表したハイブリッド・ティー。交配親は「カトリーヌ・コルデス」(Cathrine Kordes)  ×「W.E.チャップリン」(W.E.Chaplin)。

2014年8月購入。







▲「シャルル・マルラン」
‘Charles  Mallerin’

  1947年にフランスのフランシス・メイアン(Francis Meilland)が作出したハイブリッド・ティー。 資料によっては1951年という記述もあるが、それはアメリカに導入された年である。「グロリア・デ・ローマ」(Gloria di Roma)に「コンゴ」(Congo)を掛け合わせて生まれた株に「タッサン」(Tassin)を交配して作出した。シャルル・マルランという品種名は、フランシス・メイアンの恩師だった育種家の名前にちなむ。「パパメイアン」「オクラホマ」「ミスターリンカーン」の黒赤系名花三兄弟の父親としても有名。ダマスク系の芳香がある。

     これも2014年8月購入。天気が良かったので今日咲いたばかりなのにもう日焼けしている。







▲「ジョン・S・アームストロング」
‘John S. Armstrong’

    アメリカのハーバート C. スイム(Herbert C. Swim)が1961年に発表したグランディフローラ。母親はピンク花の「シャーロット・アームストロング」(Charlotte Armstrong)で、父親は名無しの権兵衛(unnamed  seedling)。品種名はカリフォルニアのアームストロング・ナーセリー(現在のアームストロング・ガーデンセンター)の創設者ジョン・サミュエル・アームストロング  John  Samuel  Armstrong(1865~1965) に因む。また、この薔薇の親になった「シャーロット・アームストロング」の品種名は彼の奥さんの名から来ていて、同名の推理小説家とは関係ない。

これは2015年5月に購入。







2022年6月13日月曜日

米国46番目の州の花

 

薔薇
オクラホマ
‘Oklahoma’

     バラ科バラ属の園芸品種。1963年にアメリカのハーバート・セシル・スイム(Herbert Cecil Swim)とO・L・ウィークス(O.L.Weeks)が作出したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler  Imperial)×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。同じ交配で生まれた「パパ・メイアン」や「ミスター・リンカーン」と共に黒赤薔薇三兄弟と呼ばれる事も。3品種の中では花の色が一番黒く、枝が一番細い。強いダマスク香がある。品種名は作出者の1人、スイムの出身地がオクラホマ州だった事から。オクラホマ州の公式の州花。



▲2014年7月に購入したオクラホマが今年も開花した。雨で外側の花弁が傷んでいるが、それなりに綺麗な色と形に咲いてくれている。







2022年6月11日土曜日

祖父なのに父

 

薔薇
パパ・メイアン
‘Papa Meilland’

   バラ科バラ属の園芸品種。強いダマスク香がある。1963年にフランスのアラン・メイアン(Alain Meilland)が作出したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler Imperial) ×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。品種名は、作出者の祖父アントワーヌ・メイアン(Antoine Meilland)にちなむ。1988年にシドニーで開催された第8回世界バラ会議で殿堂入りをしている。同じ交配の三兄弟の中では、花色も枝の太さも中庸。



  ▲2014年の7月に購入したパパ・メイアンが今年も開花した。のだが、雨のせいか花弁が傷んでしまった。この2~3年、綺麗な形の花を咲かせられていない。元々こういう物なのかも知れないが、新たに健康な苗を買って育てた方が早いような気もする。






2022年6月10日金曜日

園芸会社創業者の名

 

薔薇
ジョン・S・アームストロング
‘John S. Armstrong’

    バラ科バラ属の園芸品種。アメリカのハーバート C. スイム(Herbert C. Swim)が1961年に発表したグランディフローラ。母親はピンク花の「シャーロット・アームストロング」(Charlotte Armstrong)で、父親は名無しの権兵衛(unnamed  seedling)。品種名はカリフォルニアのアームストロング・ナーセリー(現在のアームストロング・ガーデンセンター)の創設者ジョン・サミュエル・アームストロング  John  Samuel  Armstrong(1865~1965) に因む。また、この薔薇の親になった「シャーロット・アームストロング」の品種名は彼の奥さんの名から来ていて、同名の推理小説家とは関係ない。



   ▲2015年5月に入手したジョン・S・アームストロングが今年も咲いた。購入した時のラベルには強香種と記されていたが、実際の香りはそれ程強くない。でも丈夫で花付きも良く、枝は縦に延びるので、庭植えに最適な品種のひとつだと思う。



















2022年6月9日木曜日

薔薇の育種家の名

 

薔薇
シャルル・マルラン
‘Charles  Mallerin’

  バラ科バラ属の園芸品種。1947年にフランスのフランシス・メイアン(Francis Meilland)が作出したハイブリッド・ティー。 資料によっては1951年という記述もあるが、それはアメリカに導入された年である。「グロリア・デ・ローマ」(Gloria di Roma)に「コンゴ」(Congo)を掛け合わせて生まれた株に「タッサン」(Tassin)を交配して作出した。シャルル・マルランという品種名は、フランシス・メイアンの恩師だった育種家の名前にちなむ。「パパメイアン」「オクラホマ」「ミスターリンカーン」の黒赤系名花三兄弟の父親としても有名。ダマスク系の芳香がある。


▲2014年8月に埼玉県杉戸町の「バラの家」(有限会社キムラ企画)さんから購入したシャルル・マルラン。今年も見事に開花してくれた。実物の花弁はこの写真よりもっと黒みがかっている。



2022年6月8日水曜日

第16代米大統領

 
薔薇
ミスター・リンカーン
‘Mister Lincoln’

     バラ科バラ属の園芸品種。アメリカのスイム&ウィークス(Swim&Weeks)が1964年に発表したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler Imperial)×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。同じ両親から生まれた「パパメイアン」や「オクラホマ」と比べて枝が太くてしっかりしている。また、花の色は明るい。この花にも強いダマスク香がある。
   品種名は当然、アメリカ合衆国の第16代大統領、エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)にちなむものだろうが、交配親がクライスラー・インペリアルなので、もしかしたら自動車のリンカーンにも引っ掻けているのかも知れない。


 
 ▲2014年7月に長野県坂城町の「ザ・ローズガーデン」(有限会社長野ローズ)さんから購入したミスター・リンカーン。今年もちゃんと開花してくれた。3兄弟の中で、1番茎が太くてしっかりしている本種だが、それでも雨で濡れて重くなった花は少し項垂れてしまう。この時代の古い薔薇は、基本的には雨の当たらない温室で育てた方が良いのかも知れない。








2022年6月7日火曜日

香りの雲

 

薔薇
ドゥフトボルケ
‘Duftwolke’

    バラ科バラ属の園芸品種。1963年にドイツのマティアス・タンタウ・ジュニア(Mathias Tantau Jr.)が発表したハイブリッド・ティー。交配親は「プリマバレリーナ」(Prima Ballerina)  ×「モンテズマ」(Montezuma)。
   Duftwolkeとは香りの雲という意味で、英語だとFragrant Cloudとなる。花には強いフルーツ香がある。1981年の第5回世界ばら会議で殿堂入りを果たしている。

   


2018年4月に米沢のダイユーエイトで買ってきた株。昨日今日と2日続けて降り続く雨で、やっと咲いたばかりなのに花弁が傷んでしまっている。雨やんでくれないかなあ。





▼デンドロビウムも色々咲いている。














▼斑入りのアオキの新葉も美しい。
 











2022年6月3日金曜日

車名が付いた薔薇

 

薔薇
「クライスラー・インペリアル」
‘Chrysler Imperial’

    バラ科バラ属の園芸品種。「シャーロット・アームストロング」(Charlotte  Armstrong)  と「ミランディ」(Mirandy) の交配で生まれたハイブリッド・ティー 。1952年発表。作出者はアメリカのウォルター・ラマーツ(Dr.Walter E. Lammerts)。 花には強いダマスク香がある。品種名はアメリカのクライスラー社が製造した自動車の名前から。この品種を母親として、「パパ・メイアン」「オクラホマ」「ミスター・リンカーン」といった優れた赤薔薇が生まれている。

   


    ▲2015年4月に入手したクライスラーインペリアルが今年も開花した。これぞまさに薔薇の花といった感じの花が咲いた。我が家の薔薇はハダニやうどん粉病に悩まされてきたが、最近はそれらの被害が収まってきた反面、今度はオトシブミやマイマイガの被害が増えてきた。特に去年、今年とマイマイガの幼虫が大発生して困っている。








   ▲鉢植えのハマナスの花も咲き始めた。我が家のハマナスは、鉢植え地植え共に自分で種子から育てた株なので愛着がある。








2022年6月2日木曜日

深紅の栄光

 


薔薇
「クリムゾン・グローリー」
‘Crimson Glory’

    バラ科バラ属の園芸品種。1935年にドイツのウィルヘルム・コルデス2世(Wilhelm J. H. Kordes  II )が発表したハイブリッド・ティー。交配親は「カトリーヌ・コルデス」(Cathrine Kordes)  ×「W.E.チャップリン」(W.E.Chaplin)。



    ▲2014年8月に入手したクリムゾン・グローリー。香りで開花に気付いた。我が家の薔薇の中では今年一番乗りの開花。我が家では薔薇は毎年6月の2日か3日に咲き始める事が多い。クリスマスローズなどもそうだが、年によって気候は微妙に違うはずなのに、毎年ほとんど同じ日に咲くのが不思議で面白い。






2021年11月22日月曜日

今年最後の薔薇?

 


薔薇
「ドゥフトボルケ」
“Duftwolke”



    バラ科バラ属の園芸品種。1963年にドイツのマティアス・タンタウ・ジュニア(Mathias Tantau Jr.)が発表したハイブリッド・ティー。交配親は「プリマバレリーナ」(Prima Ballerina)  ×「モンテズマ」(Montezuma)。
   Duftwolkeとは香りの雲という意味で、英語だとFragrant Cloudとなる。その名の通り強いフルーツ香がある。通常強香種は花もちが悪いものだが、この薔薇は比較的花もちが良い。1981年の第5回世界ばら会議で殿堂入りを果たしている。

   2018年4月に米沢のダイユーエイトで買ってきた株。この品種は咲く時期によって花の色が違って見える。今年も沢山花が咲いて楽しませてもらった。既に葉が落ち始め、蕾も咲かないまま傷んでしまうものが出始めた。多分この1輪が、今年最後のドゥフトボルケの花になると思う。







2021年6月16日水曜日

三兄弟の三人目

 


薔薇
「ミスター・リンカーン」


 
“Mister Lincoln”

     バラ科バラ属の園芸品種。アメリカのスイム&ウィークス(Swim&Weeks)が1964年に発表したハイブリッド・ティー。交配親は「クライスラー・インペリアル」(Chrysler Imperial)×「シャルル・マルラン」(Charles Mallerin)。同じ両親から生まれた「パパメイアン」や「オクラホマ」と比べて枝が太くてしっかりしている。また、花の色は明るい。この花にも強いダマスク香がある。
   品種名は当然、アメリカ合衆国の第16代大統領、エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)にちなむものだろうが、交配親がクライスラー・インペリアルなので、もしかしたら自動車のリンカーンにも引っ掻けているのかも知れない。

 2014年の7月に購入。