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2024年5月12日日曜日

色々発見

 

サンショウ
Zanthoxylum piperitum

ミカン科サンショウ属の落葉灌木。雌雄異株。


▲家の裏に生えていたサンショウの雄株。周辺の山林で時々サンショウの小さい株を見かけるが、次の年に同じ場所に行ってみると消えている事が多い。気候が合わないのか、ミヤマカラスアゲハの幼虫に食べられてしまうからか、木の寿命は短いようだ。








▲ヒメアオキ (Aucuba japonica var. borealis) 。家の近くの山林内に生えていた。今までは家から10km以上離れた、もっと山奥まで行かないと見つからなかったのに、まさかこんな近くに自生しているとは思わなかった。まさに灯台もと暗し。これも雌雄異株。






▲先月、大峠に行った時に見付けた謎の常緑灌木。花も実も付いてなくて、その場で何の仲間か分からなかったので枝を1本持ち帰って来たのだが、昨日やっと正体が分かった。これはミカン科のミヤマシキミの日本海側多雪地帯に適応した変種、「ツルシキミ」(Skimmia japonica var. intermedia f. repens)だと思われる。ずっと探していた植物だったので、この発見は嬉しい。これも雌雄異株。







2023年3月16日木曜日

青木色々

 

アオキ
Aucuba japonica

ガリア科アオキ属の常緑灌木。



▲「星月夜」

    昨年2月に新潟市のぐりーんべりぃさんから取り寄せた株。実が赤く色付いてきた。アオキの実は秋に熟すのだと思い込んでいたが、どうやら春に熟すようだ。それから種子を播いても秋になるまで発芽しない。






▲「越路錦」

昨年1月に岐阜県中津川市のガーデンチコリさんから取り寄せた株。





▲「夏の雲」

   昨年1月に福島県只見町の富士園芸さんから取り寄せた株。新葉が真っ白になる品種。







▲「白実蛍斑」

   昨年1月にガーデンチコリさんから取り寄せた株。






▲「駿河弁天」

   昨年1月に富士園芸さんから取り寄せた株。これは雄株。既に花芽が見えている。






▲「残月」

   昨年2月にぐりーんべりぃさんから取り寄せた株。まだ実が生っていない。







▲「満月」

昨年2月に三重県桑名市の花ひろばオンラインさんから取り寄せた株。まだ小さな苗。








▲「湘南満月」

これも昨年2月に花ひろばオンラインさんから取り寄せた苗。








▲「スターダスト」

昨年2月にぐりーんべりぃさんから取り寄せた株。








▲「名月」

昨年2月に花ひろばオンラインさんから取り寄せた株。江戸時代からある古い品種。


   これらの他に米沢に自生しているヒメアオキを実生や挿し木で殖やしていたりもするが、実が生るまでにはだいぶかかると思う。








2022年6月7日火曜日

香りの雲

 

薔薇
ドゥフトボルケ
‘Duftwolke’

    バラ科バラ属の園芸品種。1963年にドイツのマティアス・タンタウ・ジュニア(Mathias Tantau Jr.)が発表したハイブリッド・ティー。交配親は「プリマバレリーナ」(Prima Ballerina)  ×「モンテズマ」(Montezuma)。
   Duftwolkeとは香りの雲という意味で、英語だとFragrant Cloudとなる。花には強いフルーツ香がある。1981年の第5回世界ばら会議で殿堂入りを果たしている。

   


2018年4月に米沢のダイユーエイトで買ってきた株。昨日今日と2日続けて降り続く雨で、やっと咲いたばかりなのに花弁が傷んでしまっている。雨やんでくれないかなあ。





▼デンドロビウムも色々咲いている。














▼斑入りのアオキの新葉も美しい。
 











2022年5月11日水曜日

姫青木の花と実

 


   先月行ったヒメアオキの自生地にもう一度行ってみた。



   ▲4月に訪れた時は、まだヒメアオキの花は咲いてなかったが、もうそろそろ咲く頃かと思い、天気も良かったのでバイクに乗って自生地まで来た。いつもの愛車は車検でバイク屋さんに預けてあるので、今日は代車のスズキの250cc単気筒に乗って来ている。






▲ヒメアオキ 
Aucuba japonica var. borealis 
ガリア科アオキ属の常緑灌木。雌雄異株。







▲ヒメアオキの雄花。思っていたより花が大きい。







▲これもヒメアオキの雄花。







▲ヒメアオキの雌花。雄花に比べて花が小さい。






▲別の株の雌花。黄緑色をした新芽が美しい。ヒメアオキの葉の形や大きさは個体によって様々で、幅広く大きな葉や細長く小さな葉がある。




 

▲この前来た時には見付けられなかったヒメアオキのまともな実。この時期にまだ残っているとは思わなかった。






周辺で咲いていた花々。


▲オオバクロモジ
Lindera umbellata var. membranacea
クスノキ科クロモジ属の落葉灌木。







▲ハウチワカエデ
Acer japonicum
ムクロジ科カエデ属の落葉喬木。







キバナイカリソウ
Epimedium koreanum
メギ科イカリソウ属の宿根草。







▲タチツボスミレ
Viola grypoceras
スミレ科スミレ属の常緑多年草。



   せいぜい1時間程の外出だったけど、良い息抜きにはなったと思う。










2022年4月30日土曜日

夏の雲


 

アオキ
「夏の雲」
Aucuba japonica
  ‘Natsu no Kumo’


   ▲今年1月に福島県只見町の「富士園芸」さんから取り寄せたアオキの選抜品種「夏の雲」に花が咲き、新芽が延び始めた。「夏の雲」は岐阜県八百津町の丸山ダム付近の山林で発見された品種で、新葉が真っ白になる。岐阜県には基本種のアオキと変種のヒメアオキの両方が自生しているが、この品種がどちらに当たるのかは不明。







アオキ
「蛍斑白実」
Aucuba japonica  f. leucocarpa  
‘Variegata’


▲今年1月に岐阜県中津川市の「ガーデン・チコリ 彩の里」さんから取り寄せたシロミノアオキの斑入り品種「ホタル斑白実」(正確な品種名は不明)にも花が咲いた。白みがかった緑色の花で、紫の色素が欠如している。同じような緑の花で赤い実が生る株も知られていて、そちらはアオバナアオキ(A.j.f.viridiflora)と呼ばれている。また、アオキは雌雄異株で雄株には実が生らないので、雄花が緑色であっても外見からはシロミノアオキなのかアオバナアオキなのか分からない。








 ▲今日で4月も終わりだというのに、今朝起きたら雪が積もっていた。もうノーマルタイヤに履き替えているんだから勘弁して欲しい。












2022年4月21日木曜日

青木の雌花

 


アオキ
「星月夜」
Aucuba japonica var. japonica
Hoshitsukiyo

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。


▲今年の2月に新潟市の「ぐりーんべりぃ」さんから届いたアオキの園芸品種。雌株なので雌花が咲いた。花弁は4枚、雌蕊ひとつ、雄蕊は無い。







ヒメアオキ
「越路錦」
Aucuba japonica var. borealis
Koshijinishiki

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。


▲今年の2月に岐阜県中津川市の「ガーデンチコリ彩乃里」さんから届いたヒメアオキの選抜品種。これも雌株なので雌花が咲いた。

    アオキとヒメアオキを花で見分ける方法はあるのだろうか。どちらも人工授粉で実が生ってくれたら嬉しいが、果たして上手く行くかどうか。








2022年4月20日水曜日

姫青木

 


ヒメアオキ
Aucuba japonica var. borealis

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。アオキの変種で日本海側の多雪地帯に適応した型。雌雄異株。



  ▲記憶を辿って、家から10km程離れた場所にあるヒメアオキの自生地まで行ってきた。目的は観察と採集。






   ▲既に赤い実は見られなかったが、落ち葉の下に埋もれて青い実が残っていた。







▲アオキの 虫癭果(ちゅうえいか) 。「アオキミフクレフシ」と云う。「アオキミタマバエ」(Asphondylia aucubae)が寄生して出来る。
   葉の表面の黒い斑点は、「アオキ星形すす病菌」(Asterina aucubae)が原因。
   蠅やら菌やら色んなものに寄生されてアオキも大変。









ハイイヌガヤ
Cephalotaxus harringtonia var. nana

イヌガヤ科イヌガヤ属の常緑灌木。イヌガヤの変種。雌雄異株。



   ▲近くにはハイイヌガヤも沢山生えていた。これも日本海側多雪地帯に適応した植物。まるで小型のジュラシックツリーのような趣。






▲ハイイヌガヤの雄花の蕾。





▲周辺で拾ったハイイヌガヤの実。同じ裸子植物のイチョウやソテツの実を小さくしたような形状をしている。もう干からびていて発芽しないかも知れないが、ヒメアオキの枝と一緒に持ち帰ってみた。






2022年4月19日火曜日

駿河弁天

 

アオキ
「駿河弁天」
Aucuba japonica var. japonica ‘Suruga-Benten’

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。



   ▲今年の1月に福島県只見町の「富士園芸」さんから取り寄せたアオキの園芸品種。亀甲型の葉に美しい黄色の掃込斑が入る品種。来歴は不詳だが、江戸時代の文献に似たような品種があるという。雄株なので結実はしないものの、雌株に実を付ける為の花粉親になる。







   ▲駿河弁天の花。雄株なので雄花が咲く。花弁も雄蕊も4つで雌蕊はない。雌株の花はまだ咲いてないので授粉作業はしてないが、多分もうすぐ咲いてくれると思う。







2022年2月7日月曜日

青木 その4

 

アオキ
Aucuba japonica

    ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。雌雄異株。


▲新潟市の苗通販店「ぐりーんべりぃ」さんから取り寄せた斑入りのアオキの苗3株。左が「残月」、真ん中が「スターダスト」、右が「星月夜」。このお店は複数本買うとかなり割引してくれるのでありがたい。これでアオキの園芸品種は10種類集まった。








2022年2月3日木曜日

青木 その3

 

アオキ
Aucuba japonica

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。雌雄異株。


▲三重県桑名市の「花ひろばオンライン」さんから斑入りのアオキの苗を3株取り寄せた。左が「名月」で実にも斑が入る品種。右が「満月」で、シーボルトの「フローラ・ヤポニカ」にも載っている古い品種。中央が「湘南満月」で、カイガラムシのおまけが付いていた。3種とも雌木らしい。







2022年2月1日火曜日

青木 その2

 


アオキ
Aucuba japonica

ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。雌雄異株。



 ▲ 岐阜県中津川市の「ガーデン・チコリ  彩乃里」さんから取り寄せた斑入りのアオキ2種。左が「越路錦」で、右が「ホタル斑白実」。






▲「越路錦」は日本海側多雪地帯型の変種ヒメアオキ(A. j. var. borealis)の選抜種で、その斑は後暗みなので、この時期はほとんど消えてしまっているが、辛うじて先端の方の葉に斑が残っている。似たような品種で「越後錦」というのがあるが、もしかしたら同じ物かも知れない。







   ▲「ホタル斑白実」は、実がひとつ付いている株が送られてきた。アオキの葉に入る斑はおそらくウイルスによるものなので、この実の中の種子を播いても斑入りの株は生まれないと思うが、試しに蒔いてみるのも悪くないだろう。