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2025年8月7日木曜日

芋活さんの山繭本

 


芋活.com  selection Vol.2
ヤママユガ
カイコガ  オビガ  イボタガ

執筆・写真・デザイン   前畑真実・川邊透

2025年6月   初版第1刷発行
発行者   芋活.com



▲今日、よねざわ昆虫館で買ったヤママユガの本。現在、よねざわ昆虫館では「イモムシ・ケムシ展」を開催している。








2025年5月2日金曜日

わたくわ本

 


魅惑のクワガタ
わたくわ著

2025年4月6日 初版第1刷発行
発行者  わたくわ



▲湯婆婆、ぢゃなくてYouTuberとして活動している「わたくわ」氏の自費出版クワガタ本。わたくわ氏がYouTubeで配信している「わたくわチャンネル」は、クワガタ好きの人なら一度くらいは観たことがあるはず。今やクワガタマニア界のカリスマとも言えなくもない彼が、チャンネル登録者数10万人突破を記念して自腹で挑んだのがこの「魅惑のクワガタ」とタイトルが付けられた本だ。全カラー138ページのほとんどが彼自身が自宅で育てているクワガタムシの生体で埋め尽くされている。しかもよく知られた大型の種類よりも、小型で知名度の低い種類に焦点が当てられているのがいかにもわたくわ氏らしい。






▲と、ここまで書いてきて、自分がわたくわ氏の配信を全然観ていなかった事に気が付いた。ごめんなさい。はい観ましたよちゃんと遅ればせながら。面白かったし、為にもなりました。今後の配信も楽しみにしています。

ではでは。





2025年2月24日月曜日

SF3D

 

Ma.K.in SF3D
ARCHIVE

2016.1-2017.5    vol.5

MAX渡辺 / 横山宏

2025年2月14日  初版発行
株式会社ホビージャパン



▲月刊ホビージャパン誌で連載されている「Ma.K.in SF3D」のまとめ本の第5弾。vol.4が発売されたのが2022年9月だったのでちょっと待たされた感じ。今回は2016年1月号から2017年5月号までの内容。まとめ本とは言っても連載時の誌面をそのまま載せたのではなく再編集されて読みやすくなっている。表紙は傭兵軍の装甲戦闘服「S.A.F.S.」と「グラジエーター」。このキットも持ってるんだけど、全然手を付けていない。そろそろプラモデル作りを再開しないとね。









2024年12月11日水曜日

驚異から神秘へ

 


神秘の標本箱
― 昆虫 ―

丸山宗利
吉田攻一郎
法師人響

2024年12月11日 初版発行
株式会社KADOKAWA



▲昆虫学者の丸山宗利(まるやま むねとし)氏、工業デザイナーの吉田攻一郎(よしだ こういちろう)氏、昆虫写真家の法師人響(ほうしと ひびき)氏等、4年前に発行された「驚異の標本箱」と同じメンバーによる昆虫写真集。深度合成技術で撮影された小さな虫達のどアップ写真はまさに神秘的。海外の珍しい昆虫だけでなく、アザミウマやハナノミ、ネジレバネ等、割と身近で地味な昆虫にもスポットライトを当てて、その凄さや面白さを教えてくれている。
















2024年12月2日月曜日

虫本

 


虫本
ー みて、かんじて、そしてかんがえよう ー

養老孟司  と 小檜山賢二

2024年7月13日 第1刷発行
Crevis



▲解剖学者で医学博士の養老孟司氏が文を、工学博士の小檜山賢二氏が写真を担当した昆虫写真集。変形A5判全191ページに86種掲載。これまでの写真集にも掲載されている種類がほとんどだが、中には初めて見る写真もある。養老氏の端的で分かりやすい語り口がさすがだと思った。













2024年12月1日日曜日

歩行虫

 
ホコウムシ
歩行虫
Walking Beetles  :  MicroPresence 5

小檜山賢二

2024年7月9日第1刷発行
株式会社 出版芸術社



▲電子工学の専門家でもある小檜山賢二氏のマイクロプレゼンスシリーズ第5弾。深度合成技術を用いた昆虫の写真集。今回はオサムシ上科の鞘翅類が対象で、全128ページに92種のカラー写真が掲載されている。細部まで描写された虫達の写真を見ていると、その多様性に驚かされるのと同時に、ダーウィンの進化論の「適者生存」という概念にどうしても疑問が生じてくるのは自分だけではないと思う。














2022年5月18日水曜日

毛翅目の本

 

最近買った本。


TOBIKERA
小檜山賢二



2019年7月19日 第1刷発行
株式会社クレヴィス


   トビケラの巣の写真集。小檜山賢二氏の写真集の出版は常にチェックしてきたつもりだったが、この本についてはだいぶ前に発売されていたのに完全に見逃していた。
   トビケラの幼虫は、水中の枯れ葉や砂粒を口から吐いた糸で接着して巣を作る。種によって巣の素材も形状も違い、固着型の巣は住居のような役割をし、携帯型の巣は衣服のような役割を果たす。いずれも小さな虫が作ったとは信じがたい、個性的で目を見張るような出来映えだ。
   この本の写真には余計なキャプションは無い。巻末の方に種名や説明がまとめて載っているが、まずは純粋にトビケラの巣の造形の精緻さや多様性をじゅうぶん堪能して欲しいという著者の配慮が感じられる。この本は昆虫好きな人だけでなく、建築や服飾デザイン等に興味のある人にも楽しめる内容だと思う。






2021年10月5日火曜日

世界の蟷螂

 


世界のカマキリ観察図鑑
海野和男



2015年6月26日 第1刷発行
2020年12月21日 第3刷発行
株式会社 草思社


   昆虫写真家、海野和男氏によるカマキリの写真集。2400種程が記載されている全世界のカマキリのうち、70種の写真が収められていて、その全てが標本ではなく生体なので、カマキリ本来の色彩や動作を見て知る事が出来る。世のカマキリ好きにはまさに垂涎の一冊だろう。





2020年11月22日日曜日

運者生存

 
驚異の標本箱
― 昆虫 ―

丸山宗利
吉田攻一郎
法師人響




2020年10月16日 初版発行
株式会社KADOKAWA


     昆虫分類学者と工業デザイナー、昆虫写真家の3人による昆虫の標本の写真集。深度合成という比較的新しい技法により撮影された、非常に鮮明な写真が掲載されている。




   この本に登場する昆虫達の人智を超えた奇妙な姿を見ていると、ダーウィンの唱えた「適者生存」という概念に疑問が湧いてくる。「適者」というのは英語の「fittest」を訳した言葉で、直訳すれば「最も適した者」という意味になる。だが昆虫の多様性は、別に一番じゃなくても、二番や三番でも生きて行けるのではないかと訴えかけてくる。実際我が家の庭には4種のハンミョウが棲息している。自分は似たような生態を持つ生き物達が狭い場所にいくつも共存している現実に、自然の偉大な「おおらかさ」を感じてしまうのだ。




    生物の進化については、「適者生存」ではなく、「運者生存」( survival of the luckiest )だと考える学者も多いらしい。






2020年9月24日木曜日

蛾の写真集

 

世界の美しい 

The Beautiful  Moth

岸田泰則  編著


2019年9月25日  初版第1刷発行
株式会社グラフィック社


   世界の蛾約100種を明瞭な大判の写真で紹介している、図鑑というよりは写真集と呼んだ方が良い本。表紙を飾っているのは「タナバタユカタヤガ」という種類。著者は先日取り上げた「日本の蛾」と同じ日本蛾類学会会長の岸田泰則氏。氏は東京都内の小学校で理科教員をしていた経験もあり、その時の教え子の中には今の皇后陛下雅子様もいらっしゃったらしい。





   写真の多くは標本で、一部生態写真も掲載されている。被写体の蛾は標本でもじゅうぶん美しいし、中にはヨナグニサンの雌雄型(ギナンドロモルフ)のような貴重な標本も掲載されていて、それが見れただけでも有り難いのだが、個人的にはやはり生きている蛾の方がより美しく可愛いと思うのが正直なところ。もし続編を出す予定があるなら生態写真を中心にして貰えれば絶対買うと思う。






裏表紙は「トラシャク」。




2019年7月21日日曜日

とんでもない甲虫


「とんでもない甲虫」


   今月、幻冬舍から発行されたばかりの丸山宗利氏の昆虫写真集。2011年の「ツノゼミ」、2015年の「きらめく甲虫」に続く第3弾である。今回は25歳の謎の人物、福井敬貴氏との共著となっている。

   とにかく変な虫が沢山のっている。今話題のマンマルコガネや好蟻性ハネカクシをはじめ、本書で世界初公開の珍虫中の珍虫までもが深度合成法という最新技術で鮮明に写されている。個人的に嬉しかったのは今まであまり取り上げられる事のなかった外国のミズスマシ類がのっていた事。マイナー昆虫ファンにもさりげなく配慮した(のかな?)気のきいた一冊になっている。

2019年4月28日日曜日

会津の鍛冶屋


会津手語り
[鍛冶屋編]
職人に語られし幻の鍜冶



会津手語り
[樹木に関わる職人編]
郷土の刃物を受け継ぐ人

   どちらも著者は福島県出身の写真家「赤沼博志」氏。発行は会津若松市にある「歴史春秋出版株式会社」。[鍛冶屋編]の方は2018年12月25日に、[樹木に関わる職人編]は2019年2月21に発行されている。


   [鍛冶屋編]によると、現在会津に残っている鍛冶屋は、鋸鍜冶1軒、野鍜冶2軒だけだという。刃物鍜冶は昭和50年代には消滅してしまったらしい。

   [鍛冶屋編]では、今現在残されている会津で作られた刃物のコレクションや、古文書、印刷物等の資料を許にして、かつて会津に何百といた鍜冶職人達の歴史の全体像に迫ろうとしている。

   [樹木に関わる職人編]では、会津の伝統工芸の職人達が今でも使っている会津製の古い道具を取り上げている。

  「百聞は一見に如かず」というが、2冊とも数多くの会津の古い刃物が大判の写真で掲載されており、それらを見ているだけでも様々な情報を読み取る事が出来る。その上解説も微に入り細に入りで、よくぞここまで調べてくれたと感心してしまう。

  「会津手語り」は、単純に写真集として眺めるだけでも楽しく、また一級の資料としても価値ある2冊だと思う。


2019年3月30日土曜日

もりわじんさんの本


ワガジン
第1号
春フタタビ
2012年4月発行 



ワガジン
第2号
神仏猫百覧会
 2013年2月発行




ワガジン
第3号
おみくじ猫百覧会
2014年4月発行



   先日我が家にやって来た招き猫がえらく気に入ってしまい、もっともりわじんさんの作品の事を知りたくなって、彼のアートマガジンを3冊取り寄せた。

   自分がもりわじんさんの作品を初めて直に見たのは、2010年に山形県村山市の最上徳内記念館で開かれた個展の時だと思うのだが、記憶が定かでないので、もしかしたら間違っているかも知れない。オートバイで行ったが場所が分からず、道の駅まで行って地図で場所を確認してやっと辿り着いたのを覚えている。その後も何度か同館で個展があったのは知っていたが、仕事が忙しくて見にいく暇がなかった。

   たとえ写真でも、こうやって自宅でゆっくり彼の作品を見る事が出来るのは幸せだと思う。