2021年10月29日金曜日

薄手火蛾の羽化

 


ウスタビガ
Rhodinia fugax  fugax

   鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属。幼虫は広食性。卵で越冬する。


    9月上旬に自宅の近くで見つけた中身入りのウスタビガの繭。その後しばらくしてもう一度見に行ってみると繭が地面に落下していた。そのまま放っておくと無事に羽化するのは難しいだろうと思い、繭を家に持ち帰って部屋の中に吊り下げておいた。




   ▲昨日の夕方、羽化が始まった。今までなかなか羽化しなかったので、寄生虫にやられてるんじゃないかと心配していたが、取り越し苦労だったようだ。






    ▲繭が小さいので、てっきり雄だと思っていたが、出てきたのは雌だった。






▲翅が少しずつ伸びていく。








     ▲夜の9時頃には翅がほとんど伸びきっていた。ウスタビガはヤママユガ科のトリを飾り、晩秋に羽化するだけあって、身体の毛が長くてフサフサでモコモコ。とにかく無事に羽化してくれて良かった。












2 件のコメント:

さんのコメント...

すご!すご!
美しい繭をつくって、美しく脱皮して、美しい人生ですね。

かねぽん さんのコメント...

春さん、自分もこんな風に生きられたら良かったんですが、なかなか上手くいきませんね。