2025年9月3日水曜日

海老柄天蛾

 


エビガラスズメ
Agrius convolvuli

   鱗翅目スズメガ科Agrius属。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べるが、ヒルガオ科の草本で見つかる事が多い。年2~3化で蛹態越冬。成虫の口吻の長さは日本最長。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したエビガラスズメの雌。






▲同じエビガラスズメ。翅を少し開いた状態。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。







  ▲キンイロエグリバ
Calyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。トモエガ科エグリバ亜科。






▲マツカレハ
Dendrolimus spectabilis)の雄。幼虫は毒針毛を持ち、マツ類の葉を食べる。年1〜2化で、若齢幼虫で越冬する。カレハガ科。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科






▲コシマゲンゴロウHydaticus grammicus)の雄。鞘翅目ゲンゴロウ科シマゲンゴロウ属。






▲ナガコガネグモArgiope bruennichi )の雌。蜘蛛目コガネグモ科コガネグモ属。





2025年9月2日火曜日

また天蚕

 


ヤママユ
Antheraea yamamai

   鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年1化で、卵で越冬する。



▲昨日正午頃、自宅の庭で見付けたヤママユの雌。アキノノゲシの茎にとまっていた。前夜に見たヤママユとは別の個体。おそらく自分が気付かなかっただけで、何処か近くに潜んでいたのが帰りそびれたのだろう。







▲昨晩、自宅の外灯に飛来したキバネモンヒトリSpilarctia lutea japonica)の雌。幼虫は広食性。年2化で、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲キハラゴマダラヒトリSpilosoma lubricipedum)の雌。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





▲ツマトビシロエダシャク(Spilopera debilis)。幼虫はスイカズラ科のタニウツギ属木本の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。シャクガ科。






フタヤマエダシャク (Rikiosatoa grisea)の雌。 幼虫はアカマツの葉を食べる。年2化で、幼虫越冬。シャクガ科。






▲ヨトウガMamestra brassicae)。幼虫は広食性。年2〜3化で、蛹で越冬する。ヤガ科ヨトウガ亜科。





2025年9月1日月曜日

天蚕も来た

 


ヤママユ
Antheraea yamamai

   鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年1化で、卵で越冬する。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したヤママユの雌。この家でヤママユに会うのは初めて。






▲マエホシヨトウ(Pyrrhidivalva sordida)。幼虫はミゾソバの葉やセリの根を食べる。年1化。蛹で越冬する。ヤガ科ヒメヨトウ亜科。





▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。




▲ナカキシャチホコPeridea gigantea)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。シャチホコガ科。





▲リンゴカレハOdonestis pruni japonensis)の雄。幼虫は毒針毛を持ち、クヌギ、リンゴ、ナシ等の葉を食べる。年2化で、中齢幼虫で越冬する。カレハガ科。






▲コカブト(Eophileurus chinensis chinensis)の雄。幼虫は広葉樹の朽木を食べ、孵化から2ヶ月程で成虫になる。成虫は肉食性が強く、最大で2年位生きる。年に2~3回発生し、成虫で越冬する。鞘翅目コガネムシ科コカブト属。




▲カブトムシTrypoxylus dichotomus septentrionalis)の雌。多分前日と同じ個体。コガネムシ科カブトムシ属。






▲オオカマキリTenodera aridifolia)の雄。蟷螂目カマキリ科。






▲ヒメクサキリRuspolia dubia)の雌。直翅目キリギリス科クサキリ属。




2025年8月31日日曜日

房藤空木



ブッドレア 
Buddleja davidii   cv.

ゴマノハグサ科フジウツギ属の落葉灌木。中国西部原産のフサフジウツギの園芸品種。



▲最近、「園芸ネット」さんから取り寄せたブッドレア2種。左が「パグスター・ホワイト」で、右が「パグスター・ピンカー」。「PUGSTER®」シリーズはアメリカ・ミシガン州の「Spring Meadow Nursery」がコネチカット大学と共同で開発した品種。







▲「パグスター・ピンカー」。甘い香りがする。




▲「パグスター・ホワイト」。こちらはピンカーに比べると香りが弱い。

   ブッドレアはよねざわ昆虫館の前に植えられていて、花期が長いのと、色んな昆虫が花にやって来ているのを見て、自分も育ててみようと思って取り寄せてみた。でもなぜか今のところ全然虫が来ない。




▲マツバボタンの花。春に播いた種子が今頃になってやっと咲き始めた。





▲これもマツバボタン。こぼれ種で増えてくれたらいいのだが。





▲フジバカマが1株だけ咲いてた。





▲ニラの花も。




黄揚羽も来た

 


キアゲハ
 Papilio machaon  hippocrates

  鱗翅目アゲハチョウ科アゲハチョウ属。幼虫は主にセリ科の草本を食べる。年2~4化で蛹態越冬。



▲昨日の夕方、自宅の庭にやって来たキアゲハの夏型雌。オトギリソウの実にとまっている。この前のツマグロヒョウモンと同じで、花ではなく休息する場所を求めて来たようだ。





▲ホソバセダカモクメ(Cucullia pustulata  fraterna)の終齢幼虫。ホソバセダカモクメの幼虫はキク科草本を食べ、レタスの害虫でもある。写真ではレタスと同属のアキノノゲシの蕾を食べている。年2回発生し、越冬は蛹の状態でおこなう。幼虫の派手な色彩は毒蝶のマダラチョウ類に擬態している可能性がある。ヤガ科セダカモクメ亜科。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したシロスジキンウワバ(Diachrysia zosimi)。金箔を貼り付けたような翅を持つ小さな蛾。幼虫は  ホザキシモツケやナガボノシロワレモコウを食べる。年2化で幼虫越冬。ヤガ科キンウワバ亜科。






▲マエキカギバ(Agnidra scabiosa scabiosa)。翅に猫の足跡のような紋を持つ蛾。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年2化で蛹越冬。カギバガ科。





▲アカウラカギバHypsomadius insignis)。幼虫はユズリハ属木本の葉を食べる。年3化。幼虫越冬。カギバガ科。






▲マルハグルマエダシャク(Synegia ichinosawana)。幼虫はモチノキ属木本の葉を食べる。年2化。シャクガ科。






▲ヘリグロマダラエダシャク(Abraxas satoi)。幼虫はハルニレの葉を食べる。年2化。シャクガ科。ヒメマダラエダシャクやクロマダラエダシャクの可能性もあり。






 ▲フタヤマエダシャク (Rikiosatoa grisea)の雌。 幼虫はアカマツの葉を食べる。年2化で、幼虫越冬。シャクガ科。





▲ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria cretacea)の雌。幼虫は広食性。年2〜4化。蛹態越冬。シャクガ科。





▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲ナカキシャチホコPeridea gigantea)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化。蛹で越冬する。シャチホコガ科。






▲ムラサキシャチホコUropyia  meticulodina)の雄。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化。蛹態越冬。シャチホコガ科。





クビワシャチホコShaka atrovittatus atrovittatus)。幼虫はカエデ属木本の葉を食べる。年2化で、蛹越冬。シャチホコガ科。






▲リンゴカレハOdonestis pruni japonensis)の雄。幼虫は毒針毛を持ち、クヌギ、リンゴ、ナシ等の葉を食べる。年2化で、中齢幼虫で越冬する。カレハガ科。






▲コクワガタDorcus rectus rectus)の雌。鞘翅目クワガタムシ科オオクワガタ属。







▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。コガネムシ科スジコガネ属。






▲カブトムシTrypoxylus dichotomus septentrionalis)の雌。もしかしたら今年最後のカブトムシかも。コガネムシ科カブトムシ属。






▲エンマコオロギTeleogryllus  emma)の雄。直翅目コオロギ科エンマコオロギ属。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科








▲ミミズク(Ledra auditura)。半翅目ミミズク科。