2023年10月31日火曜日

姫大鍬形

 


ヒメオオクワガタ
Dorcus  montivagus  montivagus

鞘翅目クワガタムシ科オオクワガタ属。



▲ヤフオクで入手したヒメオオクワガタの雄。福島県で採集された野生の個体で、体長約51mm。オオクワガタより肢が長くて活発に動き回る。ヒメオオクワガタは山形県にも棲息しているが、今年は発見出来なかった。






▲こちらは同時に落札した雌。体長約39mm。ヒメオオクワガタは飼育下で産卵させるのが難しいらしいので、敢えて挑戦してみようと思いペアで入手した。昆虫を買ったのは今回が初めて。さて、どうなる事やら。










2023年10月27日金曜日

白い鰐の伝説


 
とんぼの本

This is 江口寿史!!

江口寿史 
芸術新潮編集部編

2023年7月30日発行
株式会社新潮社




  ▲昨日、久しぶりに行った書店で見かけて中身もろくに確かめずに購入した本。てっきり新たなイラスト集かと思いきや、大友克洋氏との対談だとか、おのののかさんをモデルにしたライブスケッチだとか、今まで単行本未収録だった漫画「パパリンコ物語」だとかが掲載されていて、これまでの江口氏の仕事に対するスタンスとか哲学とかポリシーとか、そんな類いのものがほんのちょっとだけもしかしたら理解出来るかも知れないと思わせてくれる内容だった。







2023年10月26日木曜日

本土狸の学名変更

 

ホンドタヌキ
Nyctereutes viverrinus viverrinus

   食肉目イヌ科タヌキ属。以前は大陸産タヌキ(Nyctereutes procyonoides)の亜種とされていたが、最近は遺伝子解析等により別種の可能性が高まった。



 
▲交通事故で死亡したと思われる狸。今日の午後、オートバイで買い物に行った帰りの県道で見付けた。見たところ疥癬やハジラミの影響の無い健康そうな個体だが、カラスにつつかれたのか、右眼が失われていた。誰がどう調べたのか知らないが、年間数十万頭のホンドタヌキが交通事故で死亡しているらしい。この狸は撮影の後、道路の端の方に移動しておいた。





松縁亀虫

 
マツヘリカメムシ
Leptoglossus occidentalis

   半翅目ヘリカメムシ科アシビロヘリカメムシ属。北米西部原産の外来種。日本では2008年に東京の複数箇所で発見されてから全国に分布を拡げている。マツ類の新芽や種子の害虫。



▲昨晩、自分の部屋で見付けたマツヘリカメムシ。昨年までは見られなかった種類だが、今年の秋になってから我が家の周辺で複数個体目撃している。後肢脛節がオール状に平べったくなっているのが特徴だが、いったいこれにはどんな役割があるのだろうか。カメムシ好きの人によればカメムシは種によって匂いが違うという。自分はこのカメムシの匂いはまだ確認していない。特にカメムシが好きというわけではないので、知りたいとも思わないが。














2023年10月25日水曜日

椰子蟹

 


ヤシガニ
Birgus latro

十脚目オカヤドカリ科ヤシガニ属。



▲沖縄でヤシガニを見付けた。







▲というのは嘘で、これは株式会社バンダイさんから発売されたヤシガニのアクションフィギュア。「いきもの大図鑑プレミアム」の新製品。






▲本物の標本をCTスキャンにかけて原型を作っているので、形状については本物とそっくりに出来ている。いや、自分は本物見た事無いけど。






▲ヤシガニは食用にもなるが、たまに食中毒を起こす時もあるから注意が必要。






▲フィギュアの大きさはこれくらい。本物の最大級の個体に比べるとかなり小さめだが、あまり大きすぎても場所をとって邪魔になるだけなのでこのくらいでちょうど良いのかも。







▲どうやって調べたのか分からないが、ヤシガニの寿命は50年以上あるらしいので、自分の食べている個体が自分より年上という事もあり得るだろう。いや、自分はヤシガニ食べた事無いけど。






▲お腹側はこうなっている。何と無く美味しそう。エイリアンに出てくるフェイスハガーに似ていると少しでも思った人は、いっその事フェイスハガーのフィギュアを買った方が良いと思う。


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   バンダイ「いきもの大図鑑プレミアム」の次の製品はギラファノコギリクワガタで、来年の2月に発売される予定。入手出来たら海洋堂の「リボジオ」と比較してみたい。












2023年10月24日火曜日

地潜

 

ジムグリ
Elaphe  conspicillata    
(Euprepiophis conspicillatus)

ナミヘビ科ナメラ属(あるいはジムグリ属)。日本固有種。



▲大峠で見付けたジムグリ。全長は1mを優に超えており、ジムグリとしては大きい個体だった。我が家周辺で見かけるジムグリには全身に黒い斑点が散りばめられているが、この個体は模様が薄く単色に見える。






▲最初見た時には身体をほぼまっすぐ伸ばしてじっとしていたが、






▲撮影しているうちに緊張からかだんだんと身体を縮めてクネクネの状態に。この後方向転換して逃げていった。









2023年10月23日月曜日

黒薄手火蛾の雌

 

クロウスタビガ(♀)
Rhodinia jankowskii hattoriae

 鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属。幼虫はミカン科のキハダの葉を食べる。卵態越冬。年1化。



▲昨晩、近所の街灯下で見付けたクロウスタビガの雌。2年ぶりの再会。ヤママユガ科の蛾はどれも好きだが、特にこれと出会えると嬉しい。まだ幼虫や蛹には会った事がない。